2012年12月31日月曜日

ランパルさんの演奏を聴く

ランパルさんが55歳の時に吹くバッハのアルマンドと69歳で吹くアルルの女をビデオで観ました。

ランパルさんはふだん結構雑に演奏するそうですが、まわりにフルート吹きがいるとなると途端に本気モードでテクニック全開になると聴きました。

それぞれがどういう演奏なのかよくわかりませんが、こじんまりとした響きだなあという感想です。

Galwayさんの音はそれに比べると、バカでかく響く印象です。

Galwayみたいに吹けたらいいなと誰しも思うでしょうけれども、下手に真似するとかえって音楽を忘れた演奏になってしまうのではないかと思う今日此の頃です。


今日は大晦日。

世間はなぜかお祭りムードだし、一年に一回のことだからシャンペンとすき焼きを奢ってみました。
第一弾は割り下に砂糖がなくて失敗。第二弾でお葬式でいただいた砂糖を入れてなんとか成功。

シャンドンブリュット、シャンペンでなくても全く問題なし

プレミアムシートにアップグレードして飲んだシャンペン、文句なく美味い!


それにしても、一年に一回のことが何故、それほど重要なのでしょうか?

毎日が一年に一回ですよね?

そうでなくても毎回訪れる一瞬は一生に一回です。

大晦日に盛り上がる世間と言うものに理解できませんし、まして大晦日を紅白歌合戦を観て過ごすというライフスタイルには子供の頃から強い抵抗がありました。

テレビに毒される世界観に気がつかない人がまだ多くいることを原発と今回の選挙で感じました。

2012年12月30日日曜日

フルートの構え方 DVDを観て再考

昨日も外泊(丹沢界隈の山裾でビバーク)で吹けませんでした。

で、今日は後退してはいけないとばかりに基礎練習を中心にみっちりとやってみました。

だんだんフルートを吹く時間が取りにくくなっています。

技術が後退しだしたらきっと嫌になるだろうなという焦りを感じますが、今のところあまり前進もなければ後退もありません。

そもそも前進をすぐに感じられるものでもないのであせらず細く長く続けることが重要なのだと思いますが、それでもやはり練習時間が十分とれないと不安になります。

朝、山から戻ると、郵便ポストに不在配達票が。

今月月初に自分たちが演奏した器楽アンサンブルのコンサートの様子を収録したブルーレイが送られて来たのです。

自分が出演したコンサートを観る、または聴くのは大変楽しみではありますが、同時に不安でもあります。

既に、膝上のICレコーダーで収録してくださった方の録音を聴いているので、あらましは掴んでいるものの、姿が映し出されるとなるとまた格別です。

このごろは、iPhoneでもハイビジョンで気軽に撮影できるので、自分の姿をビデオで観る事はさほど珍しく貴重な体験ではありません。

かなり以前はテレビに自分が映るなんてことになるってーと、そりゃもう大はしゃぎで友人に事前通告してビデオをセットし緊張の面持ちでデレビを眺めたりしたもんです。
「えっへん、俺テレビに出たんだぜ!」なんて自慢したりしてね。

さて、やはり自分たちの演奏を観るということはリラックスできません。

そこ違うだろ!あああ、へっぽこだなあ。
そういう場面では体が捩れる想いです。

そしてひとつ重要なことに気がつきました。

アンサンブルメンバーにフルートは私の他にもう一人大変利発な女性がいるのですが、その方と吹いている様子がまるで違うのです。

そう、姿勢が違うんです。

彼女はかつて最大手航空会社でトレーニングをつんだせいか、姿勢、発声、滑舌がすこぶるいいのです。
で、フルートを構えるその姿が実に美しい。
自然にすっと構えているんです。

それにひきかえ私はかなり以前のGalwayもそうでしたが、首をかなり倒してフルートを斜めにして構えています。

これじゃあ、自然にお腹の空気をまっすぐに体の中心からアンブシャへ向けて噴射できないよねって感じです。
だいたい喉を詰まらせては居ないだろうか。

たまに練習で鏡に映る自分の姿に惚れ惚れと見いったりしますが、実際に演奏している様子を録画して検証すると全く想いも依らない姿である場合があるようです。
もう少し首を縦にして構えるようにしたいと強く思いました。
獣の鳴き声に囲まれながら

満月を横切るジェットストリーム



2012年12月28日金曜日

少々吹かなくても大丈夫

しばらくヨーロッパに出張していました。
その間、全くフルートに触れていません。

ちと心配でしたが、暫くぶりのフルートは問題なく応えてくれました。

スケールはいつもM148で練習しているのですが、久しぶりなのでM144でやってみましたが全く問題なし。

T.G. EJ11も問題なし。

なんだ、少しぐらい吹かなくても問題ないですね。

せっかくのヨーロッパなのでコンサートに行きたかったのですが、ヨーロッパのクリスマスシーズンはみんな休むのです。
コンサートどころか買い物や食事にも不自由します。

クリスマスと言えばプレゼントにケーキに豪華な外食と相場を決めた米日の新自由主義経済の勝ちか?

ウフィツィやアカデミア美術館を観ましたが、ピエタや磔刑にされているイエスの絵画、彫刻がとても多い。

私にはヨーロッパの人は昔からいかれているという印象です。


2012年12月25日火曜日

ヨーロッパのクリスマス

とりわけ、ロンドンのクリスマスは誰もいません。
そして交通も止まり、レストランは特別料金。
ホテルのアフタヌーンティーが1万円。
コンサートもイベントもなし。
さらに翌日、地下鉄はストライキ。


2012年12月24日月曜日

しばらくフルートは吹けません

出張でしばらくフルートを吹けません。

久しぶりに履いた靴が、なんといきなりウレタン崩壊。

フィレンツェに着いていきなり靴探し。
あーあ、

2012年12月19日水曜日

練習時間不足

このところ合唱と仕事が忙しく、フルートの練習時間が十分とれませんでした。
時間がとれなくても基礎練習に重点をおき、曲にはあまり時間をかけていません。

「練習は嘘をつかない」

レッスンでは新しくなったエチュード、ガリボルディOp.132 #1の後半で指が、、、思うように動かない。

ま、しゃーないわな。練習不足だもの。

そして、モーツァルトのフルートとハープ二楽章。

これを演奏することはさほど難しくありません。

ただ演奏するだけなら、です。

かわいらしい少女がはねまわるような様子を、美しくソフトなpで表現するとなると、、、。
とたんに大変な困難を味わうことになります。

ロマン派の演奏は歌うことで音の価値を伸ばしてもいいのだそうですが、古典でそれをやってはいけないそうです。

つい、感情を入れると頭の音を伸ばして次の音が遅れたりする自然なクセが出てしまい、修正するのに苦労しました。いや、まだ修正の苦労は進行中ですが。

トリルをインテンポで吹くことも難しいです。つい、走りがちになったりします。

しばらくはトリルなしでリズムを掴む練習をしてからトリルを入れることにします。

明日から出張でしばらくフルートが吹けません。

お正月に遅れを取り戻したいと思うが、音楽の練習を短期間集中しても成果が出にくいことはオペレッタで実証済みでしたね。。。

2012年12月18日火曜日

スケール練習の楽譜に目印は?

スケール練習はアルテス二巻の巻頭を、奇数日は第一シリーズ、偶数日は第二シリーズを行い、さらに3ヶ月ほど前からT.G. EJ4を取り入れています。

さすがにDes Dur Ges Dur以降は速く吹く事はできませんが、毎日やっているとだんだん慣れて来て♯や♭をあまり意識せずに感覚だけで吹けるようになってきました。

私の所有するT.G. 17 Grands Exercices Journaliers de Mecanismeは学生の頃、古本屋で入手したセカンドハンド。

恐らくどこかの音大生が使っていたのだと思いますが、♯や♭を適用する♪を◯で囲っていたり、H♯にCと書いてあったりします。

確かにその方がわかりやすいのではありますが、そんなことしたら、本番の楽譜も全てそうしないとできなくなってしまわないだろうか?

また、他人のT.G.で吹く事ができず、常に自分専用のT.G.がないと吹けないという事態に陥らないだろうか?

それでもいいという考え方もあるかもしれませんが、なんちゅーか汎用性のない演奏家になってしまっていいものなのか謎である。

で、前回のレッスンで先生に私のT.G.を見せてその事を質問したところ、正に私の考えと一緒だったので嬉しいのだ。

先生はオリジナルの楽譜には一切書き込みはしないそうです。

オケで演奏するために借りた楽譜のコピーに注意点を書き込むが、本番ではすっかり注意点が頭に入っているので書き込みのない楽譜でしっかり注意すべきところを注意して吹けるのだそうです。

たしかに、アンサンブルで同じパートを二名で吹く時に譜面台を一つだけにすることがありますが、他人の楽譜だと、振り出しに戻った感じでうまく吹く事ができないという経験があります。

目的によって使い分けると言いましょうか、最終的には書き込みのない楽譜でしっかり吹けることが必要なようですね。

高価なT.G.を買い直さないといけないのかとがっかりしていましたが、なんと1978年の「フルートとともに」の野口龍さんのテキストの巻末にEJ.4がそっくり掲載されていることを発見。

ふぅ、散財を免れてよかった。。。

2012年12月17日月曜日

オペレッタも初体験

今年の7月から第九の練習を始め、週2の練習で半年が経過し、とうとう昨日無事に本番を終える事ができました。

プログラムは世界各国の音楽を紹介し、最終章に第九の四楽章を演奏するというものです。
アルペンホルンあり、バグパイプあり、ガムランあり、フラメンコあり、カンツォーネあり、オペレッタあり、。

そう、そのオペレッタにも参加したのです。

1、史上最大の作戦
2、それが恋
3、老いらくの恋
4、女とだけは喧嘩しないこと
5、メリーウィドゥより女女女のマーチ

12月は器楽アンサンブルのコンサートで17曲演奏するし、フルートアンサンブルの本番演奏も二本あるし、とてもオペレッタへの参加は無理だと思い、お断りしたのですが、口パクでもいいから参加してくれと言うのです。
そこまで言うなら口パクで振りだけやればいっかと気軽にやることになったのです。

ところが口パクするにしても歌詞を覚えないと、口パクそのものも怪しい雰囲気になってしまいます。

そして歌詞を覚えれば歌うことはできます。

なんだ、結局口車に乗ってオペレッタにもひきこまれてしまったわけです。

しかしオペレッタもなかなか楽しい。

「♪けっこんしたーらー、やっとわかーるー、ほかのおーんながよーかーったとー♪」

振り付けやダンスしながら誰にでも覚えのある人生の機微を語るので観客の受けもいいのです。

ですが、これ、みるとやるでは大違い。

本番二日前で歌詞を全て覚えていないことに焦る。

必死の一夜漬けを二晩試みてみたが、本番寸前になると思い出せない。

しかも歌詞に夢中になると振り付けを忘れる。

少しばかり激しいダンスの後は息が切れて歌えない。

もう、しゃーない、勢いで乗り切るっきゃない。

歌詞を体で覚えられなかったので、フレーズの始めが口パクならぬ口モゴになること夥しかったのですが、なんとかやりきった自分に乾杯!

2012年12月16日日曜日

第九は素晴らしい

なんとへっぽこフルーティストが第九とオペレッタを音声で歌ってきました。

ベートーベンは偉大だ。第九は素晴らしい。

聴くだけではなく、歌ってみる事で喜びが加速します。

327小節vor gott.は盛り上がりの極みで、これ以上出ないだろうというくらいの声量のffで終えたのですが、なんと次のAllegro assai vivaceに入る前に観客から盛大な拍手をいただきました。

まさかここで終わりだとは思わないでしょうし、普通拍手が起きることはないはずのところで、盛大な拍手が起きたのです。

これは、思わず拍手してしまった、つまり我々の演奏が観客の心を動かしたのだと思います。

打ち上げでもそのことが話題になり、すっかり気を良くしたと言いますか、第九に参加してほんとうによかったと参加者が口々に語っていました。

それにしても広告を観て応募した初めての人もいれば、ウイーンやザルツブルクやプラハでオケをバックに歌っていたアマチュアがいたのにはビックリ。

ベートーベンは素晴らしい作曲家です。

何故か?そんなことは理論で説明できません。

とにかく一度第九の合唱に参加してみることです。

プロのオケの中にまじって歌う第九は、カラオケで熱唱することの100万倍は感動的です。

第九のフルートパートは凄まじく難しそうです。

歌でよかった。。。

2012年12月12日水曜日

Koehler Op.55 から Gariboldi Op.132

Koehler Op.55 Mazurka を大甘で修了し、次のエチュードとしてGariboldi Op.132をやることに。

Gariboldi はアルテス一巻の巻末でOp.131をやりました。

そのため、曲の特徴を掴んでいることと、ほらね、やっぱりそうくるのか、というような予測可能な展開になるのです。

新たなチャレンジにワクワクします。

そして、モーツァルト、フルートとハープ。

先生から楽譜をゲットし、吹いてみました。

pで奇麗に吹かなくてはいけないのに、中音に低音が混じりがちなため、大きく吹いてしまい自己嫌悪。

トリルで拍子のカウントがうまくいきません。
これはみんなそうなるのだそうです。
トリルをはずしてキチンと吹けるようにしてからトリルを入れること。
どうしてもできない場合はトリルを諦めて、モルデントにすること。
いやだ、モルデントにするくらいなら絶対にトリルを決めてやりたい。

プロが演奏するモーツァルトのゆっくりした曲を聴くと、実に簡単そうですが、意外と難しい。

1月のアンサンブル創立記念パーティーで演奏すべく準備をしますが、来週の時点でできそうもないとなった場合は、アルルにシフトすることにします。

アルルは曲がりなりにもレパートリーに入っているので、できればここいらでモーツァルトをレパートリーに加えたいのだ。


2012年12月11日火曜日

成長の実感

先日の訪問演奏の目標は「自分の持てるパフォーマンスを全て発揮し、本番に強い自分を作って行く」ということでした。

そして、先生から「本番が一番よかった、本番に強いことはいいことです。」とコメントをいただきました。

このところ忙しくて、設定した目標に自分がどうリーチしたのかしないのか、よく考えなかったのですが、これってすごくね?

うーん、気持ちいい!

さて、スケールとアルペジオの練習はこの7月からアルテス二巻で全調と、T.G. EJ4をやるようにしていました。

アルテス一巻でスケールを練習している頃は、頭の中で音名を唱えることに違和感を覚える調性があって苦労しました。

例えば、H DurとCes Durは平均律では同じことですが、フルートで吹く場合、同じ運指をしているのに、H Durはシドレミファソラシと唱え、Ces Durではドレミファソラシドと唱えるわけです。
ファの運指でミと唱えることやシの運指をドと唱えることにものすごい違和感だったわけです。

いつのまにか、どっちでもいいじゃん状態になっていました。

こんなことに悩んでいたんだね。
できるようになると案外つまらないことに悩んでいた自分が小さく見えます。

もっと大きくならないと。。。

2012年12月9日日曜日

本番に強い?

アンサンブル本番でした。

つい先日のコンサート本番を終え、一回り大きくなったはずの自分ですが、やはり大きくなったという印象は何もしないときのことで、いざ本番に臨むとそんなこと忘れてしまいます。

思いのほか、早くアサインされ緊張しながらなんとか吹ききりました。

先生曰く、これまでの練習よりよく吹けており、本番に強いとの評価でした。

本番に強いということが自分の特性だったらいいのですが、常にそうはいかないでしょうね。

録音を聴くと音にアラが目立ちますので、早速リバーブ処理です。

大きなトラブルも無く、無事に終える事ができてよかったです。

が、もう一回り大きくなった自分というものは実感できません。

人としての大きさはこのあたりが限界か。

2012年12月8日土曜日

ド長調、ファ長調、ソ長調

午前中はフルートアンサンブル本番前日の合わせ。

正午に終了するとランチもそこそこに第九の練習に駆け込み直行。

ふぅ、忙しい。

これまで第九はソリストが指導してきましたが、本番直前なので指揮者が指揮することに。

指揮者のI先生は調性をソ長調、ファ長調と言います。

そもそもハニホヘトイロハなんてわかりにくい。

だったらト長調はソ長調と呼んだ方がシンプルでいいではないかと言います。

いいですね。

ものごとはなるべくシンプルな方がいい。

第九では頭を揃えることがやや難しいアーッレ、メンシェンのところをいつもより遅いテンポで歌いました。

すると、指揮者の先生から「みなさん、いつももっと速いテンポで練習しているからだと思いますが、演奏がのっぺりとだらしなく聴こえます。」との指摘が。
速いことに慣れてから遅くすると堕落するそうです
人類は愚かな事に同じ過ちを繰り返すんです。
あらゆることが、どんどん速くなって元に戻れなくなっているんです。

おー。

音楽家とはどうしてこうも哲学的なのでしょう。


吉田雅夫さんも昔テレビで言っていました。
現代はどんどんピッチが高くなる傾向にあり、オーケストラでAが456Hzまで上がることもあると。

同時に調性には独特の感じがあって、何故かF Durは田園、C Durは単純な表現、Cis Durは魅惑的、、、、その他、、、。

でもまてよ、

バロック時代のフルートトラベルソはA415Hzあたりですよね。
A442を基準とした平均律だとAsは417.2Hzです。
バロック時代のC Durの曲をモダンフルートで吹いたら、みんな作曲家の意図より魅惑的になってしまうってこと?

へっぽこの感覚には到底聴き分けられない領域の話しですが、理屈としては変ですよね?

そんなことより明日はアンサンブルの本番だ。
先日のコンサート本番をこなして一回り大きくなったはずの自分だが、今日の練習はすっかり緊張してしまい、一回り大きくなったことなどすっかり忘れてしまった。
明日の目標は自分の持てるパフォーマンスを全て発揮すること。
そして、本番に強い自分を作って行く事としたい。

2012年12月7日金曜日

新しいフルートケース

オーバーホールしてピカピカになったADですが、かねてよりフルートケースへの納まりがイマイチでした。

Gisキーがヘッドジョイントのクラウンのギザギザに当たるのでムラマツに持って行ったらベルベット状の布を充てがい、フルートがガタガタ動かないようにと、同様の布を数カ所に接着してくれたものです。

ムラマツさんの大変親切丁寧な対応に感謝したのですが、やはりまだ本体の納まりはイマイチでフルートがケースの中でガタガタ動きます。

そこで、オークションでアルタスの革のケース(新品未使用)をリーズナブルな価格で落札。

やったね!

Altusと書かれたケースにムラが収まるってことに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、わたしゃそんなの全く気にしません。

アルタスのケースはムラのそれに比べると幅が一回りほど狭くコンパクトです。
そしてフルートを入れると結構きつい。
キッチキチで納まりました。
これなら移動時にフルートが中でカタカタしないので安心です。

それにしても菜々子(1975年製ムラM70)はアルタスのケースには入りません。
ADより長いんですね。
たしか、A=440だったかもしれません。
菜々子のケースは大変古く、ケースのエッジの表面がめくれて来ています。
もうひとつケースを購入したいと思いましたが、入らない可能性が高いですね。
菜々子はADのケースに入れることにします。
めでたし、めでたし。

2012年12月5日水曜日

思った程悪くない

先日17曲を演奏した本番の録音がグループでシェアされました。

本番では緊張し、自分で吹いていて音がいまひとつな感じでした。

ピュアな音を出したいのに余計な音が交じった感じで、こりゃダメだと思うものの、やり直せないので時の過ぎ行くままにって感じでした。

速いパッセージには音と音の間にノイズが入るのが吹いていてわかるんです。

「あー、これじゃへっぽこ丸出しじゃないか。」

と思うと凹みました。

ですが、録音を聴くと、自分で思っていた程ひどくない。

録音からは余計なノイズが聴こえません。

イフェクト無しです。観客席からICレコーダーを膝の上に載せて録った簡単なものです。

本番の緊張は堪え難いほど辛いですが、こうした経験を重ねる事で大きくなって行く自分を実感します。

本番が終わってから自宅で吹くアルルは何故か好調です。

この感覚こそ正に、あーあ、今日もうまく吹けなかったなあと呟きながら舞台裏から清掃のおじさんに聴かせるつもりってやつですね。

問題は本番で、そう自分に言い聞かす事ができないことにあります。

2012年12月3日月曜日

本番が終わったら調子がいい

皮肉な事に本番が終わり、今日は調子がいい。

デュナミークもバッチリで出だしも躓きにくい。

アルルが自由に吹ける感じ。
それに比べて本番はコチコチでした。

T.G. EJ11もやけに調子がいい。
考え事しながら、かなり速いスピードでいける。

日々の練習の積み重ねや本番の経験がようやく実を結んで来た?のだったらいいなあ。

それにしても何故本番でこのパフォーマンスが出ないんだろう。

舞台には魔物が棲む?そんな大げさな。


今日は次の本番に備えてデュエットの相方とスタジオで合わせ練習。

まあ、だいたい合っているように思うのだが、録音を聴いてもどこをどう改善したらいいのかわからないのだ。

相方曰く、プロの演奏と比べると明らかに違う。

うん、そりゃそうだ。でもどうしていいかわからない。

情けない、、、。



2012年12月2日日曜日

宇宙を感じる音楽と体を動かして楽しむ音楽

一仕事終えた感があり、今日は基礎練習だけさらっとね。

そして第九の練習に出かけました。

いつもソリストが指導するのですが、今日は指揮者が指揮をし、本番さながらの流れを復習いました。

第九には裏拍を多様したアウトビートをオケが演奏するところがあります。

ベートーベンも結構ソウルフルな曲を書いていたんですね。

指揮者曰く、聴衆は音楽を聴いて宇宙を感じる人もいれば、視覚的に奏者の動きを観て、体を動かすことを楽しむ人もいるそうで、今回は後者を狙っているとのことです。

合唱メンバーの服装も思い切り個性的に自由にすることを要求しており、女性の中にはバニーガールやミニスカポリスのコスチュームで壇上に上がる人もいるそうです。

いいですね。

こういう型破りな発想って大好きです。

Hip-Hopスタイルで出場しようと思います。

それにしても指揮者が言っていた、音楽に宇宙を感じる人ってやはりいるんですね。

私だけの考えかと思っていました。

2012年12月1日土曜日

ふぅ、、、

本日、器楽アンサンブルの第一回コンサートを無事に終えることができました。

17曲を演奏しきるというゴールは達成したものの、随所に不満が残ります。

まず、ホールの音響が響かない。ゲネプロでわかってはいたもののこれほど響かないホールだと自分のアラが目立ちまくるではないか。

やるんじゃなかったとか、いろいろと思うところはありますが、やり遂げた達成感から次回にリベンジしたいという気持ちになるから不思議です。

思いのほか多くの来場者があったこと。

ロビーでお客さんと歓談した際に、(お世辞だとは思いますが)、「すごくよかったですよ。」と多くの方々から励まされたことは本当に嬉しかったです。

受付がたくさんのお花で埋まったのにはビックリしました。

別のアンサンブルメンバーの方が遠方より駆けつけビデオ収録してくださいました。

早く録音を聴きたくもあり、聴きたくも無し。

複雑な心境です。


今年の5月に人前で初めて演奏した時は、「あちゃー、やってもうたあ!」と思ったのですが、後で録音を聴いてみると、自分で思っていたよりはずいぶんマシに聴こえたという経験があります。(プロがイフェクト処理してるからね)

今回も同様だといいのですが、、、。
同様でなかったら、、、考えただけで恐ろしいけど、まいっか、終わったことだしね(笑)。