2012年10月31日水曜日

月の光は先送り、アルルの女に格闘

レッスンでした。

月の光は先送り。
一拍に三つだったり二つだったり、手拍子に合わせて歌うことはできるのですが、フルートを吹くととたんにリズムが崩れる。
二つの音の二番目が次の小節の三つの音の第一音とタイでつながっているとどうもうまくいかない。
6/8がしっかりできるまでお預けになりました。
それにしてもなんでこんな簡単なことができないんだろう???
こんなリズム音痴がGalwayの音色が云々、とかモイーズのソノリテが云々、などと言っている場合ではないではないか。
あーあ、へっぽこだな。。。

先生の主催するアンサンブルとは別のアンサンブルのコンサートで演奏する「アルルの女のメヌエット」をみてもらいました。

よく転ぶところの練習方法はつっかえるポイントを見つけてそこだけリズムを変えて何度も練習すること。

わかっているつもりでも、なかなか初心に立ち返れない自分がいます。
細かく丁寧に教わったので、転びがちなところは克服できそうだ。

うれしい。

だが、この曲は先生もできることなら演奏したくないほど難しいとのこと。

ppは音量を小さくするというよりは、ソフトに吹くこと。始めのフレーズの音形は上昇しているが、クレッシェンドしてはいけない。
出だしと同じソフトな音をキープして高音のGに。

くーーー。調子がいいとまあうまくいくのだが、自分のコンディションにものすごく左右されるぅ。

アーティキュレーションを楽譜どおりに吹いているつもりでしたが、楽譜どおりでないクセがついているところを発見してもらいました。

アルルの女はキツい女ですが、この分なら本番までにはどうにかなりそうな予感がしてよかったのだ。

予想はしていたが、90分では時間が足りず、ケーラーにはたどり着けませんでした。
残念。

2012年10月30日火曜日

またまた多忙なへっぽこ笛吹き

今日は偶数日なのでアルテス二巻の第二シリーズのスケール・アルペジオ。
ゆっくりめのM144。
何故かいつも問題ないはずのCes Durの高音部で指が回らない。
♭が七つもあって難しそうな調性なのですが、どういうわけかいつもスラスラっといけるのですが、、、。

今日は今年一番の冷え込み。

寒いからだよね。きっと。

明日のレッスンにそなえてケーラー#24,25を。

まあ、なんとか演奏できるが危なっかしいので明日は◯をもらえないだろう。

月の光のリズム感を掴むために、手で拍子を取りながら、歌ってみた。

できる。

フルートで吹いてみると、

迷子になる。

何故だ?

明日はそのあたりを勉強できればよしとしよう。

器楽アンサンブル本番の演奏もみてもらおうか。13曲も演奏するのだ。

施設への訪問演奏の課題曲もみてもらわないと。

90分では足りないではないか。

2012年10月29日月曜日

声の力

年末に歌う第九を教えてくださっているS先生のコンサートに行ってきました。
まず、ヘンデル、オンブラマイフ。

紅葉を先取りしたかのような真っ赤なドレスを纏い、満面の笑顔で高らかに歌い上げる美しい声は生きる喜びに満ちあふれ、実に見事で同じ人間とは思えない。

アンコールで前に引っ張りだされ一緒に歌うよう促されましたが、歌を知らないので歌えない。手拍子でごまかしたのだ。残念!

そう言えば、吉田雅夫さんがフルートはオペラ歌手のソプラノと同じだから、歌を聴いてフルートの表現を勉強するといいよと言っていました。

楽器の演奏にはまず技巧がどうなのかが気になります。

もちろん歌う事にも技巧は求められるのでしょうが、今日の演奏にはそういったものは感じられませんでした。
技巧を感じさせない見事な演奏と言うべきかもしれません。

ここ数日は本番に備えて楽曲のできないところを集中訓練していましたが、今日は久しぶりにスケール、アルペジオを少しゆっくりのテンポで練習してみました。
できなくなっていたらやばいなと思ったものの、数日さぼったくらいでは影響ないようです。
それより、毎日やっていても突然指が回らなくなったり、発音がうまくいかなくなる気まぐれ誤差のほうがはるかに大きいです。
Finaleというソフトで合奏を自動演奏させて合わせてみるのですが、問題点はいくつかに絞られ、その問題点が一向にクリアできないことにあせる。表現以前の技巧でひっかかる。

あーあ、へっぽこだな。

オンブラマイフ。フルートで吹いてみました。
とてもS先生のような表現はできませんが、それでもフルートで同じ曲を歌えることの幸せっていいです。



2012年10月26日金曜日

少し多忙なへっぽこ音楽家

昨日は第九の練習。
へっぽこですが一人づつのフレーズの練習は一発合格。
なんだか嬉しい。
ハードルが低いだけなのですが。

今日は器楽アンサンブル本番ひと月前の練習。
あと数回の合わせで完成させなければいけないことに焦る結果となったが、愉快なアマチュア精神に富んだメンバーに恵まれているのでほどよい緊張感をキープ。

本番用のフライヤー、プログラムのアップデートをしながらパユ来日のオペラシティーコンサートを視聴。

基礎練習はできずじまい。

本番前だし、まいっか。

パユみたいに自由に音楽を操れたらどんなにいいだろう。

フルートらしいいい響きだ。

Galwayを忘れてパユで行こう。

んなに簡単なわけないか、、、。

2012年10月24日水曜日

大村友樹さんのMethod

涼しくなったせいかどうかわかりませんが、今日は指回りが極めて不調です。

偶数の日なのでアルテス2巻の第二シリーズでスケール・アルペジオ。
B MollはいつもGes-Aの移動に他の音が混じりがちなのですが、今日はそれに加えて第三オクターブの運指がうまくいきません。
いつもよりやや遅くM144なのですがどうしても回らない。
半分の速度だと問題ありません。ですがM144にはどうしてもできません。

くっそーー。どうしたんだ自分!
あせるほどできません。
きっとどこかに力が入っているんだろう。力を抜けばいいんだ。
ゴルフと一緒で、理屈でわかっていてもできません。
非力ですがドライバーで300ヤードを超えた事もあります。
そういう体験がまた飛ばそうと欲を出して力んでミスするのです。

いつもスケール・アルペジオは20分程度で終わるのですが、B MollとCes Durにひっかかって一時間ほど格闘。

だめだこりゃ。

で、しばらく休んでから再びトライ。

まだだめ。

上達どころか下手になって行くとしたら、きっとフルートがいやになりそうです。


大村友樹さんのDVDメソッドを観てみました。
彼の演奏する「歌の翼」はそりゃもう秀逸です。

真似するつもりで吹いてみると、気のせいかピュアな音に力強く艶やかな成分が加わったような音色になりました。(常に再現できないことが悩みですが)

そしてどうにかM144でB Moll、Ces Durが回るようになりました。

ふぅ。

2012年10月23日火曜日

宮前丈明さん

宮前丈明さん。

聞くところによるとマルセル・モイーズから神童と言われたそうです。
フルートの神様から神童と言われるとは、、、。すご。
モイーズは認知したのかな?

現在USで活動されているようですが、一時帰国するそうです。
11月19日に東大赤門前のカフェで演奏するそうなので行ってみるつもりです。
ご自身のブログにソノリテの使い方について詳しく解説しています。
かつてソノリテを読み違えていた事で混乱していたアンブシャの作り方が改めて再確認できました。
しかし、多くの部分はやはり観念的、抽象的で未だに腹に落ちません。
口腔内は陽圧でアパチャ付近は陰圧で、その釣り合うポイントで宇宙遊泳のように自由。このポイントを探せる柔軟な唇。とあります。
陰陽の釣り合うポイント云々の件は、もしかするとやけに調子がいい時の自由に音を操れる感覚を指すのではないかと一瞬わかったような気になりますが、よく考えてみると口腔内よりアパチャ付近の方が単位体積あたりの圧は高くなるのではないか。
口腔は大きく開いているのにアパチャは急に狭くなるわけですものね。
どうもソノリテってやつは難解だ。

一時帰国中、個人レッスンも希望があれば行うそうです。

もう少し上手だったら申し込んで、いろいろ聴いてみたかったんだけど、流石にへっぽこは引いてしまうのだ。

トランポリン(横隔膜)の動きを唇が感じるか?
腹部をトランポリンのように感じはしますが、その動きを唇が感じているか、、、?
すいません、感じていません。

体全体でバランスさせて吹くためにはお腹の動きを唇が感じとれないといけないのかもしれません。

なんだかまた大きな壁が前に立ちはだかって来たようです。

2012年10月22日月曜日

Köhler Easy Duets Op.55 #25 Chopin Mazurka 

ケーラー、易しいデュエットOP.55。
易しいです。始めの方は。

#22あたりからかなり苦痛でした。

そのエチュードもようやく最終段階を迎えました。#25 Chopin Mazurka。

三拍子の中、一に付点、三連、二音が連続するところがリズムを崩すかもしれないと思われていましたが、やっていると別に難しくありません。
本人はできているつもりの自信たっぷりなのですが、どう聴こえるのでしょうか?
次回のレッスンが楽しみです。

それにしても、楽譜どおりに演奏しているつもりなのですが、なんかぱっとしない曲だなあと、冷めた感想を持つままにYouTubeでピアノの模範演奏を聴いてびっくり。

感じが全然ちゃうやん!

いわゆる普通の三拍子ブンチャッチャとは全く違いますね。

調べてみると、ショパンは故郷のポーランドを離れパリに在住している時に、故郷を懐かしく想い、離れて暮らしている事の悲しみ、望郷の念、諦め、悔悟、腹立ちを祖国の舞踏のリズムに載せて作曲したのだそうです。

マズルカはポーランド人にしか演奏できない、と言う人もいるそうです。
昨年、ドイツでタクシーの運転手がポーランド人だったので、ショパンが有名ですねと言ったら嬉しそうでした。

改めて模範のピアノを真似して吹いてみました。
ピアノでMazurkaを演奏する際のアドバイスをネットで多くみつけることができます。
Mazurkaは二拍目、三目にアクセントをつけるそうです。(どっちなんだ!)

2ndに素早いアルペジオのパターンが四つあってなかなか痺れる感じです。
それぞれのパターンのコード名をつけて楽譜に書き加えてみました。
すると、C-G7, G7sus4-C6の2パターンしかないことが判明。
蛍光色のラインマーカーで識別。

これらの2パターンを繰り返し練習することで難を逃れることができそうです。
ふぅ、苦しみながらも考えている私なのだ。

ケーラーの最後の曲をさくっと仕上げてしまおうと思っていましたが、なかなか侮れません。

2012年10月21日日曜日

音の出だしの恐怖

あいかわらず最初の音の出だしがツゥアー、だったりプワーだったり、オクターブ下が出てしまったりする悩みは解消されません。
中音Hを四つ連続で吹く時に、最初の音を二つ目だと考えて吹くと、いくらかうまくいくようです。

思えば私はカラオケも同様です。
このごろはめったにカラオケには行きませんが、以前から歌いだしの音がつかめなくて、めっちゃ音痴で歌い始める傾向があります。
歌い始めだけとちるのですが、そのあとはなんとか軌道に乗る事ができます。

第九の合唱にも参加しているのですが、歌いだしの音が事前に鳴っていない場合は緊張します。

でも、おもしろいことに高いFまたはFisは一発で歌えるのです。

ファはゴルフでミスショットした時に出す「ファーー!」そのものです。
ミはその一つ下ですから、そんなに難しくありません。
同じ論理で他の音も出せばいいではないかと思うのですが、そうはいきません。

ソリストにその悩みを相談したのですが、絶対音感を持っていない場合は前の音からのインターバルを考えて発音しないと難しいとのことです。
第九はだいぶできてきたので、今日はダイナミックをつける練習になりました。
思い切り歌うと気持ちいいのですが、表情をつけることで更に歌う喜びを感じることができます。
少々音程が狂っていても音楽の幅ができるってことでいいのかな?
高いレベルを目指す専門家は産みの苦しみにのたうち回るのかもしれません。
ああ、音楽のシロートは幸せ一杯ですね。
シロートで本当によかったかも。

昨日はフルートアンサンブルの練習でした。
私の知る限り最も繊細な表現を要求されます。
練習と言えども緊張します。
初めての合わせのデュエットの相方にその緊張感が伝わったようで、予定より重い演奏になってしまいました。
相方の音をよく聴いて、注文をつけるくらいの余裕がないといけません。
それにはたくさん経験しないといけないのでしょう。
一人ではなく、合わせをいっぱい、いっぱい練習したいです。

本番で過渡な緊張をしないためにも練習の段階で適度な緊張をするほうがいいかもしれません。

それにしても音の出だしを安定させるための方法はないものだろうか。
タンギングを強くすると、いきなり強い音が出るので音楽が台無しだし、、、、。
そう、タンギングはおまけだとフルートクライスで言っていました。
タンギングにたよるのはダメみたいです。
歌の翼」の出だしレ・シーのシはうまくいきます。
それはシの前にレがあるから?
いきなりシは音が転ぶのですが、レは転びません。そのかわり、レは音が響きにくい。
レは高音域から降りてくる時にはひっくりかえりやすいので注意が必要ですが、最低音Cの運指で倍音を出す練習をすることでうまくいくようになりました。

あちら立てればこちら立たずか、、、。

いやいや、両方たてようではないか。

がんばれ自分!

2012年10月20日土曜日

オータムジャンボ

宝くじマニアではありません。
大量に買いあさる心情は理解できません。
また、銀座など当選が多く出ている店舗に並んで買うという気持ちも理解不可能。
当選が多く出ているのは、同様にハズレもたくさん出ているわけで。
田舎の店舗で買うより銀座で買う方が当選確率が高いとでも?

1枚買うより10枚買うほうが確率は10倍になります。100枚買えば100倍。
1枚も買わないと当たる確率は0です。
1枚でも買えば確率は少ないですが、当たるカモしれません。

当選したら何を買おうかなと想いをめぐらすのはなかなか楽しいものです。

わざわざ買いにでかけるのも億劫です。

何かのついでに買う事があります。
前回のレッスンに出かけたついでにオータムジャンボを10枚購入。

さて、みごとに当選したら何を買おうかリストアップしてみました。
C63AMG  1100万円
ガレージリフォーム 40万円
インテリアリフォーム 300万円
ラファン頭部管 60万円
ソーラーパネル 300万円
アルトフルート 100万円
バスフルート  100万円

メルセデスのCは本気で購入するつもりで試乗したりしました。
よく考えてみると年間1000kmしか車に乗らないので、いらないという結論になりましたが、3億円あればこの際AMGでも買ってみようかと。
それにしてもざっと2000万円程度しか使途が思いつきません。
3億円が無税で入るのに使い道が一割にも満たないほどしか思い当たらないわけです。

ラファンの頭部管はシロートが吹いてもとても吹きやすいと評判なので試しに買ってみようかなというノリです。
アルトとバスフルートがあったらアンサンブルに厚みが出ておもしろいだろうと思います。リアルに買うかというと引いてしまいますけど。
それでも新しいフルートはリストにありません。
どう考えてもいらないものね。。。

既に抽選は終わっているのですが、もう少しの間、あれこれ妄想をふくらませてから照合してみるつもりです。

2012年10月19日金曜日

ADCCEをオーバーホールに

昨日ムラマツADCCEをオーバーホールに出しました。

パッドはまだ交換しなければならないほど痛んでいるわけではありません。

ADは菜々子(ムラマツM70リップのみ銀、他は洋銀)よりよく鳴ります。
菜々子もよく鳴るのですが、ADに比べるとややスイートスポットが狭く、発音がデリケートなので吹き手の調子が悪いととたんに響かなくなります。

ADは最低音までしっかり出しやすいお気に入りの楽器です。

ADは菜々子と比較すると音が柔らかく、重いせいかやや体力を必要とします。
疲れているときは洋銀の菜々子の方が鳴らしやすいです。

菜々子と比べると、しっかりした息を吹き込んでやらないと音程が下がりやすいです。

洋銀の菜々子の体重は360g。ADは440g。

菜々子は軽いので、軽く吹けば楽器がビリビリするような感じでよく鳴ります。
鳴らしやすいけど、サチュレーションしやすい感じです。
ADは総銀なのですが、パワーをかけると楽器がそれに応えるように柔らかく豊かに響く感じです。
どちらが好きかと言うと微妙。。。どちらの個性も好きかな。

気になる事があるとすれば、小さな凹み。それからGisレバーを強く押すと、GisキーがD、Disトリルキーのシャフトに当たるので速いパッセージでカチカチと音がすること。それからGisキーの突端がフルートケースに収納する際にヘッドジョイントのクラウンのギザギザに当たるので傷になっていること。

それだけのことですから、何もコストをかけてオーバーホールしなくてもよかったのかもしれません。

まあ、しかし早めにコンディションを万全にしたほうがいいだろう。
一度オーバーホールすれば当分の間は調整だけでベストな状態を保てるだろう。

こういうことを先送りにしているうちに死んでしまったら何にもならないではないか。

ただ、もうこれで新しいフルートを購入することはないでしょうし、それでいいと思っている。

オーバーホールをお願いしたのは年季の入ったフルートのマイスター。
訪問してフルートの話を伺う事も楽しみのひとつなのだ。

M70には菜々子と言う名前を付けているが、ADCCEにはまだ名前がない。
ADが帰宅するまでに考えておかなくては。

2012年10月18日木曜日

Kette Principal

付点音符は鎖の原則に従って、先にひっかけるように演奏すること。
1976年吉田雅夫さんが「フルートとともに」でそう言っていました。

自分はできているつもりでしたが、昨日のレッスンで十分でないことがわかりました。
自分でできているつもりでも人が聴いて、そのように聴こえない場合は、さらに意識して演奏する必要があるとのこと。

ケーラー#25 Chopin Mazurkaの三拍子には付点に続いて三連があって、続いて二音吹くところがあります。

できるかなあ、、、。なんだかワクワクします。

讃岐うどんを食べながらテーブルを規則正しく叩き、頭の中でターッタ、タタタ、タンタンと唱えてみました。
別に難しくもなんともありません。
それでもレッスンではダメだしされるのだろうか。
笑門 讃岐天ぷらぶっかけ
それより、2ndの装飾音のほうがよっぽど難しい。

2012年10月17日水曜日

音楽は響きを聴く事

体調は相変わらず優れない。さらに気力が出ない。
それでも最低の基礎練習はこなしています。
今日はやっと音が出るようになった。

で、レッスン。

「諸人こぞりて」の総譜はやたら長いのでMuseScoreでパート譜にしたのですが、あちこち音が間違っていてげっそり。。。

音楽を聴くときにメロディーを追いかけるのではなく、響き(ハーモニー)を聴く事!
それができていれば楽譜の間違いにすぐ気づくはずである。
痛い指摘だ。

ケーラー#24 Bellini Largo セカンドでやたらと音を間違える。
必死で音符を追いかけるとHのところをGを吹いてしまう。
楽譜って線が五本もあるんだもの。三本くらいなら読みやすいのにぃ。ブツブツ。。
これも前述と同様、響きを理解していれば、Gはありえないことくらいわかるはず。
痛い指摘パートll。

デュエットでは相方の音を聴くように心がけているつもりでも、運指に注意が行くと、つい相方の音を聴く余裕がなくなってしまう。
それでも始めの頃よりはだいぶ人の音を聴くようにはなったと思う。
運指に気を囚われないくらい自分のパートはしっかり練習することと、相方の音を特に聴かなければいけないポイントを譜読みの段階でみつけておくことが重要だと思う。

わかっちゃいるけど、なかなかできないのだ。

音形に合わせた強弱をつけることでハーモニーを作ること。
合わせどころとでも言うのでしょうか。三度のインターバルでお互いが奇麗に動くような合わせがいのあるポイントをさらっと吹いてはいけない。
音楽に表情を付けるとはこういうことか。
ケーラー#24は次回に持ち越し。
よーし、次回はリベンジするぞ!!

「月の光」には行けませんでした。
90分って長いようでいてあっという間。
「月の光」を伴奏に合わせる自信がありません。あまりハードルが高いようだとフルートが嫌になる危険があるので次回はそこいらへんをよく相談してみたいと思います。

2012年10月15日月曜日

声楽やってみたいかも

アマチュアフルーティストの大先輩すとんさんからコメントをいただきました。
声楽のレッスンは呼吸法をばっちりやるのでフルートが上達すること間違いないそうです。

言われてみると呼吸法ってフルートの構え方、持ち方と同様に初めてフルートを持ってからしばらくすると、できているように思い込んでしまい、基本に立ち返りにくい項目ではないでしょうか。
だいたいお腹で呼吸するって、なんとなくそういうことだよねって程度で本当に常にお腹を意識していないもの。

歌がうまくなるのでフルートで歌うことも上手になるとのこと。
これはいいかもしれません。
フルートの演奏は歌うことです。
ですけど、歌いすぎるとテンポが遅くなるクセがあります。
そういうことなく、上手に歌うことができればフルートに応用できそうですね。

楽器がなくても歌えるようになるとフルートが億劫になるかもしれないとのこと。

そこまで歌えるようになったらどんないいいでしょう。

へっぽこの歌の上達にはさほど期待はしていません。

ただ、ソリストのパワーが本当に素晴らしいのです。

そのパワーの源は何なのか?
そしてそのパワーをわけていただきたい。
ただ、それだけですが、それができればいいのです。
ただ、お気に入りのS先生は、私が知らないだけのようですが一線で大活躍しているようでシロートに教える時間を取れないかもしれません。
でも実際にシロートを教えに毎週来ているわけだから、聴いてみる価値はあるよね。
なんだかドキドキしますが、今度聴いてみる事にします。

今日も体調がイマイチでしたが、音色はかなり回復。
ここ暫く音色が優れなかったのは旅先にフルートを持って行ったことによる調整の狂いかなとも思っていましたが、どうやら狂っていたのは自分の口だったようです。
その昔、吉田雅夫さんがムラマツに頭部管を治してほしいと持っていくと、ムラマツさんから「その前にお前の口を治せ」と言われたそうです。
マイスターの話しを持ち出すまでもなく、楽器を疑う前に自分を疑ったほうがよさそうです。(そうは言っても、楽器の故障のせいで上達が遅れる場合も無いとは言えないので要注意ですが)

基礎練習はソノリテ、スケールとアルペジオ、T.G. EJ4、EJ11、エチュードはケーラー#24Bellini Largo、曲は月の光とアルルの女、それから来月の公開レッスンで演奏するアイネクライネナハトムジーク。

アルルの女は練習するほど下手になっていく。つまり最初転ばなかったところが転ぶ。
転ぶところはしつこく練習する以外にないよね。

2012年10月13日土曜日

過密スケジュールでダウン

朝からフルートアンサンブル。
午後から地域の祭りで囃子の演奏。
夜はブラスアンサンブルの予定でしたが、ここで過密スケジュールに破綻しあえなくダウン。

シロートにしては過密なスケジュール。

それにしてもプロだったら体調が悪いくらいで休めないわけだし、シロートでよかったのか、はたまたシロートなるが故の緊張感の欠落が問題なのか、、、。

ま、ゆるくていいよね。シロートなんだから。

それにしても、一人で吹くのと違って、アンサンブルしていると時間の経過が早く感じます。

楽しいことはあっという間に過ぎるってことですね。

体調不良はなかなか過ぎて行かない。。。


2012年10月12日金曜日

音楽のパワー

今日も早朝から「諸人こぞりて」の速いパッセージを小さな音でトゥクトゥクトゥクトゥクとダブルタンギングで練習。
パユだってこれ以上速くできないだろうというくらい速く正確にできるようになった。
おほほ。

年末の第九の演奏に参加します。
フルートではありません。テノールで合唱に参加です。
7月から練習に参加しています。
ソリストが毎回入れ替わり立ち替わりで教えてくれるのですが、なにせ参加者の多くは初めてのご近所さんばかり。
声楽の先生はみなさんとても明るい。
生きる力が漲っているように思う。
そのパワーをおいらにもわけておくれ!!
とりわけS先生は明るい。
声楽のレッスンに行ってみたいと思うようになりました。
何を歌いたいというのではありません。
パワーが欲しいだけです。

数日前に買ってはみたが、嗅覚がいかれているのでお預けにしていたステーキ。
焼く前

食べる前
嗅覚はやや改善。が、ワインはわからず。
ステーキはアメリカのサーロイン400g 
以前は和牛の霜降りがうまいと思っていましたが、このごろはアメリカのワイルドな少し固いけどジューシーで噛む程に味わいが深い赤身がうまいと思うようになりました。
マグロもそうです。
トロ、中トロばかり注文するのはガキってもんです。
大間の赤身は口の中が驚く程ほんとうにうまい。

2012年10月11日木曜日

モチベーションの維持

体調は変わらずです。
安静にしています。
長い人生にはそういう時もあるさと思うものの、凹みます。
音もよく出ません。特に低音が。

それでもソノリテ音色の同質性を、いつもより次の音をイメージしながらやってみました。
スケール・アルペジオはM144で全調を丁寧に。
T.G. EJ4とEJ11。
エチュードと課題曲を軽く復習って終了。

課題曲「諸人こぞりて」のバリエーション部分の速いところはもう完璧です。
ダブルタンギングで百発百中です。えっへん。
毎早朝、小さな音で繰り返し繰り返し練習した成果です。
課題曲「アルルの女メヌエット」はイマイチ転びがちです。

何故か。

「諸人こぞりて」は、簡単にできるだろうと高をくくっていたら、できなくて先生からあきれられたという経緯があります。
なにくそ!このくらいやればできるさというつまらない意地みたいなものがモチベーションになりました。

それにひきかえ「アルルの女」はできることならプログラムから外してもらおうと思っていたくらい身が入らないのです。
ところがコンサートの客寄せに「アルルの女」は是非やろうということになり、追いつめられています。

なにくそ!という動機にがんばれるが、追いつめられることに苦手な私。

本番まで二ヶ月。
せめて体調が元に戻ってくれたらなあ。
こういう時、モチベーションをどう維持したらいいのでしょう。。。
美味そうなでかいステーキとワインとスコッチとチーズを買ったのですが、香りがわからず、明日に持ち越し。明日はきっと元気になるのだ!!

2012年10月10日水曜日

T.G. EJ4

JICCOさんのブログに触発されてタファネル・ゴーベールEJ4をやってみました。
JICCOさんの先生は音大受験の時、このEJ4を暗譜して、これだけを練習するように言われていたそうです。
ってことはそれほど重要な練習ってことだよね、きっと。
全調のメジャーとマイナーは既にやっているので、スピードを要求しなければ、さほど難しくありません。
これも毎日の練習に組み入れてみようかと思います。

今日も体調が芳しくなく、あいかわらず香りがわかりません。

このまま嗅覚が恢復しなかったらどんなに寂しいことでしょう。

料理や酒の味は香りあってのものですからね。

溶けたバターに焦げたニンニクの香りがわからないほど寂しいことはありません。

2012年10月9日火曜日

スケール練習は正確に

軽く吹いているのにフルートがビリビリ振動するというようないつもの響きが出ません。

体調が優れないこともあって、この数日スケールをM120に落としています。
するとできていると思っていた調性が意外と躓いたりします。
スケール、アルペジオも音楽を演奏するつもりで美しく吹くことが重要だと何かで読んだ事があります。
たまにはゆっくりと情感をこめてスケールを吹いてみるもの新しい発見がありそうです。

「月の光」に苦戦です。
一カウントに音を三つ入れる事も、二つにすることもできるのですが、曲になるとうまくいきません。
また、須藤英二さんの模範演奏はかなり歌っているのでテンポが揺れます。

この曲は竹林や湖上に美しくこぼれ落ちる月の光を表現したいので、テンポは比較的自由に揺らしていいと思います。

ただ、伴奏と合わす必要があります。勝手に歌ってはいけません。
総譜をじっくり眺めてみました。

うーん、神経を使わなければいけないところがたくさんあります。
すると、情感を込めて吹く事ができません。
情感を込めると、正しいリズムを見失います。

まずは楽譜どおりにしっかり吹けることが必要なのでしょうか。

「月の光」は運指に悩むことがないという所がとてもお気に入りです。


嗅覚の異常でワインなどの香りがわかりません。
週末のおいし会はキャンセルしました。
翌週の食事会までには復活したいものです。

2012年10月6日土曜日

スリラーツアー

六本木のブルーシアターでやっています。
友人の誘いで今日行ってきました。

ラスベガスが東京にやってきたってとこでしょうか。
楽しませてくれますが、観客に立つように促すのがどうも、、、。

椅子があるのに何故立たせる?

ダンサブルなビートに思わず客が立ち上がる、それを制止する係員、と言うならわかりますが、この手のコンサートは総立ちしてギャラが決まるのでしょうか、座って堪能したいのに前に立たれたら見えないではないか。
そんなことを言うのは無粋というくらい、演奏が盛り上がってのことならいいですよ。
踊りたいならクラブで踊ればいいではないか。このごろのクラブはみんなどういうわけか踊らないし。

客も客で、なんだかお金を払ったのだから総立ちで盛り上がらないと損だとでも思っているのでしょうか。

ブツブツ、、、。

この手のイベントには行きたくありません。

森山直太朗の時もそうでした。
回りが立つにもかかわらずずっと座っていたら、森山さんが私を観てから、「みなさん、どうぞ座って聴いてください」と言ってくださったのには感激しましたけど。

やはりこれからはクラシックだ。

そんなわけで、今日は基礎練習とアンサンブルの課題曲を少し練習しただけでした。

帰宅してから須藤英二さんの「月の光」を何度も聴いて、Galwayの演奏まで観てしまいました。Galwayを聴くと吹きすぎてしまうクセが出そうです。

明日、時間を見つけて「月の光」に挑戦するのが楽しみです。

が、体調が優れず、ワインや料理の香りがわかりません。
せっかく美味しいはずのブルゴーニュのピノを開けたのに、、、。
そして、自分で吹くフルートの音色も聴こえにくいのです。
明日はきっと治っていることを祈って。

2012年10月5日金曜日

音域によるフルートの口元

アンブシャという言葉が当たり前のようにフルート吹きには使われますが、そもそもアンブシャとはなんでしょう?

わかりにくいことを説明するのにわかりにくい言葉を使うのはさらにわかりにくくするコツです。


音域によって唇を締めたり緩めたりするという変更はN.G.です。

ですが音域によって吹き方が変わる事は、どうやら正しいことのようです。

そうしないと、どうしても大きな跳躍はできません。

特に低音域。

で、鏡に映る自分の口元をじっくり眺めながらいろんな音域を吹いてみました。

左人差し指だけの運指でC、その上のC、さらに倍音でG。

これはお腹をくっと引き上げる感じだけで驚く程全く口元を変化させずに出す事ができます。

ですが、同じ口元で下のCはどうやっても出ません。

では、どうすると最低音のCが出るのか。

それがわからないのです。
最低音のCを出そうと思って吹くと出るのですが、どこをどう変化させているのか自分でもよくわかりません。

この違いを明示的に教えてもらいたいものです。

おっと、

教えてもらいたいというパッシブな姿勢ではなくて、自分で研究して、明示的に説明できるようにするべきですね。
よし、そこんとこ、おいらがやってやろうじゃないか。
それができないからフルートの演奏は技なのかもしれませんが。

今日はアンサンブルの合わせでした。
ピアニストが音大ピアノ科出身の専門家なので、いろいろ甘えてしまいました。
フルートデュオの相方ともいい練習ができました。
何故か体調が思わしくなく、終始、私の音が妙に汚いとまでは言わずとも風音の多い荒れた音色でした。
ですが、慣れた曲でも何度も合わせていると新しい気づきがあるものです。
フレーズ感をどう解釈するかによってブレスの位置をどうするか、必ずしも楽譜どおりでなくてもいいってこともあるってもんです。

2012年10月4日木曜日

フルートの壁を越えて

このところフルートの技術が壁に当たったようだったり、そもそも何のためにフルートを吹いているのかと言う余計な事を考えたり、このままフルートから遠ざかるかも知れない予感がありました。

その原因は異常に難しいエチュードだったかも知れません。
ケーラー#22です。
△のまま#23に行く事になったのですが、#23はさらに難しいのかと思ったら、そうでもありません。
リズムの取り方に気をつけないといけないことと、数カ所の速いところさえできればなんとかなりそうです。
さらに、ドビュッシー「月の光」をやることになりました。
これもリズムの取り方が課題です。
ですが、どうやらフランスのこの時代の曲は、感覚重視でいいのかもしれません。
伴奏と合わせることに気をつければどうにか演奏はできそうです。
それと音色と、ダイナミックが重要なように思います。
自分なりの月の光をイメージして表現するという新しい試みにワクワクします。



余計な事を考えずに生きたいものです。
フルートから遠ざかったら、次に近づくものがありません。

2012年10月3日水曜日

いよいよドビュッシー

今日は楽しみにしていたレッスンでした。

体調が優れず、これまでにないくらい音が出ませんでしたが、先生からはしっかりパワーをもらいました。
四日間フルートを全く吹かなかったと言い訳して、T.G. EJ11を連続してやってみました。
連続して演奏するとものすごく疲れる。
そして、吹き込むクセがバッチリと出ていました。
音色を気にして吹き込まずに、一音一音を軽く演奏するように心がけるようにすること。

ケーラー#23は△で修了。

次は#24。これ案外できそうですが、何カ所か困難なポイントがあるので、そこだけ特に集中してやればなんとかなりそう。

で、何か新しい曲をやりましょう、ということに。

モチロン、ドビュッシーの月の光を演奏したい私。

ドビュッシーは本来もっと古典をやってからやるほうがいいそうですが、そうすると生きている間にできないかも知れません。
◯の評価を求めずにやってみるのもいいということなので、思い切ってやってみることにしました。

できるかなあ。ワクワクするなあ。

小舟にて」もそうですが、n/8拍子で、一カウントに3音の次に2音というリズムがあります。手拍子でやってみると別に難しいことはありません。
先生の模範演奏を聴いても、実に簡単そうです。だいたい、テンポが速くないしね。

ところが、実際に演奏すると聴く程簡単にリズムを掴むことができません。

ま、しかしこれなら格闘する甲斐がありそうです。
苦手なリズムを克服しておけば他の曲にも応用できるわけだし。


昨日はボランティアとして「路上喫煙禁止キャンペーン」の告知を手伝いました。
60代とおぼしきおっさんが「ふん、ふざけるな!」と言わんばかりに、タバコを取り出しプハーーっと煙を吐き出していました。
世の中に逆らいたい年頃なのかしらねー。
「タバコは文化です。」その臭くて煙い文化を人前で吐き出さなければいいんですけどね。
「タバコぐらい自由に吸わせろよ!」どうぞ、人前ではないところでね。私も奇麗な空気を自由に吸わせて欲しいのですが、貴方の自由のために私の自由が制限されなければならない合理的な理由はなんですかあ?

2012年10月2日火曜日

すぐにフルートがうまくなる効果的な練習

【いつ始めても遅くない。誰でも毎日10分の練習でフルートがメキメキうまくなる秘訣】

なんちゃって。

初心者向けのフルートハウツー本を出版しようと言うのではありません。

この一年半、自分でいろいろ試してみて、これは即効性があるぞと思った練習方法をいくつか整理してみます。

倍音
最低音のCの運指のまま、オクターブ上のC、さらに上のGを奇麗に響かせる練習。
1975年当時もこういう方法があることは何かの本で読んで知ってはいました。
が、そんなことやっても汚い音しか出ないし本来の運指でいいではないか、との思いから倍音の練習はしたことがありませんでした。
フルートを再開してから高音から中音にスラーで降りると音がひっくり返ることに悩まされていました。
この練習を始めた頃は、特にC の運指で中音のGを出す事がとても難しく、なかなか出ませんでした。
Gの運指でGを出してから、そのまま運指を最低のCにすると出やすいです。
繰り返すうちに、最初からCの運指でGが出るようになりました。
コツはGの音をイメージすることにつきます。
クチビルをどうするとか、吹き込む角度をこうするとか、そういう物理的で具体的な方法は知りませんし意識しません。
Gを出そうと「思う」ことでGが出るようになりました。
そうすると、あら不思議。スラーで高音から降りて来ても音がひっくり返りません。

構えてすぐ吹く
これによる改善点がいかなるものなのか、実はよくわかりません。
が、幾人かの先人がこのように言っています。
そのように心がけると、だんだんとできてくるものです。
クチビルの当て方を神経質にこねくり回すことなく、構えながら息を吸って、自然なクチビルのまま歌口にクチビルを当てて、すぐに吹く。
よくわかりませんが、このことでクチビルのまぐれに依ることなく、安定した音質が得られるようになったと思います。

歌いながら吹く
9月17日に書きましたが、つい最近発見した方法です。
これ、すごいです。
シャミナーデのコンセルティーノの始めの部分(後半はとても演奏できませんけど)を真似して汚い音で歌いながら吹いた直後に声帯のスイッチをオフにすると、とたんに響きだします。
音の響きがイマイチな不調の時にやってみるといいかもしれません。
あ、昨日やってみればよかったなあ、、、。忘れてた。
クチビルの振動で鼻の下が痒くなりますが、クチビルが柔軟になるような気がします。

ここまでが、即効性があった方法。

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ここからは即効性は実感できませんが、先人が歩んで来た一定の合理性を信じて。

【モイーズのソノリテについて、から音色と全音域の音の同質性】
これで音色が改善されたのかどうか、実を言うと自分でもわかりません。
が、多くの先人が、毎日これをしっかりやれば一年で音色が大きく改善されると言います。
政治家言葉みたいですが「しっかり」やると言う事は「正しい方法で」やることだと思いますが、自分のやり方が正しいのかどうかあまり自信がありません。
ネットでその解釈を調べた結果、心がけている事は、
ロングトーンで十分美しい音で中音のHが出るようになってから、指だけを動かして同じ音色で半音づつ降りてくる(M=60)。

モイーズの「音作り」の根本的な考え方は 
ある最良の音質をもつ音を選び、それを保ちながら最低の間隔(半音程)ずつ移動すれば、音域の両端までそれを保てる筈だということです。
そりゃそうだよね。たかが半音下がったからと言って、何も変える必要ないではないか。
ですが、明らかに高音域と低音域では吹き方を変えないといけません。
どこで変わるのか?それははっきりとここで変わるという位置は無く、少しづつ連続して変わるのでしょうね。
子供と大人の精神構造はどこから変わるのか言えないのと同じですね。

Gから最低音に向かっては、次第に下顎を前に出してゆく/G→C#に向かって下顎は後ろに退かれてゆく。そして、8度上の中音域でも同じ動きを繰返すが、同じ音・・・例えば低音と中音域のG同士で比べた場合には、中音域の方が下顎の位置が前に出る。

ソノリテにはこう書かれていますが、半音づつ音色の同質性を求めるためには、意識して顎を動かす事は止めた方がいいでしょう。

音域によってクチビルを変化させてはいけない」とはよく言われています。
名人はできるでしょうが、普通の人には困難です。
高音はクチビルを締めて出していいのです、と教えてしまうと音が細くなってしまいます。
クチビルは変えずに腹圧で息のスピードを上げて出すんですよ。と教えますが、本当にクチビルを全く変えないことはないのだと思います。
なので、音域でクチビルは変化しないということを原則にして、意識的にクチビルを変更することを防いでいるのだと思います。
「唇を動かさずに全ての音域の音を出せというのは、身体を曲げずに落ちているものを拾えというようなものだ」と言うGalwayの言葉に救われる思いがします。

【スケールとアルペジオ】
これも即効性はない練習ですが、西洋音楽は(現代音楽は除く)スケールとアルペジオで構成されています。
さらに分解すると、一つ一つの音で構成されています。
奇麗な音が出せる事と、スケールとアルペジオがスラスラできれば大抵の曲はすぐに演奏できる。
なるほど、理屈は合っています。
フルートを再開してしばらくは、アルテス15課を参照して一つの調性を二週間やることで一年で全ての調を修了しました。
これって3オクターブに亘っているので結構キツかったです。
本当に修了したと言っていいレベルではありません。
が、本当に修了することをゴールにしたら恐らく生きている間には修了しないでしょう。
これを速く奇麗に正しくできれば音大に入れると思います。
なので、なんちゃって修了ということにして、現在はアルテス2巻の巻頭の2オクターブのスケールとアルペジオを毎日、全調やっています。
アルテス1巻15課で苦しんだせいか、不完全ではありますが、2巻の全調のスケール、アルペジオはさほど苦になりません。

【アンサンブル】
現在二つのフルートアンサンブルと一つのウインドブラスアンサンブル、ひとつの管弦楽アンサンブルに所属しています。
よくもまあ、スケジュールがバッティングしないものだ。
フルートを意のままに操るための技術向上のトレーニングだけでなく、実践的な合奏の機会があることで音楽のさらに深い難しさと喜びが味わえるというものです。
特に、プロの先生や指揮者がいるといいです。


さて、明日はレッスンですが、思うように進んでいません。
進まなくていいから、明日は先生からパワーをもらってくるのだ。
そして、そのためには自ら懸命になる必要があるのだ。

2012年10月1日月曜日

フルートがうまく響かない日は 

一週間フルートを吹かなかった影響は特にないように思っていましたが、昨日今日と響きが今ひとつです。

菜々子(洋銀のムラマツM70)が顕著に響かないので、楽器を疑いながらゆっくりクロマチックで降りて響きが変わるポイントを探してみました。

が、どうもよくわからない。

ムラマツADは菜々子に比べると響くので吹きやすい。

そろそろADをオーバーホールに出す予定なので、そのついでに菜々子を調整してもらおうかな。長時間車に積んでいたので振動で調整が狂ったのかもしれません。

スケールとアルペジオ、T.G.EJ11、ケーラーを一通りやってみたが、響きがイマイチで気分が乗らない。

そういう日のいい練習方法を発見しました。

過去のレッスンの録音を聴く事です。
もう何度も聴いているのですが、改めてじっくり聴き直してみると、新しい発見がたくさんあります。
もう若くないへっぽこフルーティストですが、先生の教えるとおりに必死にやっている過去の自分がいます。
すると、案外言われた通りにできているところもあります。
すると教える先生も熱心になる様子がわかります。
これが子供相手だったらどんなに教える喜びがあるだろうか、、、。
しかし、そんなこと言ってもしゃーないわな。
へっぽこでも懸命にがんばる姿は美しいのだ(きっと)。
てっきり先生の模範演奏かと思ったら、あら不思議、自分の演奏だったりするとそりゃもう嬉しくなります。(先生が聴いたら、そうは思わないでしょうけど、、、)

投資を効率よく回収するって感じ?

レッスンは緊張して受けているつもりですが、改めて録音を聴いてみると、忘れている事や、意味をよく理解しないまま素通りしていることが再確認できます。

すっかり気分がよくなって改めて吹いてみるといくらか調子は改善されました。

フルートがうまく響かない日は、過去のレッスンの録音を聴くってのがいいですね。


iPhone5のSiriと言う音声認識、なかなかいいですね。
なんだかiPhoneがKnowledge Navigatorに近づいているみたい。

思えばSteve Jobsを追い出したJohn Scullyが提唱したKnowledge Navigatorのビデオを1991年に見たことがきっかけで人生の大きな決断をし、世界を変える道に走ったのでした。
当時はできもしない製品を宣伝に使うことへの批判もありましたが、しっかりとP3TVのビジョンが継承されているように思えます。