2012年9月17日月曜日

フルートは喉を開けて 歌いながら吹く

多くのメソッドにフルートを吹くときは口の中を大きく開ける事、そして喉を締めてはいけない、とあります。

(ごく例外的に高音を出す時は喉を締めて出すように指導する先生もいるそうですが。)

しばらくフルートを齧った人は「そんなの知ってるよ、あたりまえじゃん!」くらいに思っていないでしょうか?
私は思っていました。そして自分はできていると思っていました。


Galway Flute Chatから見つけたのですが、フルートを吹くと喉からBUZZノイズが出てしまう生徒さんがいます。

私もかつて音を出そうと強く思う程、喉が鳴る経験をしました。
いつの間にか治ってしまいましたが。

Jen Cluffによれば、その原因は、

お腹による空気のスピードが十分でないために、最後の手段として喉を締めて空気のスピードを上げるクセがついているからだそうです。

解決策は二つ。

1)腹圧を上げることで、送り出す空気のスピードを上げる。
2)歌いながらフルートを吹く練習をする。そして歌う事を止める。
(ここで歌いながらと言うのは、本当に声を出して歌うことです。)
そうすることで声帯のスイッチを自由にオンオフできるようになるだけでなく、さらに二つのボーナスがついてくるそうです。

ボーナス1)歌う練習の数秒後には音質が向上する。
ボーナス2)歌いながら吹くことでクチビルが振動し、その結果クチビルがより柔軟になり自由な動きを得る事ができる。

Jen Cluffが紹介しているRobert DickのTone Development Through Extended Techniqueの具体的方法は、
なんだかずいぶんと汚い音がします。
が、やってみるとあら不思議。
ブーブーうなった後で声帯のスイッチを切ると、実に音が口の中から喉にかけてよく響きます。
これまで喉を十分開いて吹いていたと思っていたのですが、それは大きな思い過ごしだったことがわかりました。

Galway Flute Chatはフォントが小さくて読みにくいので、あまり普段読まないのですが、今日たまたま大きな収穫を得たので、しっかりチェックしないとね。

今日は大きなボーナスをゲットできて嬉しいです。

6 件のコメント:

  1. 声帯は広げない(声を出す時のように閉まっている)ことが必要です。
    喉を広げる を勘違いして声帯付近まで広げてしまっては、腹圧を絞って流速を増す作業がアパチュアに集中してしまい、アパチュアのコントロール系をそれが独占してしまい、他のコントロールを根こそぎ奪ってしまいます。

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    1. Sonoreさん、
      声帯を意識的に締めたり開いたりする方法がわかりません、、、。
      アパチュアだけで息の速さをコントロールしないように心がければ自然とできるような気もしますがどうなんでしょう???

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    2. ここでお書きになっておられる通りですよ。^^
      声が出ているときは声帯が閉まっています。

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    3. 横隔膜と同様に声帯を意識できないです。
      よく、フルートを吹くときは、あくびをする要領で咽喉を広げるように言われますが、それだと開き過ぎなのでしょうかねえ???

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    4. 声帯を意識.....それは私も難しいかも。でも、声が出ている状態と出ていない状態の違いはわかります。

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    5. やはり、声帯を意識はできないのですね。。

      あくびや、たまにゲロを吐くがごとく吹くべし、と言う著名な演奏家がいますが、これだと声帯が開かずに適度に咽喉が開くものなのかな??

      あくびやゲロ吐きがただちに適度とは言えないような気もしますね。つまり、そうやって咽喉を開けることを意識することと声帯まで開かないことは必ずしも同時に達成できる必然性がないような気がします。

      今、何度も咽喉のシュミレーションをしていたら、本当に吐きそうになってしまった、、、(笑)。

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