2014年1月8日水曜日

年賀状というシロモノ

送ってよこした人にだけ返事を書くことにしてかなりの年数が経つが、いまだに毎年十数枚の年賀状が来る。

地方や異国で暮らす友人から懐かしい便りとして、一言添えてある年賀状は嬉しいものだ。

だが、どうだろう。しょっちゅう合う人や、あまり親交のない人から、全ての文言が印刷された年賀状をもらうことの迷惑も考えてみてもらいたい。

以前勤めた職場で、年末に各自の住所を記入するフォームが回ってきた。
一応住所を記入し、欄外に「私は虚礼廃止の観点から年賀状の習慣を持ちませんので、そのようなお心遣いは不要です。」と書いて回したのだが、かわりんぼと思われたようだ。

その職場に入ってきた新入女性社員がみんなの机を毎朝拭いてまわるので、「何故、みんなの机を拭くのか?それは貴女の仕事ではないのではないか。」と言ったことも私のかわりんぼに拍車をかけたようでした。
件の女性は読書が大好きだと言うので、よかったら読んでみないかと「私は女性にしか期待しない」松田道夫著を貸したのだが、彼女の感想は「この人、変わった人ですね。」でした。。。

こういう日本企業の空気は肌に合わず、米国の企業に移ったのですが、年末に同僚が年賀状を出すために社員の住所録を人事に依頼したところ、人事から断られた時は、ほっとするような居心地の良さを感じたものです。

郵便局の方も大変です。
一人一万枚ほどのノルマが課せられ、自爆営業(需要の如何にかかわらず自分で買い取る)も多く、自殺者まで出る始末。
そも、年賀状の効用をアピールし需要を喚起することなく、自社の社員に押し付けたって実需とカニバるだけですよね。子供でもわかるぞ、そんなこと。

面倒な返事も書いてみるとなかなか楽しい。
今年こそは飲みましょう、だとか、相手の顔を思い浮かべながら近況を書き添えてポストに投函。

あー、やれやれ。

いつもの基礎練とエチュードに加え、「歌の翼」を吹いてみた。
暗譜でノーミスで吹けた。
今度人前で演奏することがあったら暗譜でいける。、、、かもしれない。

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