2012年3月31日土曜日

楽天的であれ

音を楽しむのに悲観的であってはいけません。
音に限らず悲観的な考え方は楽しむことに反します。


悲観的な考え方は、悲観的にならざるを得ない、どうしようもない時用にとっておきましょう。
世界はあなたが思っている程小さくない。



I am too complicated to be one single person, so i am many. 

But without music I would be none. 

The world itself is too small for me to find music I like. 

So I listen to many songs from any parts of the world - pulling together all the different parts I am. 

Got problems? Well, take some coins and tell it to the next parkometer.
Puss in Boots

2012年3月30日金曜日

フルートは裏声で?

少なめの息でスピードを上げると裏声になるそうです。
実際に裏声を聴いていないのでよくわからないのですが、息をたくさん吹き込んで大きく鳴らすのが地声だそうです。


思い返せば、鳴らすことに夢中で、柔らかく響かせたりダイナミクスをつけることをあまり意識していませんでした。
録音を聴くと平べったい演奏に聴こえるのはそのせいかもしれません。
音色に注意を払って表現を勉強する必要がありそうです。
フルートマニアになっていたかも。
演奏するのは音楽ですからね。


今日もタファゴベをたっぷりやりましたのでご褒美にエンボカです。


ベルギーのホワイトビール

ロワールのローラン・ルブレ有機ワイン

オードブル

牛蒡の冷製スープ

いんげんとタケノコとトウモロコシ

葉牛蒡と新タマネギのピザ

洋梨とイチゴのフルーツピザ
生きててよかった♪

2012年3月29日木曜日

タファネル/ゴーベール : 17のメカニズム日課大練習

今日はソノリテ音色の同質性を半音だけで切り上げ、昨日順調だったタファゴベに再度挑んでみました。
たまにはちがうテキストにチャレンジしてみるっていいですね。
タファゴベはおそらく1976年頃にどこかの古本屋で買ってはみたものの、音符がたくさん並んでいるのを観ただけで圧倒され、そのままにしていたものです。
かなり黄ばんでいます。
おそらく音大生が使用していたのでしょう。
難しいフレーズに赤い印がついています。
私も同じところでだいたい躓きます。
音大生と一緒かあ。なんだか嬉しいではないか。
臨時記号の音符にも赤いマルがついています。こんなことしていいのかな?
他にも同様のエチュードが何冊かあります。


テキストを購入する、つまり自分に投資することで、その時点で何かが身に付いたような錯覚ってのがあったのかもしれません。
高価な英会話の教材を購入する人の多くがそんな錯覚で買っていないでしょうか?
よし、これで毎日英語のシャワーを浴びれば、半年後には英語がスラスラと、、、。
そんなわけあるわけないに決まっています。
聞き流すだけで覚えるのは幼児でしょう。
懸命に何度も繰り返し繰り返し必死になって聴いても、そんなに簡単にスラスラわかるようにはなりません。それが大人ってもんです。


高価な英会話の教材は買いませんでしたが、フルートのメソッドは結構ありますね。
それなりに本気だったんだな、、、。


昨日できなかったEJ7のAs Durでのレファドミ、今日もなかなかできませんでしたが、何度も繰り返すうちにできるようになりました。
嬉しいな〜。こういうのって。
そして、初めは難しそうだと思っていた、やたらと臨時記号がごちゃごちゃついているフレーズも上りに神経を集中させることで下りは脳が覚えていて、自然と指が動きます。
2オクターブくらいなら問題ありません。
く〜。嬉しいな〜。


普段はアルテスP.92のスケールとアルペジオを12のアーティキュレーションで練習するのですが、タファゴベの中から今さらっている調性を抜き出して片っ端からやっつけるってのもいいですね。


今のところ、楽しめていますが、こればかりやっていると、やがてこれもアルテス同様飽きてくるかも。
そしたらモイーズでも買ってみるかな。
もちろん買うだけでは上達しないので、みっちりやらんといかんわな。


それにしても私はどこへ行こうとしているのだろうか?
そういうことを考えだすと地下鉄をどこから入れたのかと同様に、寝られなくなっちゃうから、楽しけりゃいいでしょと楽天的にね。







2012年3月28日水曜日

ジェームス・ゴールウェイ

今朝テレビで視聴しました。
先日は私のライバルの新村理々愛さんが登場したり、また4月4日には小山裕幾氏が放映されます。
このところフルートの演奏をテレビで視聴する機会が多く嬉しいです。
もちろん生演奏の臨場感こそ素晴らしいのですが、テレビだと生では決して観る事のできない、口元のアップや指使いを大画面のハイビジョンで、具に観る事ができるので、これはこれで素晴らしいです。
実際に演奏しているゴールウェイの口元を覗き込むことなんて絶対にできないわけですから。
しかも自宅でふんぞり返ってコーヒー飲んで寛ぎながらです。


ゴールウェイが演奏していた定番のベニスの謝肉祭をちびっとトライしてみました。
34年ぶりのダブルタンギングはインテンポだと見事に転びます。
ゴールウェイは実に簡単そうに吹いていますね。
わたしゃへっぽこフルート吹きですが、自分でトライしてみて、彼らがいかにすごいことしているかってことが人一倍わかるだけでもへっぽこの価値があるってもんです。


黄金のフルートを持つ男」読了
東ドイツでヘルムート・ハンミッヒを訪ねる件は、映画「グッバイ、レーニン」「善き人のためのソナタ」を想起させました。
ハンミッヒの作った優秀なフルートはホーネッカーに巻き上げられ、ごくわずかな賃金しか与えられなかったようですね。
競争原理にしかモチベーションを見いだせない社会にもうんざりしますが、東ドイツで優れたフルートを作ったハンミッヒのモチベーションは如何に?


今日の基礎練習
毎日基礎練習に同じテキストを用いていると飽きてきます。
今日はソノリテ音色の同質性を長三度までやってから、タファゴベの17の日課指練習をかたっぱしからゆっくりとやってみました。(4時間かかりました。疲れた。。。当然ですがそれでも全てのアーティキュレーション、調性ではやれていません。)
ソノリテの音の連結は手強すぎますが、タファゴベEJ6のインターバルはなかなかやっていて充実感があります。うまくなっていくような気がします。
EJ7のレファドミをAs Durでやるのがうまくいきません。
やればやるほど指がもつれます。
ですがそれ以外のEJ7は一度目より二度目、二度目より三度目がうまくいくのです。
これは、今日の練習の成果が今日実感できる感じで気に入りました。
問題は明日も同じように気に入るかどうかです。。。







2012年3月27日火曜日

フルートと私

吉田雅夫さんと植村泰一さんの対談です。
ずいぶん前に吉田雅夫さんの公開レッスンを聴講した際に買った本を読み直してみました。
本には吉田先生の写真がおまけでついており、直筆で「人生は蛙のごとく」と書かれ、サインがしてありました。
ずっと蛙を虹と読んでおり、「ああ、人生は虹のように晴れやかでありたいってことだよね」と思っておりましたが、ある時知人が「カエル」と発音するのを聴いてとても驚いたものです。


私の先生がナイチンゲールを看護士だと思っていたのに負けないくらいの勘違いです。


大学生協の書店で思い切り「ダイブツ次郎のxxxxxありますか?」と聞いて、「オサラギ次郎ですね」と言われた時は恥ずかしかったなあ。
開高健を「カイコウケン」と思っていたり、吉本隆明を「ヨシモトリュウメイ」と読んでいたことは内緒です。
今でこそネットですぐに調べがつきますが、案外書籍にもカナがふられていないので同じように恥をかくチャンスは多くの人に公平に存在するのだ。


吉田先生の公開レッスンで、中学生くらいの女の子が演奏を始めた途端に先生は演奏を止め、楽器を調べ始めました。
「ああ、これコルクの位置がずれていますよ。これで演奏してたら耳をおかしくしますよ」と言ってコルクを調整していました。
ドシロートの私はすげーなーと、ひどく感心した思い出が虹と一緒に懐かしく思い出されます。


モイーズのソノリテには低いGから下降するに従い、顎が前に出て行き緊張するとあるが、このことを正しく理解していない人が多いとのことです。
それでは正しく理解するとはどういうことなのか?


そのことについて明示的な記述は見当たりませんが、有名なプロでも人それぞれで、ランパル、ラリューはモイーズの教えとは逆に下降するにつれ顎を引いているそうです。


特に日本人は耳をつんぼにしておいて形からはいろうとする。
いい音がすればどんな方法でもいいのだと明言しています。
ナイチンゲールを看護士と勘違いした私の先生と同じことを言っています。


さらい方の工夫が足りないとも言っています。
目的を明らかにし、自分で方法を考える。メソッドはあくまでも参考にするってことですね。
日本人が自分で考えることが不得意なのは今に始まったことではないようです。

2012年3月26日月曜日

高音域が楽に出ます

昨日は花粉症がひどく、ほとんど吹けなかったのですが、今日はひときわ高音域が楽に出ます。
きっと、まぐれなのだと思いますが。
このときとばかり、苦手なAs Durのスケールの高音域を何度も練習しました。
M82で一カウントに四つの音を入れます。昨日まではM76でやっていましたので少し速くしてみました。
初めのうちは、なんとかはまっていたのですが、何度も練習しているとだんだんできなくなってきます。
できていたのだからと無理にM82で繰り返すと下手が固まると思い、英断をもってM78に変更。そしてできるようになってからまたM82に上げてみました。
やはり、なんとかはまっているってのは、できていないってことなのでしょうね。
テンポを落とすのは、なんだか進歩が後退するようで、なるべくやりたくないと思うのですが、無理に速くやろうとするより効果的なのだと思います。
スケールをスラーでつなげる場合、四つの音を繋げるより、八つの音を繋げる方が易しく感じます。
八つができて四つができない。それはきっと八つも正しくできていないが、メトロノームの音のポイントで合わせてしまっているだけなのかも知れません。
M82で四つのスラーのアーティキュレーションを練習している時に、頭の中で「くっそー、新村理々愛に負けてたまるかー」と念じたらうまく行きました(笑)。
競争心理で進歩するというのは、新自由主義的で好きではありませんが、心の中で新村さんをライバルに思って上達できるならそれもよいかもしれません。
へっぽこシロートが勝手にライバル心を燃やしていると知ったら笑うでしょうね。
ダンスだったらまだ勝てるかも知れません(笑)。



2012年3月25日日曜日

新村理々愛さん

今朝、テレビで観ました。
まだ高校生なんですね。
マイケルジャクソンのダンスパフォーマンスも上手です。
フルートが上手なだけでなく、こういう意外性がまた魅力的ですね。
それにしても彼女の能力の千分の一くらいわけてもらえたらいいですね。
こんなの見つけました。
唇からフルートを離しても、これくらいすぐに吹けるのがいいのでしょうね。
彼女の真似はしないほうが懸命です。
フルート壊して落ち込むことになりたくなかったら、、、。


3月28日はジェームズ・ゴールウェイが放送されます。


立て続けにフルートの演奏が放映されて嬉しいです。



2012年3月23日金曜日

小出信也氏の奏法

その後、ご本人の了解を得、口元のお写真をいただきましたので掲載致します。
(hassy還暦!じゃなくて感激!)
吹き方は、ほとんど当てるだけ。
ふだん話している時とほとんど同じ口だそうです。
歌口の手前は上から下までピッタリ肌に密着するように当てるそうです。
そして口腔は「お」の発音のときのように開くそうです。
唇をめくっているようにも見えますが、めくるのは論外だそうです。


かなり唇の穴が小さいです。
私の場合、もっと大きな横長になります。
共にスマイリングアンブシャではなく、口がへの字になっています。
一流の演奏家と同じで、なんだか嬉しいです。
左手でフルートを持ち、中音Aを吹きながらの撮影は小出氏と同じアングルにすることができませんでしたが、全く穴の形が違いますね。
息がだだ漏れな感じですが、これでもM60で20カウントは伸ばせます。
もっと小さなアンブシャで豊かに吹けたら、長いフレーズにも耐えるのでしょうね。

小出氏はリッププレートを下顎の窪みにぴったり付けているそうです。そのほうが安定するのは明らかです。
私はと言うと、やや下の方が離れてしまいます。以前はかなり離れていたのですが、いつのまにか少しずつ密着型になってきました。ですが、ぴったりくっつけると音が出にくくなります。
人により造作は様々ですから、これでなくてはダメだということはないのでしょうけれど、諸先輩の工夫の跡を追う方が効率的だと思います。

先日片平先生にムーアの記述がモイーズと違うことについてどうしたものか質問したところ、いい音が出ればいいんです、とのことでした。
どのようにしたらいい音がでるか」については、それぞれが熱意を持って自分で研究するしかないのでしょう。
言われたとおりにしているのにいい音が出ない、ではなく、何故そのように言われているのかを自分で考え、自分で試行錯誤しながら研鑽を積む以外にないのだと思うようになりました。
目的はいい音で音楽的に演奏することで、その方法は造作も違うので様々。
方法にこだわりすぎてはいけないということですね。








2012年3月22日木曜日

【訂正】小出信也氏のクチビル 誤解でした

以前、小出信也氏について触れましたがその奏法について大きな誤解がありました。


昨年、鎌倉交響楽団と小出信也さんのMozartフルートとハープのコンチェルトを聴きました。
アマチュアオーケーストラとは思えない素晴らしい演奏でした。
それ以来、小出信也さんの絵日記をチェックするようになり、グヤーシュというハンガリー料理も彼の絵日記で知り、真似て作ってみたりしました。




やはりめくっていますね。←誤解でした。
*3/22/2012 追記 3月21日小出信也氏のWebページ「音楽の部屋にアンブシャのアップの写真とご自身の奏法について記述があり、唇をめくるようにしてあてるなどは論外とありました。
大変貴重な写真です。よーく眺めて記憶に焼き付けておきたいです。
めくっているようにも見えますが、そうではないとのことです。
確かにリッププレートに当てる度にめくっていたのでは安定しませんものね。

「小出信也」をキーワードに検索し、ここに来られている方が多くいらっしゃいます。
もしかしたらご自身がご覧になって、「けしからん!」と思ったのかもしれません。
しかも、写真の無断転載禁止とあるのに思い切り無断転載してました。。。
怒ってたらどうしよう、、、、。
ごめんなさい!!

2012年3月21日水曜日

Clearly understood!

いろんな形の人がいて、いろんなアプローチをして、いろんな説があるけど、全ての音域をいい音で鳴らせればいいのだ。
低い音は私の場合、下顎ををわずかに前に出す事で豊かな響きと音程のぶら下がりを防ぐ事ができるからその方法でOK。


■スケール、アルペジオは歌うように音楽的に練習すること。
そりゃそうだよね。一音一音次はどこに向かうのか意識して歌うように心がけよう。


■押すように吹き込まない。
これは単にいい音を出そうとアンブシャをこねくりまわし、後押しするように吹き込むということだけでなく、優しく軽快に演奏すべきところを、重く吹き込むことを断固辞めねばならぬ。(認知行動心理学的にはまずい思考ですが)


■重く演奏するから遅れる。


ケーラーの易しくない易しいデュエットはボロボロでした。
練習でできていたことができない。
これって不安。
そう、できると思っている事が本番でできないことの暗示のようだ。


なあに、本番までに完璧に仕上げればいいのさ。


常に楽天的であれとはGalwayの教えなのさ。


スケールはEs Durを終えて早速As Durを特訓。
ムーアの著作に習い、メトロノームを60にセットし1カウントに2音で開始。
楽勝。
メトロノームを徐々に上げて行き、76で1カウントに4音まで上げました。
楽勝。(元々その速度で練習していましたし)
ムーアによれば毎日少しずつ上げて行く事で144が楽にできるようになるとのこと。試しにトライしましたが、とてもとても、、、。
ムーアによればできない速度を無理に練習すると悪い癖がつくばかりなので、正確にできるテンポから少しずつ速くしていくことが必要だそうです。
もう二度と144ではやりません。。。



2012年3月20日火曜日

ソノリテについて いよいよわからん

フルートを吹く人のために E・C ムーア著


この書籍がモイーズのソノリテについてを最も詳しく解説しているとの評判から、くいいるように読みましたが、P.37の脚注はDe la Sonoriteに書いている事と全く逆です。


すなわちDe la SonoriteのP.4には低音域Gから下降するに従って下あごがだんだん前に出るとあります。これは解説が示す楽譜を先生にも確認しましたし、実際に吹いてみてなるほどそのとおりだと身を以て体験することができます。


が、しかし、

フルートを吹く人のために E・C ムーア著
P.36には、
歌口を唇にあてる圧力は、フルートを保持するにたる程度にとどめます。

とあり、その脚注としてP.37に、
第三間のC#音から下第一線のC音までの下降音階で、低音に下がってゆくにしたがい下顎は少しずつ後ろにひかれるというのがモイーズの奏法である。

とあります。

P.37脚注は誰が書いたのでしょうか?
訳者でしょうか?
監修した吉田雅夫先生でしょうか?
これ、間違ってますよね?


うーん、真実が知りたい!
もし、この本が正しいとしたら、ソノリテの記述がおかしいのと、私の吹き方も決定的にN.G.となります。


私が潔癖性すぎるのかしらん?
それにしても権威と呼ばれ才能を持った人には、もっと平易でわかりやすい表現をしてもらいたいものです。
わかる人にはわかる本」と言うのなら、わからない人に解説してくれたっていいじゃないか。解説本が混乱させるってどうなんでしょう?


今日は昨日の不調からは自然と脱却していました。
低音にいくほど、下顎を前に出して、歌口から距離を置く感じになります。
これが誤りだと言われたら、全てやり直しでたいへんショックです。
やり直しでも、ゴールまでの近道なら受け入れます。
問題は何が正しいのかわからないことです。

明日、先生に相談してみます。

2012年3月19日月曜日

絶不調、、、

フルートを再開してから、なだらかですが上達する自分を感じていました。
特に発音については昨年、腹圧を強く意識するようにしてから不調の時でもなんとか鳴らせるようになったことが嬉しかったのです。


が、


今日は本当に調子悪い。。。。


フルートが鳴りません。響きません。楽器は壊れていないはず。


ソノリテで音の同質性を練習したまではいつもと同じでしたが、その後スケール、エチュードへ進むにつれ音が出なくなる一方です。


しかし、ここで原因をつかむことができれば、次回から絶不調は怖くないはず。


どうして鳴らないんだ。鳴れ!このやろ!


鳴りません。


あせるほど鳴りません。きっとクチビルか頬に力が入っているのかも。


ダメです。


で、ゆっくりお風呂に入って出てから吹いたら鳴りました。
湯上がりのクチビルのせいだけではないでしょう。
が、出かける用事があり十分に吹けませんでした。
原因がしっかり特定できたらよかったのですが、、、。


やはりゴルフに似ていますね。あせるほどダメになります。


意識して力を抜こうとするほど力むのですね。


今日はネットでタンギングやスタッカートの方法についていろいろと調べていました。
観念的な理解は具体的な方法に結びつかないですね。
そうこうしているうちに頭の中の整理がつかなくなってきたようです。


フルートクライスのイベントを申し込みました。
上坂さんは日本には珍しく音楽が好きな音楽家のようです。
聴講にするつもりでしたが、思い切って受講にチェックを入れました。


なんと勇敢なことでしょう。


本番を最高のコンディションにするために、そしてアンサンブルで迷惑にならないように最善を尽くす勇気と元気にご褒美を。


ISOLA



フェラーリのシャンパンはきめ細かな泡とキレがいい
高知のトマトは濃厚な味わい
ポテトのニョッキ、ゴルゴンゾーラもほどよいコクがうまうま
ピザは残念ながらエンボカに軍配
残念!



2012年3月18日日曜日

フルートの材質

フルートの購入を検討し、実際の楽器を調べると、各社とも多くのモデルを製造、販売しているのでその選択に迷う人も多いことと思います。
製造メーカーは商品のラインナップを増やすことで、売り上げ拡大というマーケティング効果を期待します。
かなり大雑把ですが、一般的に単一商品より二つのバリエーションにすることで√2倍、三つにすると√3倍の売り上げ増になります。
本質的なニーズより、売り上げ拡大のための商品戦略が豊富なラインナップを登場させているように見える会社もあります。
その結果、迷ってしまって買い控えるという逆効果がありそうなメーカーもありますね。
価格の安いものから高いものまであり、キーのタイプや足部管の仕様による違いの他、材質の違いで大凡の価格が異なってきます。
材質と価格の関係については、ネットによくその記述を見る事ができますが、高価な製品ほど企業の粗利に貢献するように仕組まれています。

かつていくつかの楽器を試奏した時に、それぞれの楽器の吹奏感がかなり違う事にたいへん驚きました。

ですが、果たして言われているような材質による違いは認められるのだろうか?
FaceBookにおもしろい実験を見つけました。
http://www.facebook.com/notes/boehm-flute/goldsilverthat-you-dont-know/185176821589378

フルートの専門家でも、演奏を耳で聴いてその材質を言い当てることは難しいのですね。
総銀と24k Goldを言い当てた人が多いです。
そして、僅差ではありますが、総銀の音色の評価が最も悪い。
総銀は普段から最も耳にする音なので聞き分けやすいのと、そろそろ銀の音に飽きがきていると考えるのはどうでしょうか?

何れにしても、演奏者が感じるほど、聴き手には材質の違いは届かないということです。
YouTubeでGalwayがたくさんのフルートをとっかえひっかえ演奏している様子がありますが、どれを聴いても明確にGalwayの音がします。
明示的な材質による特徴は見えてきません。
気持ちよく演奏できる楽器を見つける事が重要で、材質にはさほどこだわらなくていいようです。
貴方が思っているほど、人は貴方を見ていない。ってことと似ていますね。
なんだか寂しい気がします。

わたしゃそんなことより演奏技術だ、、、汗。

2012年3月17日土曜日

リハのリハ

リハと言ってもリハビリではありません。
ソロのリハーサルのリハーサルです。
暗譜したつもりですが、万が一ってことがあるので楽譜を見ながら臨みました。
恐れていた緊張は全くありませんでしたが、ホールだとどうなるでしょうか?
カデンツで音をひとつ多く演奏したり、下がってほしくないところで音程があえなく下がるなど、期待の70%でしょうか。
それにしても他のメンバーは上手だ。
アンサンブルは音程、ニュアンスの表現、リズム、テンポなどに細心の注意を払わないとまわりに迷惑をかけるのでやっかいだ。
厄介者にならぬよう努力を続けるのだ。
魚沼の銘酒でもくいっとね。(それは八海山)
きっといつか道は開ける、きっと。

2012年3月16日金曜日

新しいフルートを買うならH足に決定

新たに楽器を買う予定はありません。
今のムラADCCEに物足りなくなることがあれば別ですが、生きている間にそんな日は来るでしょうか?
現在オーバーホール中のムラ洋銀と2本あれば十分です。

暫く前に録画しておいたGalwayの演奏を観た後で、モト冬樹の録画を観たところ、なんだかフルートがやけに短いではないか。
ヤマハのゴールドらしいのですが、端っこがストンと切れているような印象です。
H足でないと演奏できないフルートの曲はほとんどないし、ほんの少し足が長くなってキーがひとつつくだけで価格が跳ね上がるH足に興味はなかったのですが、Galwayの後にモト冬樹の映像を観たらH足のほうがバランスがいい(音ではなく見た目ですけど)なあと強く思うようになりました。
短足にはC足よりH足のほうが見栄えがいい鴨。

そういえば暫く食べていないな、、、(それは豚足)。

短足と言えば以前から気になる事が、
道行く中年サラリーマン諸氏の多くのスラックスの裾丈が異様に長いことです。
丸の内、赤坂界隈ではあまり見ませんが、新宿あたりに多いです。
「新車情報」の三本氏もそうでした。
ひどいのに至っては、電車内で床に擦れて解れていたりします。

少しでも足を長く見せたいったって限度ってもんがあるっしょ。

それにしてもモト冬樹は何故C足を使っているんだろう?
あれだけ上手に演奏できたらH足の利点が生きてくると思うのですが、、、。


昨日はとてもいい音が出たのですが、やはり今日は同じようにはいきません。
ゴルフと似ています。
ラウンド前日に調子がいいと、たいてい本番は不調になります。


いかん、いかん。
ゴルフと同じになったら最悪です。(ってどんだけゴルフひどいんだ!)


中音のH,Aを出そうとするものの、何故か低音になってしまいます。
このままのクチビルでなんとか中音を出そうと、強く吹いたりアパチャーを小さくしたりするのですが、いくらやってもうまくいきません。
で、一旦リッププレートからクチビルを離してから吹き直す事でようやくなんとか中音が出ました。
そんな現象が何度か起きます。


うーん、なんだろう。
確実に言えることは、アパチャーとリッププレートは、一度くっついてしまうとそのままの状態から正常な形に修正できにくい(できないと断定はできませんが)ことがあるということです。


明日はソロのプレリハーサルです(リハのリハってこと)。


ちと練習不足が気になりますが、精一杯張り切っていきましょう!!





2012年3月15日木曜日

音が良ければ全て良し

底冷えし杉花粉舞う春虚ろ。


花粉対策薬をクラリチンからタリオンに変更したものの、外出から帰るとくしゃみ鼻水鼻づまり。
こんな日はダメだろうと思いつつ、さっと少し練習してみたところアラ意外。
E Durスケールは昨日よりいい。
何より音がいいではないか。
こりゃ奇麗だと自画自賛。
するとどうでしょう、いつも滑りがちなフレーズも指がまわる回る。
マワレ、マーワレhassy's finger♪
この音が本番で出てくれれば勢いで乗り切れそう。


ですが、、、
いい時は続かない。
本番は響かないホールだそうです。


うーん、どうしよう。


Be my personal best! Take your time!!


なんとかなるさ。

2012年3月14日水曜日

dominant は正妻?

楽典の基礎が無くても、音感がプアでも「音楽の正体」はおもしろいです。
1度が夫、5度が妻、4度は愛人。
美男美女が出会って、順調に恋愛し結ばれるなんてドラマとしてはおもしろくないではないか。
突然彼女が怒って帰ったり、愛人が現れたり、で最終的には妻の元に戻る。
その妻がdominantとはおもしろい。
妻とはどこでも、支配的なのですね。


スケールにたっぷり一時間かけるのは疲れるので、今日は高音域だけメトロノームをはずして何度もやりました。メトロノームを外した方が楽です。でも、練習にはよくないんだろうな、、、。
高音域ばかり繰り返すのは真っ暗なクローゼットの中で行いました。
音が全く響かない。そのかわりに音がストレートに聴こえます。
練習にはいいかも。


シリンクスにチャレンジしてみました。
これを暗譜するのは厳しいですね。。。

2012年3月13日火曜日

フルートの練習は

ついマンネリになりがちです。
少しでも効果的にするための工夫として、


■ソノリテ
なにかの気まぐれで、モイーズと吉田雅夫先生が目の前にいると思って集中する。
■スケール、アルペジオ
先生が目の前にいると思って集中する。


仮想環境ですが大先生がいると思う事で結構疲労しますのでエチュード、曲練習はリラックスして行う。


どうでしょう?


■今日も大丈夫ですか?攻撃に会いました。
ランチに入った個人経営の小さなレストラン。(その前に入った米田コーヒーは分煙にもかかわらず、換気が悪く即刻退散)
私「こちらは分煙ですか?」
オバサン「大丈夫ですよ」
私「???」「タバコが苦手なので禁煙席だと嬉しいのですが?」
オバサン「禁煙で大丈夫です」
私「ランチのBをお願いします」
オバサン「コーヒーは大丈夫ですか?」
私(コーヒーは大丈夫かって、どういう意味よ!)「ついているなら食後にアイスでお願いしたいのですが」


1050円也


レジで一万円を渡すと
「一万円で大丈夫ですか?」
大丈夫でなかったらどうしたらいいの?誰かオセーテ!



2012年3月12日月曜日

フルートの試奏

1976年、初めて自分のフルートを購入する際は近所のフルート吹きのお姉さんに同行してもらい試奏してもらいました。
そのお姉さんが「絶対にムラマツにしなさい」と言うのです。
ピアノやエレクトーンやオートバイ(ミニトレやRD350が有名?)のヤマハじゃだめなのね、、、。
個体差があるので試奏して気に入ったフルートを選ぶのだそうですが、選ぶ自信がないのでご近所さんにお願いしました。
その彼女が選んだM70は現在初めてのオーバーホール中ですが今でもちゃんと鳴ります。
リップ以外は洋銀製で、持った感じがとても軽い。音も軽い。バネがヘタっているいるのかキーも軽い。
ただし、この感想は総銀を持って初めてわかったことです。
フォルテで吹くと管がビリビリ振動する感じです。先入観のせいか安っぽい響きに感じます。


楽器屋さんでフルートを眺めていると、たいてい「試奏なさいませんか?」と声をかけられます。
心の中では試奏してみたいと思うのですが、買う気がないのに手間をかけることへの遠慮と、もしかしたら今日衝動買いするのではないかという恐怖で躊躇います。
それともう一つ。
これが大きいのですが、周囲に人がいる中で試奏するのってどうよ?
店員だってもしかすると「へっ、こんな奴にいい楽器いらんだろうプッ」と心の中で思いながら、「とてもいい響きですよ、こちらはさらにいいと思いますよ、お値段がそれなりになりますけど、お客様には相性がいいと思います、楽器は一生ものですから思い切ってこのくらいのものがよろしいですよ」などと人の財布の中を探りながらのたまうのではないか?
また、近くで上手に試奏している音大生がいたりすると、既出の店員同様に意地悪な人なのではないかと思う私は対人恐怖症?
すとんさんの老犬ブログにさんざん試奏した様子がありますが、初めは皆同じ心理状態なのですね。おもしろく読ませてもらい勇気をもらいました。
私が楽器店のフロアマネージャだったら、この初心者に敷居の高い雰囲気をなんとかしたいですね。
ですが、安易に敷居を低くすると入門用ばかりが売れるお店になってしまうリスクがあります。
敷居の低さとハイエンドユーザの取り込みの両立が楽器店の課題とミタ!
すとんさんに勇気をもらい、昨年何度か試奏してみました。
専門店には店頭で試奏するほかに、たいてい試奏室があります。
これがまたよく響くので要注意です。
いつもより響くことを考慮しないと楽器のせいかと思い、衝動買いしそうです。
それにしてもフルートって一本一本違いますね。
おそらく聴いている人にはその違いは吹いている本人ほど感じられないと思いますが、吹奏感の違いは予想以上に大きくたいへん驚きました。
近所のお姉さんの刷り込みもあり、ムラマツに高い信頼感を持っていました。
以下、乾燥。じゃなくて感想。
□ムラマツ
DS 大きな音がします。
18k SR  イベント会場でしたので五月蝿くてよくわかりませんでした。非常に密度の高い金属は簡単に響きませんよ。鳴らせるものなら鳴らしてみろと楽器が言っているような気がしました。響かせるパワーというかテクニックが要求されるような感じ?
PTPRH ムラマツ新宿の試奏室。知人GXの調整引き取りに同行したついでに試奏。下のHから高いCまで思い切り吹き込んでもサチュレーションしない感じ。片平宏美先生もこれはよかったと言っていましたが、確かにいいかも。
試奏室を出るとムラマツの人が「よく鳴っていましたね」って。聴こえるのか、、、。はじゅかし、、、。
9k 知人の所有楽器。音が軽い。同じゴールドですが18kSRとはまるで違います。ピンクゴールドはメンテナンスフリーでとても奇麗です。新しい9kを先日試しましたが、以前のものよりゴールドっぽい音に感じたのは気のせいでしょうか?それともシンセティックパッドの効用か?


□アルタス
聴いた事のないメーカーでしたがこれがとても鳴らしやすくてよかったです。
総銀ドローンよりソルダードの方が軽快で抵抗感がありませんでした。
よく言われているのと逆ですね。
気のせいか指回りまで軽快になったような感じです。
フラッグシップモデルのALとPSも試してみましたが、これらはよく響く試奏室のせいか違いがはっきりしません。PSの方がいくらか音が大きいように思えますがどうなんでしょう?
ALはオールドフレンチの仕様(巻き管、銀の含有率)を真似ているのだそうです。
ジャーマンスタイルの流れを汲むムラマツは音が大きく、アルタスはオールドフレンチスタイルで音は小さいが音色が美しいのだそうです。(新大久保の楽器店談)


今のところ試奏はこんなもんです。
今後、機会があればまた試してみますが、今の楽器(ムラマツADCCE)に限界を感じるまで変える必要はない情けない私だ。


今日はソノリテ40分、E Durスケール、アルペジオ1時間、ケーラー30分でした。
苦手なE Durもほんのいくらか改善。
あわてて速く指を回して何度も失敗するより、ゆっくり正確に練習を繰り返すのが秘訣のように思う。








2012年3月11日日曜日

若者言葉2

■大丈夫ですか?
以前から若者が「大丈夫ですか?」を連発することに違和感を感じておりましたが、若者だけではありません。
マッサージに行ってきました。
受付の年配の女性は「患部は腰で大丈夫ですか?」「月が変わりましたので保険証大丈夫ですか?」「こちらにお名前の記入、大丈夫ですか?」
私「時間かかりそうですか?」
オバサン「大丈夫です」
若者ばかりでなく、オバサンもかいな?
何か私は脆弱で危うい存在に見えるのでしょうか?
やはりこれは変です。
いつの間にこういう言葉が横行するようになったのでしょう?
テレビドラマか何かで流行っているのでしょうか?
ちなみに仕事やサークル仲間などにこのような話し方をする人は全くと言っていいほど居ません。
店頭系の受付に特有な表現なのでしょうか?


■ほう
こちらのフルートですが、当店ではEメカ付きのほう、お勧めのほうさせていただいております。
今度ほうと言ったら「ホケキョ」と鳴いてやろうかと思いました。




今日は311です。
今回はデモに行くと公安の「転び」に会いそうな予感がするので参加は見合わせました。
テレビで様子を伺っていましたが、あいかわらずの「復興支援」のオンパレードにはうんざりです。


閑話休題
シャミナーデ「コンチェルティーノ」を少し試してみました。
いい曲ですが、私にはビルトゥオーソみたいです。

2012年3月10日土曜日

音楽の正体

なにせ中学生の頃、音楽で栄えある「1」をもらったくらいですから楽典なぞチンプンカンプン。
それでも直感的に、西洋音楽には宇宙の原理を模倣している何かがあるような気がします。
主音と最も調和する音は五度の音程、さらにその五度音程を主音とした場合に調和する五度、、、、を12回繰り返すと元に戻るのですね(平均律ですが)。
「音楽の正体」という本がそんな原理をわかりやすく解説しているようです。
既に廃刊ですがアマゾンで中古を発見しオーダーしました。
楽しみです。早く読みたいです。

今日は朝からアンサンブルがあり、ソノリテとスケール、アルペジオをやらずじまいでした。
なんだか、後ろめたい気分です。

自動車の車検を取りました。ユーザー車検です。
ディーラー見積もりの1/5で済みました。
もっと早く気がついていればよかったのに。
何故みんさんユーザー車検しないのでしょう?
自分で車を持ち込み、たった30分でできるのに。

2012年3月9日金曜日

ハーモニクスの練習の成果

高音域から中音のE,F,Gへ降りてくるときに音がひっくり返る対策として、この一週間はハーモニクスの練習を毎日行ってきました。
その成果でしょうか、高音域から降りる事がそれほど苦ではなくなりました。
降りて行く先の音をイメージしながら降りると成功する確率が高いです。


スケール練習は易しかったEs Durをクリアし、E Durになりました。
これ、いやです。
高音域を何度もゆっくり練習するのですが、スムースに動きません。
へこみます。
そういう時はGalwayの常に楽天的であれを思い出し、苦手な調もあるさってことで、さっさと別な練習に行く事にしましょう。

2012年3月8日木曜日

属音 Dominant ???

海外のフルート情報を見ていると、音楽の専門用語がたくさん出てきます。
その都度辞書を引く(といっても単語を選択してcnt.を押しながらクリックすれば辞書が出てくるだけですが)のがめんどいです


dominantって何? 辞書を開くと属音とありC Durの場合は5度上のGです。
dominantと言えば独占的、支配的ということです。
C DurのdominantがCではなくてG?
西洋で支配的な存在は神ですね。C DurではCが主音ですが、5度上のGがC Durを支配している?


dominantの日本語が「属」?


」の印象は従属です。支配している存在とは相容れないですね。
C Durの音楽でGが支配的なのでしょうか?
そこのところは私にはわかりませんが、専門家の間ではどう考えられているのでしょうか?
何故日本語では「属」なのでしょう?


洋楽発祥の地、ヨーロッパの語源を辿ると面白いかも知れません。

2012年3月7日水曜日

本番に臨むにあたって

暫く前にアマチュアの演奏会を観に行きました。
見たところさほど緊張している様子もないのですが、少し速いパッセージは悉く転んでいました。
演奏できる曲で出ればいいのにと思いましたが、よく考えてみれば演奏できるはずだったのに本番でトチってしまったのでしょう。
普段の練習では完成したと思っていたのにいざとなると練習のようにいかなかったと考えるのが妥当です。


なんだかいやな予感がします。


今日、先生にその話をしたところ、
■いい演奏のために緊張は必要である。
■プロじゃないんだから、気楽に楽しむこと。
■緊張して間違えても、音楽は流れているのだから、間違いにいつまでもとらわれずに、先を考える事。
■緊張の負の連鎖に陥ってはいけない。
とアドバイスをもらいました。


不安な気持ちがいくらか楽になりました。


ケーラーは演奏はできたのですが、主旋律の流れを考えて相手と合わせるところにダメだしをもらいました。
自分のパートをこなすのに精一杯で、なかなか相手の旋律に気が回りません。
音楽って奥が深いですね。


ところでYouTubeなどでスーパーレッスンの模様や、演奏方法について解説している動画を見つける事ができますが、基礎練習のスケールやアルペジオについて実演しているのをあまり見かけません。
Trevor JamesはYouTubeでスケール、アルペジオ、ハーモニクスの実演を見事に演奏していて参考になります。





2012年3月6日火曜日

フルートという道具

古いムラマツのM70を笛の修理屋さんに預けた際に、修理屋さんと笛談義をしてきました。
いくら練習しても上達は緩慢だし、自分は今の笛の能力に限界を感じることは生きている間にないだろうと思っていると話たところ、修理屋さんはフルートを道具と考え自動車に例えてお話をしてくださいました。
排気量が大きくトルクのある車は走るには楽だが、おもしろいかというとそうではない。
小排気量で高回転型のエンジンを載せた車は、微妙な調子の善し悪しがあるが、そこがまたいいと。
車の特性を知って、ここぞとシフトダウンしギアを合わせアクセルを踏み込むとシューンとエンジンが応えてくれる。
フルートはいくつか吹いてみると、一本一本違う。鳴らないなあと感じながらしばらく吹いていると、とたんにとてもよく鳴るようになる楽器があるそうです。
わかるような気がしますが、私にはまだわかりません。


バイクや自動車ならその感覚わかります。
車はこれまでに何台か乗り換えてきました。ガソリンエンジン車のそれも比較的小排気量な車、大口径ツインキャブレターを装着した車、SUツインキャブの車、どれも悪く言うと神経質で天候で調子が左右されるご機嫌屋です。
こういう車を駆っている時、常に心の中で車と対話しています。
奇麗に洗車してワックスをかけてから出かけると、何故か車も快調です。シフトダウンの時にブリッピングをくれてやるとエンジンが嬉しそうに応えてくれます。
どう考えても外装とエンジンのレスポンスに相関関係はないはずですが、これが何故かあるんです。


そう!死後の世界はある!!(かもしれない)


以前、大事にしていつも奇麗にしていた車を実家に止めて屋内でウトウトしていたところ、夢の中で自分の車のクラクションの音がするのです。
「ブーーーーーーッ」
何か助けを求めるような音にいやな予感がしました。
車を見ると、フロントフェンダーからドア、リアフェンダーまで鋭利なもので引っ掻かれていました。
私の唯一の神秘体験でした。
その車も10年10万キロで買い替えたのですが、新しい車の納車の際に、置いていかれるその後ろ姿がとても物悲しく、後ろ髪を引かれました。


たかが物です。
生きていません。
勝手に擬人可しているだけなのでしょう。


でもね、物にも愛情をかけると応えてくれる気がしてなりません。


応えてくれ私のAD!!