2013年10月31日木曜日

簡単なリズムが難しい

今日はフルートのレッスンでした。

まず、初見の練習をGariboldiの最も簡単なエチュードから。

B Durのスケールを吹いてから、30秒ほど楽譜を眺める。

なんだ、四分の二拍子で四分音符と八分音符だけじゃん。

こりゃ、簡単だわ。楽勝だぜぃ、その分ダイナミックに注意して吹いてやろうじゃないの。

と、思いきや、、、。

あれ?

あれ?あれ?

裏拍から出るところのリズムが、、、、。

子供でもできそうなリズムができなかった。。。激しく落ち込む。

いや、子供だからこそ簡単にできるのだと考えよう。なんて前向きなんだ。


拍の数え方が案外難しいという話になって、それではとバッハの1035の一楽章を吹いてみる事に。

CDでプロの模範演奏を聴いてしまっているために、耳覚えが却って邪魔しているようです。宮前丈明さんの演奏は三連符に入る前の付点でためて、三連を少し速くしています。
その演奏が耳についているので同じように吹いたのですが、いかにも何かの真似をして吹いていることがバレバレなのです。
インテンポで吹いてみてください、と言われてもインテンポになりません。
インテンポの拍の感じを体がしっかり知っていて、その上で音楽的にテンポを崩すのと、なんとなくそのつもりで吹くのとでは聴こえ方が違うそうです。

始めの二つの音の取り方でテンポが決まるそうです。そこで決めたテンポの通り続けて演奏しないとアンサンブルは揃わないそうです。

シランクスなども、シロートが耳で覚えて真似することはできても、きちんと数えながら吹けないとダメだそうです。

うーん、難しいなあ。。。

バッハの1035の一楽章は六十四分音符まであります。

これを正確に吹けていませんでした。細かく数えて楽譜どおりに吹けるようにしないと。。。

一小節に四分の四が二つあると考えてメトロノームをセットし、頭の拍がカンと鳴るところがずれていないかチェックするべし。

そして、二楽章。
ゆっくり吹いたにもかかわらずアーティキュレーションがボロボロ。
アルテスをしっかりやっていればこれくらいできるはずだそうです。
アルテス、しっかりやれてなかったんですね。
ゆっくり正確なアーティキュレーションができないのに速く吹けるはずがありません。
そして楽譜によってアーティキュレーションの記述が違っていたりするそうですが、バッハの場合は、どう吹くべきかをよく研究して吹かないといけないそうです。

ううう、。楽しみにしていたバッハはものすごく難しい。

まずは、正確に数えられるようにしないと。
楽譜がこんなになってしまった。
ピンクのマークがメトロノームのカン!

そんなこんなで、想いの丈を表現しようと思っていたGariboldi Op132#15にはたどりつけませんでした。
しかも90分のはずが120分もレッスンしていました。
楽しいと時間の経つのが速いことはよく経験しますが、楽しいというか、吸収しようという緊張であっという間でした。

早く、バッハを吹いてみたいのですが、もう遅いし、とりあえず指をタクトにして譜読みしてから寝るとしよう。

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