2014年1月31日金曜日

音楽家は楽しい

斜腹筋トレーニング継続中。

なかなかいい感じ。

笛はお腹で吹くもんだという感じが実感できる。

T.G. EJ4はテンポ80に上げてアーティキュレーションを変えてみた。

難しい。アーティキュレーションを変えると、今までできていたところが転ぶ。

しかもテンポ80。

ちょと無茶かも。明日からテンポを落とそう。

無理なテンポで指に力が入るくらいなら、どんなにゆっくりであろうとも覚悟を持ってゆっくり脱力したほうがいいのだ。

今日は歌の先生のオフィスの新年会。

音楽の業界で生きている人達って、これまでの私の交友関係にはいませんでした。

異業種交流とでも言うのでしょうか。

みんなとても明るくて楽しかった。

明るく生きる。

理屈抜きで、それができれば最高の人生だわな。

へっぽこな演奏でも明るく行こうではないか。

それでもいいと言ってくれる人が一人でもいればそれでいいのだ。

2014年1月30日木曜日

斜腹筋をだまされたと思って鍛えます

The Flute#133が届きました。

西村いづみさんによれば斜腹筋を鍛えることで、フルート吹きがかかえるあらゆる悩みが解消されるのでだまされたと思ってやってみるといいそうです。

どうも、今日は音出しから冴えません。

で、だまされたと思って、斜腹筋の運動を100回ほどやってから吹いたら、なんというか、フルートはお腹のこのあたりで吹くものだったんだね、という感覚がわかった気がしました。

そして、音色は途端にハリがあるものとなりました。

そんなことしなくても、始めからハリのある音が出ることもこのごろでは少なくないのですが、それでも調子の善し悪しがあって常に安定していい音が出るとは限りません。
斜腹筋のトレーニングで安定的にいい音が出るようになったらいいなあ。

フルートは腹式呼吸で吹くものだということは知識としては持っていましたが、なんとなくできているだろうくらいに思っていました。
複式呼吸とは何ぞやを再認識した感じです。

西村さんによれば、半年から一年かけてトレーニングして身に付くものだそうです。

今日僅か一回やっただけで効果が出たわけです。
まぐれではないという確信があります。

以前は毎日腹筋200回を日課にしていたこともありましたが、最近は全く運動していません。
100回運動することは普段の運動不足からかなりきつく、足の付け根の奥のあたりがプルプルしそうな状態になり、そのあたりを意識して吹くとハリのある音がして、あ、これだ!と思ったのです。
当分の間、日課練習に取り入れることにします。
仮に一回に一秒かかったとしても、たった100秒ですから、なんの問題もありません。

これを一年も続けたら、、、うふふ♪

斜腹筋の具体的な鍛え方はThe Fluteをお求めください。(立ち読みでもわかっちゃいますけど、、、)

ところがこの記事の次のページを捲ると、別な演奏家が、
「フルート演奏において腹式呼吸は特別意識する必要はない」
と言っています。

もう、これだもんね。見るんじゃなかった。

意識せずにきちんと吹けるようになった人はそれでいいのでしょう。
きちんと吹けない者にとっては、こういう具体的な工夫が必要なのだ。

2014年1月29日水曜日

GarageBandでゆっくりと

バッハの6番のソナタの速い楽章(二楽章と四楽章)のインテンポはとても無理。

ゆっくり正確に吹く事でそれなりに練習することはできるが、とても演奏と言えるものではない。

でも毎日少しずつテンポを上げて行けば、多少はかっこつかないだろうか。

レッスンでは先生がピアノでゆっくり伴奏してくれる。

そして二楽章は細かな表現方法についても教わった。

自宅練習でもゆっくりした伴奏があったらいいのに。

そもインテンポで吹くことができたら、古典の曲の伴奏はflutetunesで入手できるので何の問題もない。

フルートのブログでGarageBandを使って伴奏のテンポを落として練習する記事を発見。

えええ、そんなことできるの?

やってみようじゃないの。

古典のフルート曲はflutetunesでダウンロード。
Browse tunesで検索項目を選択する画面へ
By Composerで作曲家検索
この場合はバッハを選択
目的の曲を選択
PDFで楽譜を、MP3でカラオケをダウンロード
そして、いよいよピッチを変えずにテンポを落とす。

できました。

二楽章を72、四楽章を68にしてiTuneに入れてiPhoneにもリンク。
なんて便利な世の中なんだろう。

これで晴れてゆっくりしたテンポの伴奏で練習できる。

そしてインテンポで演奏可能な一楽章と三楽章はMIDIデータをダウンロードして電子ピアノのPriviaで演奏することもできました。
MacとPriviaをUSBケーブルで接続してPriviaをMIDIストレッジモードにすると、Macのデスクトップにピアノのアイコンが出るので61-70のユーザフォルダに任意のMIDIデータをドラッグアンドドロップするだけ。

超簡単!

なんという素晴らしい電子の世界。

MIDIと言うと、DTMの世界を連想するが、今のところ興味はない。
使える音符の配列に限界が来たことによる西洋音楽の深刻な行き詰まりをDTMで打破できるかもしれないと言うが、それより先にやることがあるわな、おいらの場合。

それにしてもバッハの6番のソナタの二楽章は繰り返し記号どおりに吹くと一曲で二倍ある。
伴奏は繰り返しなしでお願いしますと言いたいところだが、機械はそんなことおかまいなし。
で、オートリピートして二回も吹こうものなら、もうへとへと。
ああ、いい運動だ。

2014年1月28日火曜日

やるじゃないか、キヤノンのサービス

昨年の二月下旬に購入したキヤノンのインクジェットプリンタPIXUS MG6330が昨年末からたまに不調。

液晶ディスプレイが真っ白になったり治ったり。

こういう故障が困るんだよねえ。
修理に出すと症状の再現性がなくて異常なしで戻ってくる。やがて完全に壊れる。するとワランティー期間が過ぎている、、、てなことになりそうな予感がする。

いやな想像をしていてもしょうがない。

購入した近所の量販店へ持って行くと二週間ほどかかるとのことでしたが、なんと四日後には修理完了の連絡が。

症状が再現され、オペレーションパネル交換と、ヘッドに不具合があったので特殊洗浄したとある。

付属するソフトウェアの造りが安直でUIが直感的でないことが唯一の不満かな。
これで16,800円なのだから文句は言うまい。
そして故障の対応が凄まじく早いことは信頼感がある。
きっと次もキヤノンだね。ただし販売店の五年保険に入っているので買い替えは四年後以降ですけど。


このごろ菜々子(ムラマツM70)の具合が僅かにおかしい。

低いFisが鳴りにくい。
本来の運指ではなく、Gの一つ下のキーを右人差し指で押さえると、とたんに鳴る。
目視では正規の運指できちんと閉じているように見えるのだが、パッドの経年変化が起きたようだ。
息の強さが一定のしきい値を超えると鳴るが、閾を下回ると鳴ることをやめてしまう。そんな感じだ。

普通に吹いているぶんには問題ないのだが、たまに楽器のせいでミスブローするとがっかりする。

そのうち調整に持って行こうっと。

2014年1月27日月曜日

悪気はなかったのですが、、、

昨日はアンサンブルリーダーが出演するフルートオーケストラの定期演奏会に行ってきた。

アンサンブル仲間三人で行ったのですが、一人が眼鏡を忘れてきたので、前の方の座席がいいと提案。

ホール中程に着席し、全体の響きを楽しむことが多いのですが、そういうことならと一旦前から10列目ほどに着席。

前のほうは空席が多いし、どうせなら思い切り長い脚を伸ばせる最前列を私が提案し、三人で指揮者のすぐ後ろに着席。

最前列、指揮者のすぐ後ろのいいところは、ほぼ指揮者の立ち位置で聴こえるので、一人一人の奏者の音がめいっぱいステレオの広がりをもって聴こえてきます。

指揮者になった気分。これはこれでいいかも。

カッチーニのアヴェ・マリア、奇麗だったね。あれ、うちらでできるかな?
上手に演奏するから簡単そうだけど、揃えるのは難しそうだよ。うちらがやったらきっとバラバラだよ。
照明が強くてよくわからないんだけど、コンサートマスターのフルートはゴールドかしらねえ?
うーん、じっと目を凝らすとムラマツのマークが。
あれはきっとムラマツ9kだよ。
アルトって真っすぐなのとU字があるんですね。
なんて言うのかな、大きくて縦になっていて、床まであるやつはないんですね。
あ、それコントラバスフルートって言うんじゃないかな。
うちらと違って、音がうねらなくて奇麗だね。(当たり前だけど)

などと休憩には三人でめいっぱいシロートの会話を楽しんでいました。

終演後、ホワイエでリーダーにご挨拶。

なんと、最前列で鋭い目つきで観ていた我々三人は目立ったようで、同業者だと思われて、演奏者が緊張していたとのことでした。

まあ、同業っちゅやー同業ですが、ドビュッシーが、あ、ラベルが、ああ、レベルが(しつこい)違いますけど、予期せぬプレッシャーを与えてしまったようです。

プレッシャーをバネにしたのか、いい演奏でしたのでよかったです。

2014年1月25日土曜日

オカリーナアンサンブル

地域の複数のアンサンブルが演奏するコンサートに行ってきました。

いろんな楽器のアンサンブルの演奏が楽しめるのですが、オカリーナのアンサンブルが多かったです。

響きのいいホールでのオカリーナの響きは想像以上に素晴らしい。

ソロでもPA無しで十分ホールに響く。

柔らかくて、上品で、強い表現は苦手なようですが、ハミングで歌っているような感じはまぎれも無く癒しの音です。

何故かフルートがつまらなく思えてきた。

モダンフルートを上手に演奏しようとすることとプリミティブなオカリーナで癒しの演奏をすることは方向性が違うのかもしれない。
海鮮パスタ アクアパッツァ風(鎌倉パスタ)

パスピエさんから教えていただいた「和声と楽式のアナリーゼ」を注文。
はやく来ないかな。
明日は所属するアンサンブルのリーダーが出演する多摩フルートコンソートの定期演奏会。
いわゆるフルートオーケストラです。
全てフルートの演奏ってどうなんだろうと考えていましたが、昨年の演奏を観てびっくり。
コントラバスやホルンが隠れているのではないかと思うほど色彩が鮮やかです。
明日も楽しみ♪

2014年1月23日木曜日

ピアノ 独学でマスターへの道

ネットの情報は玉石混淆。

探せばあるもんです。ひときわ光る情報が。

独学でマスター☆六ヶ月で弾ける!大人の無料ピアノ教室☆

今更ピアノなんか始めたって、動かない指にストレスを感じて嫌になるだろうと思っていましたが、88鍵あるPriviaが届くと、それでもなんとかならないだろうかという欲が出てきて探し当てたサイトです。

レッスン1などは、大きな音符で右手は四分音符、左手は全てGで二分音符の四拍子。

バカにしなさんな、これくらいならいくらなんでもできるぜ。
いつも吹いているフルートの楽譜なんか、もっともっと複雑なんだからね。

あれ?

あれ?あれ?

できないや、、、。

いやー、びっくりしました。ピアノって難しい。

それでも気を取り直して何度もやっていると段々とできてくる。

ヒヨコのヨチヨチ歩きみたいな演奏だけど、それでもできなかったことができてくるという、このささやかな喜びっていいではないか。

左手が和音やアルペジオだったり、右と左のリズムが違ったり、この先に待ち受けている苦難を考えたら気が遠くなる思いですが、そん時はそん時よ。

段階を経れば、そこそこ弾けるようになるかもしれないし、成長の過程の頑張りを楽しむことができるのだから、またひとつ楽しみが増えたかもしれない。

和声の勉強は、少し後回しだな。


今日はフルートのレッスンでしたが、ピアノの話しで盛り上がりエチュードも初見もできず、バッハ1035の二楽章のみ。

これまでは吹き切ることに夢中でしたが、今日は細かい表現についてアナリーゼを含め指導を受けた。
スタッカートの適切な長さ、大事な音とそうでない音の吹き分け、アーティキュレーションのクセ、、、、その他多数。

やっと少しできてきたと思っていたのに、これらの表現の注意事項に神経が行くと途端に吹けなくなる。

うーん、ゲージツは奥が深いのね。

2014年1月21日火曜日

CASIO PX-A100が我が家にやってきた。

カシオの13,700円で十分ニーズ(和声の勉強)は満たせるのだが、実物を見て「欲しい」気持ちがどうしてもわいてきません。
価格を大幅に上回る機能があることは承知しているのだが、 ずうたいが大きくて軽薄な印象なんだもの。

同じカシオにPriviaというシリーズがあって、開発者の熱い想いが語られています。

中でもPX-A100はデザインがいい。


従来の電子ピアノの半分以下の重量で響きは世界の有名なコンサートホールに響くグランドピアノの響きをシュミレートとあります。

広告コピーは「売り言葉」ですので割り引いて読まないといけませんが、スタイリッシュな形、色と相まってワクワクしてきます。

この機種は残念ながら実物を見ていませんが、店頭で上位機種に触れています。

ピアノのタッチの善し悪しについてズブのシロートにはよくわからないのですが、それでも13,700円の製品から較べると格段にいい感じ。

音もいいです。デモ演奏で聴くショパンで涙が出そうになりました。

鍵盤も象牙調、黒檀調と調の終止形が残念ですが、いかにも量産プラスチック成形金型から出てきたバリの残るキーといったものではなく、イミテーションにもかかわらず重量感があって質感もいいのです。

そしてピッチも変更できるし、17種の音律も設定可能。

これは大ヒット商品になりそうな気がするのですが、何故か近所の楽器店には置いてない。

そして、楽器店の説明もいいかげん極まりないので、昨日遠慮なく安いアマゾンをポチっとしたら、なんとプレミアム会員でないにもかかわらず、今日我が家に到着。

はや!

思うに、高い販売管理費が圧迫する店頭販売の意義は薄れ、ますます接客の質は下がり、価格優位のアマゾンがどんどん伸びる要素満点ですね。


で、肝心のフルートはこのところ高いHも安定して出るようになってきたので嬉しい。
だが、どうも菜々子で吹くとH Durのアルペジオで高いHからEに降りる時に音が転ぶ。
前から転んだっけか、、、?

明後日はレッスンなのだが、明日は歌の先生のオペラ鑑賞で練習できそうもない。

Garibordi のエチュードの運命や如何に、、、



それにしても88鍵はでかい。
目的からすれば13,700円のでよかったかも。
せっかくだから少し弾けるようになりたいものだが、果たしてできるだろうか。
下手でもいいからバッハのインベンションやエリーゼのためにを弾いてみたい。

和声の勉強だけでなく、弾いてみたくなってきた。
高い目標を掲げずにやってみようかな。

どうしよう、、、、。

2014年1月20日月曜日

和声の勉強には電子ピアノを

フルートを吹いていて音を間違えるのは和声をわかっていないからだそうです。

和声をわかっていないから、ここにその音はありえないだろう、ってことがわからないわけです。

和声について、いろいろ検索していたら定番は芸大和声という書籍なのだそうですが、タイトルからしてすごく難しそう。

で、さらに検索していると、ネットはまことに便利なもので、丁寧に和声について解説しているサイトを発見。

サクサクと読み進める内容かと言うと、そうではありませんが、じっくり読めば解読可能な範囲だと思う。(まだ第二章までしか読んでないけど)

それにしても和音を奏でる楽器(ピアノみたいな鍵盤楽器)がないと感覚が掴めない。

暫く前に近所の楽器店に行って店頭に箱積みしてあるカシオの1万円台のキーボードを眺めておりましたら、店員が話しかけてきました。

二十歳過ぎているので今から鍵盤楽器を弾けるようにはならないと思うことと、和声の勉強をしたいという目的を言ったところ、楽器店の教室への加入と、ローランドの液晶画面搭載の電子ピアノを勧められ、のり子あわや35万円の浪費をしそうになったことがあります。

あぶねー、あぶねー。汗。

その時は危機一髪で衝動買いの難を逃れ帰宅。(ところでブルース・リーのドラゴン危機一発って何かの意図があって一発なのかな?、、、ま、いいですけど。

やはり手頃な鍵盤楽器が欲しいなあと思い、調べてみるとヤフオクに、買ったはいいものの使わずに邪魔な部屋の粗大ゴミと化していると思われる大型の電子ピアノや電子オルガンの類いが1円でたくさん出品されています。
ただし、引き取り限定とかね。
いいじゃん、喜んで取りにいっちゃうよ、関東圏なら。

けど、

和声を勉強するだけのためにこんな大型の楽器が我が家に来たら、やがてまた粗大ゴミと化すかも。。。

この際だからピアノ教室に入ってみるか、、、。
両手で鍵盤を駆使できるように練習するとしたら、おそらく想いどおりに動かない自分の指に大きなストレスを感じることになりそうだ。

さらに調べると、カシオの13,700円(アマゾン)のキーボードがものすごい多機能なことを発見。

昨日、近所の楽器店を訪問し、実物を見てみた。
お店は19,800円。

はっきり言って、ちゃっちい。
でも、この価格でものすごい多機能だし、そも和声の勉強に使うんだからこれでいいよね。

でも、外観はイマイチだし、どうしても「欲しい」気持ちにならないのだ。

するとまたしても店員が話しかけてくる。
二十歳過ぎているし、この類いの楽器を弾けるようになるとは思わないことと、和声を勉強したいって目的を言ったのだが、なぜかピアノ教室への加入を勧められ、さらに発表会で演奏する機会もあるのかと私に聴くのである。
いや、そのー、あのー、ですから和声を、、、、。
それならこれがいいですよ、と勧められたのはローランドのボーカルトレーナー。

・・・・な私。

リーズナブルな価格のキーボードはAのピッチを変えたり、音律を変更したりできるのか質問したところ、それはハーモニーディレクターでないとできないとのことでした。

帰宅してカシオのサイトを見ていたら、取り扱い説明書がDLできることを発見。

すると、件の13,700円の楽器でもピッチを変更できるだけでなく、音律をキルンベルガー、ヴェルクマイスター、ミーントーンなど17種類に設定変更できるではないか。

アマゾンより多少値段が高くても、きちんと説明してくれた人から買いたいという人情はあれど、なんだかなあの接客には人情は働かない。

2014年1月16日木曜日

指が回らないのは脱力ができていない?

Gariboldi Op.132も残すところあと二曲。

#19が恐ろしく難しい。
この動きが何度やってもまともに通せない。
転ぶ場所が一定なら、そこを切り出して練習し、少しずつ前の音を足していくという練習方法でいいはずなのですが、吹く度にいろんな場所で違う音を出してしまう。

とにかく、ゆっくり正確に吹くことから始めようと、かなりテンポを落としても間違える。

えいっとばかりに速く吹いてみたら案外躓かないで吹けたりもする。

こういうつかみ所のない不安定ってのが一番嫌ですね。

問題が何なのか、それさえわかれば解決したも同然(なはず)。

あせると嫌になってくるので、コツコツと。明日があるさ。
大好きな柚子を蒟蒻と

サンテミリオンと枝付き干しぶどう

2014年1月15日水曜日

簡単な曲ほど音楽的表現が難しい

初見用に使っていたGariboldiの簡単なエチュードの一巻が終わり、次回のレッスンからは、同じ楽譜を初見練習ではなく、音楽的に演奏することになっています。

それにしてもシンプルでつまらない曲に見える。
Thirty Easy and Progressive Studies#1
吉田雅夫さんによれば、トスカニーニはどんなつまらない曲でも見事な音楽にすると言っていました。

トスカニーニと言えば、その昔、高校生の頃読んだ「音楽の友」に逸話が紹介されていました。
ある日、トスカニーニが振るオケの練習でフルートが一向にトスカニーニの言う通りに吹かないのでトスカニーニが怒って、
「何度言ったらわかるんだ、俺の言う通りに吹け!俺はトスカニーニだぞ!」
と言ったら、フルーティストが、
「俺はモイーズだ!」
と言ったとか、、、。
この手の逸話ってのは、どこまで本当かわかりませんが、両者の性格を言い表していることは間違いないのでしょう。

よっしゃ、おいらもトスカニーニになってやろうじゃないの。
まず、デュナミークを大げさにつけてね。
それから、スラーをレガートのスラーなのかアーティキュレーションのスラーなのか、スラーの最後の切り上げをどの程度にするか、吉田雅夫さんの「演奏の原理」を参考にしていろいろ試してみるのだ。

華やかな曲は細かい音符がたくさん並んでいて、指を動かすことができればとりあえずOKって感じですが、指回りに全く問題がない曲こそ、音楽的に演奏できないと意味がないのだ。
アルテスの一巻をしっかり修了していれば、今更このレベルに戻る必要はないのだろうが、なにせなんちゃって修了だからなあ、、、。
でも今回、改めて勉強することにワクワクしているのだ。


映画「スペース・タイム 時空を超えた使命」観る。
フィンランドのカウリスマキ監督作品
膨大な予算を使って創った映画がこれですか、、、。
平穏な宇宙で命を吹き込まれた「運命の書物」を人が欲望のままに書き換えようとする。
だいたい、書かれている文字がローマンだということでもう食欲減退。
教育水準が高い国にしてはお粗末な映画。
パートllができるかどうかは出資者しだい、と最後に言うのだが、誰かこれのパートllに出資するまぬけはいますかあ?

2014年1月11日土曜日

新曲に悪戦苦闘

午前中はアンサンブル。

今年から新曲がいくつか加わり、しかもこれまでより難しいので難儀でしたが楽しかった。

メンバーでレッスンに通うようになった人がいます。

その効果が早くも現れたのか、音が大きく通るようになっていました。

私の右側にいるのに音がよく聴こえます。

やはりレッスンの効用って大きいですね。

予想はしてたが、はぐれフルートアンサンブルからDLさせてもらったモーツァルトの「なんという不思議な笛の音だ」の掛け合いは難しい。

いつになく練習して行ったにもかかわらずうまくいかなかった。

次回はうまくできるようにと、また一つ目標ができてワクワクするのだ。


映画「明かりを灯す人」観る。
原題は「明かりドロボー」。
珍しいことにキルギスの映画。キルギスがどこにあるのか、なんとなくユーラシア大陸の真ん中あたりかなくらいしか知りませんでした。
人はウエスタンとオリエンタルの中間って感じ。
実直で真面目だけが取り柄の電気屋さん。
原発が無くて生活が地味でも、貴方がいてくれれば、それでいいのだ。

2014年1月10日金曜日

エチュードが進んだ

もう長いこと練習しているにもかかわらず先に進まなかったGariboldiのエチュードOp.132#17,18が二つとも◯になった。

やったね! 二つだよ!!

でもデキは決していいとは言えない。
#17
3小節目の8音が転ぶので、何度も何度も練習してきました。
ドレレ♯ミ、ラシドレだけだと問題ないのだが、前の小節から続けて吹くと転ぶ。
練習方法は件の8音の前の1音から吹いて、できたら2音前から、できたら3音、、、、という具合にひとつづつ増やしていくようにした。
自宅では問題なくできるようになったがレッスンでは今ひとつのデキで、どうにか演奏した感じ。
#17

#18
3連音符の連続が終わって四分音符で歌うとテンポが速くなっていました。
25小節目の四分音符は頭の中でレレレ、シシシ、ファファファと感じながら吹くとテンポどおりに吹けた。 
#18
初見の練習用に使っていたGariboldi Thirty Easy and Progressive Studies#1-15が修了したので、次回からは初見用に#16-30、そして#1-15は音楽表現の勉強として再度お復習いすることになった。

楽しみ♪

そしてバッハの1035は苦手な四楽章。
ものすごくゆっくり、そして正確に。
これはおそらく生きている間にインテンポでは吹けないと思う。
ですが、ゆっくりでも正確に吹くようにがんばると、曲の構成が今まで以上に見えてくるので、プロの演奏を聴くときの聴き所とでも言いましょうか、新しい発見ができることが楽しいのだ。

2014年1月9日木曜日

七草

明日のレッスンに向けてエチュードとバッハを重点的に吹いてみた。
もちろん、いつもの基礎練の後に。
レッスンがあるからそれまでに仕上げるつもりでがんばる。
これもレッスンの効用と言えよう。

前回のレッスンではエチュードが二曲とも×でしたが、明日は◯になったらいいな。

緊張しなければ無事に◯になると思うのだがどうなることやら。
七草の根を塩揉みして一晩
七草セットがバーゲンで100円でした。葉はうどんに入れて、根は塩揉みして一晩漬けたら旨々。クセになりそう。


映画「絞死刑」観る。
今は亡き大島渚監督の作品。映画というよりリアルな漫画みたい。
国家が人を殺すという点で、死刑も戦争も同じ犯罪行為。
リビドー、日韓の歴史と在日、キリストの苦悩、そして最終場面での死刑執行のやり直しに、観ている観客を執行人とするあたりは何とも後味が悪い。

凶悪な犯罪者であっても人が人を殺すことには反対、つまり死刑制度に反対なのだが、奇しくも今日、川崎の検察から逃走した犯人が逮捕された。
あんな悪い奴、出所しても再犯するんちゃうか、死刑にしたらええねん。
と、つい思ってしまう自分が怖い。

2014年1月8日水曜日

年賀状というシロモノ

送ってよこした人にだけ返事を書くことにしてかなりの年数が経つが、いまだに毎年十数枚の年賀状が来る。

地方や異国で暮らす友人から懐かしい便りとして、一言添えてある年賀状は嬉しいものだ。

だが、どうだろう。しょっちゅう合う人や、あまり親交のない人から、全ての文言が印刷された年賀状をもらうことの迷惑も考えてみてもらいたい。

以前勤めた職場で、年末に各自の住所を記入するフォームが回ってきた。
一応住所を記入し、欄外に「私は虚礼廃止の観点から年賀状の習慣を持ちませんので、そのようなお心遣いは不要です。」と書いて回したのだが、かわりんぼと思われたようだ。

その職場に入ってきた新入女性社員がみんなの机を毎朝拭いてまわるので、「何故、みんなの机を拭くのか?それは貴女の仕事ではないのではないか。」と言ったことも私のかわりんぼに拍車をかけたようでした。
件の女性は読書が大好きだと言うので、よかったら読んでみないかと「私は女性にしか期待しない」松田道夫著を貸したのだが、彼女の感想は「この人、変わった人ですね。」でした。。。

こういう日本企業の空気は肌に合わず、米国の企業に移ったのですが、年末に同僚が年賀状を出すために社員の住所録を人事に依頼したところ、人事から断られた時は、ほっとするような居心地の良さを感じたものです。

郵便局の方も大変です。
一人一万枚ほどのノルマが課せられ、自爆営業(需要の如何にかかわらず自分で買い取る)も多く、自殺者まで出る始末。
そも、年賀状の効用をアピールし需要を喚起することなく、自社の社員に押し付けたって実需とカニバるだけですよね。子供でもわかるぞ、そんなこと。

面倒な返事も書いてみるとなかなか楽しい。
今年こそは飲みましょう、だとか、相手の顔を思い浮かべながら近況を書き添えてポストに投函。

あー、やれやれ。

いつもの基礎練とエチュードに加え、「歌の翼」を吹いてみた。
暗譜でノーミスで吹けた。
今度人前で演奏することがあったら暗譜でいける。、、、かもしれない。

2014年1月7日火曜日

フルートを吹き始めて間もなく3年だが、、、

いくらか上達したのだろうか?

初めての体験でしたが発表会やコンサートを開いて人前でステージで演奏したりしたわけですから、それなりに練習を積みましたもの。

最後までとおせなかった曲が曲がりなりにも通せるようになったってことはすなわち上達と呼んでいいよね?

それにしても、スケールは相変わらず不揃いで遅いし、音の出始めからまともに発音できないことが多いし、音程も慣れてきたのでいくらかわかるようになったが、あやふやなことにあまり変わりはないし、アンサンブルできちんと合わせる要領は未だにダメダメだ。

二十歳過ぎた大人が、習い事で急にうまくなるわけはないのだ。

それでも、スケールは以前より正確さを増したし、高いHだってこの数日調子いいのだ。
3年前にはうまくできなかったハーモニクスだって今じゃチョロいもんさ。

pを柔らかい音で吹くコツもいくらかわかってきたし、何より音楽が益々面白くなってきたからいいではないか。

この世は努力をした者が必ずしも報われない。

努力せずとも結果が出せれば評価されることがまた面白いではないか。

ただし、音をもっと自由にコントロールできるようになるためのスーパーショートカットはないようだ。

コツコツ基礎連を積む事が一番の近道だと信じ、細くても長く続けようなのだ。

2014年1月5日日曜日

車は12歳ですがよく走ります。

今日もスケールで高音Hは問題なし。

ひとりでもがいていても解決しない問題もレッスンを受けることですぐ解決できることは嬉しい。


駅ビルの食料品売り場でワインの試飲を勧められました。

私「試飲させていただけますか?」
バイト「お車は大丈夫ですか?」

うーん、違和感満点。
意味はわかるが、何処へ行っても大丈夫ですか?攻撃に遭うことに逃げ出したくなる思いがする。

私「今の車はもう10年以上乗っています。このところあまり乗りませんが、故障もなくよく走りますよ。」

バイト「???いや、あのぉ、お車は大丈夫かと思いまして、、、」
私「ですから故障もなく全く問題ありませんよ。」
バイト「はあ?お車でいらしたんですか?」
私「いいえ、歩いてきましたよ。車は大丈夫かという質問の仕方がこの場に相応しいとお考えですか?」
バイト「はあ、、、???」

なんだか外国人と話しているみたいです。

試飲したチリのフルボディとバローロをゲット。


映画「高地戦」観る。
生々しい前線の戦いなので、残酷なシーンも少なくないのですが、どういうわけか落ち着いて観る事ができた。
やっと停戦協定が調印され、家に帰れる。やったー。と皆喜ぶもつかの間、停戦発効の12時間後までに領土拡大の最終戦に行かねばならない。
この時のたまらない疲労感がこの映画の最大のポイントだと思う。
みんな笑っちゃうほど戦争がいやなんだよね。
だったら、しなきゃいいのに。でもそれが許されないのだ。
人の心に潜む田舎者根性というナショナリズム。
オリンピックが戦争の平和的模倣としてしっかり機能してほしいものだ。

2014年1月4日土曜日

銀のフルートの磨き

昨日は毎年恒例の野生キャンプに出かけ、全く吹く事ができず。

ガーリックと醤油のソースで食べるとたまりません!
屋外は零下にもかかわらず暖かい
で、今日は帰宅して基礎練習とエチュードを少々。

久しぶりに総銀の「ツバサ」を吹いてみた。
メカのカチッとしたタッチがいい。
上から下までよく鳴る。
高音Hは洋銀の菜々子の方が出し易かったのだが、このごろはツバサも鳴るようになったので嬉しい。

奏者によっては銀のフルートが真っ黒になる人もいるようですが、私の場合は真っ黒にはなりません。
ですが、キーの窪みやリッププレートと管体の隙間などにいくらかくすみが見られます。

運動不足が山登りして疲れているところで基礎練習で疲れが加速してきたので、たまにはツバサを磨く事に。
スリーエムのターニシールド 銀みがき
スリーエムのターニシールド 銀みがき です。
リペアのマイスターが使っているものと同じです。
一本買うとかなり使えます。
いくら研磨剤成分が少ないと言っても、これを全部使い切るほど磨いたらフルートに穴が開くかも。

研磨成分が少ないので、あまり銀がすり減るということはないと思いますが、銀メッキフルートに使うのは要注意かもしれません。
メッキは磨かなくとも、いずれ剥がれるのでどうかなと思います。
黒くなったフルートの音色を好む人もいるようですが、やはり白く輝く銀の眩しい光が好き。
それから、フルートを磨くときは一定の注意が必要ですから慣れない人は無理に自分で磨いたりしないほうがいいと思います。
磨こうとして自分でバラバラに分解して元に戻せなくなった人を知っています。微妙なパッド調整をできないのに分解していいはずがありません。
高校生の頃、学校の備品のムラマツの低い音が出なかったので、分解して自分で調整して下のドまで発音できるようにしたことがありますが、おそらくまぐれだったのでしょう。
今はとてもそんな無謀なことはする気になれません。


で、今日はキャンプから帰宅し、フルートを吹いてから都内の有名焼き肉店でフランス帰りの友人と新年会。

いつも行く近所の安くて旨いお店と違って、いい値段するのですが、メニューについて質問しても、その度に厨房へ聞きに行くし、隣の客は注文したサラダが来ないとトラブルになっているし、料理は旨いのだが、ホスピタリティがまるでダメでした。
これだったら近所の安い行列のできるお店か、野外で自分で焼いた方がいいなと思う今日此の頃でした。

2014年1月2日木曜日

高音Hの出し方がわかった!  かも。

12月30日が昨年最後のレッスンでした。

エチュードの調性A Durのスケールを吹いたらHが出ません。

これまで、いろいろ試行錯誤してみましたがまぐれで出たり出なかったり。

Hの時はお腹をくっと上げて、息を頭のてっぺんから上顎をターンしてやや下方向に吹き込むと出るようなイメージだったのですが、先生の指摘でその逆(上方向に吹き込む)をやってみたら楽に出ます。
ただしこの方法だと、気をつけないと音程が上ずる危険があります。

音程を合わせる方法は、出したい音をイメージすることです。

ハーモニクスもそうですが、出したいと思うと出したい音が出るんですよね。

その時、体や楽器がどうなっているのかわからないのですが、、、。


映画「白い道」観る。
うーん、、、、。わかりにくいこと山のごとし。