2012年5月4日金曜日

フルートクライス小発表会

昨日は連日そぼ降る雨の中、上から下までゴアテックスで固め、フルートクライスの小発表会に行ってきました。


1,000人近く収容できるホールには空席が、、、。


もったいない。。。


アマチュアとはいえ、この晴れ舞台のために一所懸命練習してきた愛好家の努力の賜物を入場無料でたっぷりと観る事ができるのに。
それぞれの演奏者はどのような日常なのか、どのくらい、どういう練習をしているのだろうか、他に音楽経験はいかほどなのだろうか、あれこれ想像しながら楽しみました。


フルート好きにはたまらないハイコストパフォーマンスのイベントだと思います。(コストは交通費だけですから、しかも6時間。)


三つのびっくり
■けっこうみなさん難曲を堂々と演奏します。
■アマチュアですが8割がたゴールドフルート。
■みなさん、前向きに明るく楽しんでいる。


プロは自信に満ちあふれてステージに登場しますが、アマチュアの緊張はハンパじゃないことが多いでしょう。
緊張のあまり、思いどおりに演奏できなかった人もいたようですが、打ち上げではとても楽しそうにしています。


そうです、わたしゃ部外者なのですが、ずうずうしくも、打ち上げに参加してしまいました。


アマチュアフルーティストの、音楽を通して人生を楽しむというマインドセットを大いに見習いたい。
これが昨日の大きな収穫でした。


打ち上げで隣あわせた方は、なんと同業の経営者で、仕事も忙しかったと思うのですが、その音色は秀逸でびっくりは四つでした。


その後のびっくり
出演者の中には、本業ではないが本格的な演奏活動をしている人、CDを出している人、音大フルート科出身の人もいました。
いや〜、何度も言いますがこれで無料ですからねえ。デフレ恐るべし、違うか、、、。


トリはもう笛吹きへの嫌がらせかと思うくらい難しそうなベームのグランドポロネーズです。
彼女のブログによれば「曲が私を導いてくれる」という信頼感で演奏も素敵な気持ちだったそうです。
体力が持つかどうか心配になったそうですが、ステージが終わるまでもてばいいと後の事は考えなかったそうです。
ステージが終わったら倒れてもいいやくらいの気持ちだったのでしょうね。改めて感動するじゃありませんか。


優れた音楽家は、本番で自然と指が動いて、まるで音楽の神様が自分を導いてくれているような感覚になることがあると「音楽力が高まる17のなに?」で読みました。


とても私にゃ実現できそうもありませんが、そのような感覚は想像つきます。
これまでのしんどい努力から開放されて、音楽によって自由になれる瞬間なのでしょうね。









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