2013年11月26日火曜日

将来の夢とか、そういう話ではありません。

1975年、菜々子でフルートを始める少し前に夢中で読んだ、「豊饒の海」三島由紀夫著で清顕が夢日記をつけていることを真似て、暫くの間夢日記をつけていたことがあります。

夢とはたいがい脈絡の無い奇妙な展開をするものですが、どうかするとかなりリアルなこともあります。
朝、目覚めてしばらくすると忘れるので、すぐに日記に記するべく枕元にノートをおいておき、目覚めとともに素早く記するのです。
すると夢の記憶は長期的に記憶され、リアルな夢である場合は、それが夢であったということを識別しづらいのです。
暫く前に友人に千円貸したのは夢だったのか、現実だったのかわからなくなるようなことがほんとうに起こるのです。
夢日記はおよそ4-5年続けたのですが、そんなこともあって気味悪くなり止めてしまいましたが、今でもその頃、日記につけていた夢のいくつかは鮮明に覚えています。


今朝方、リアルな夢を観ました。
何故か私がオペラに端役で出演することになっているのですが、突然オペラを主催する先生から私に主役を歌うように指示がでました。
え?だって今日本番なのに、そんな、主役の歌詞覚えていないし、どうしよう、どうしよう、どうしよう、、、ああああ困ったああああ。
と、本気で悩んでしまった。
もう夜が白みかかっていて、ベッドの中にいる自分を意識しているのに、それが夢だとわからない。
もし、これが現実ならば、急に言われても歌詞を覚えていないのでできませんと辞退すればいいだけの簡単なことなのですが、できない、困った、どうしよう、のループに陥り、心臓がドキドキするのです。

単位が足りなくて大学を四年で卒業できない、などということはありませんでしたが、どういうわけか、卒業してからだいぶ経っても、単位が足りなくて卒業できないのではないかと不安になる夢をよく観ました。
何か心配性な性格なのでしょう。
「夢中で何々をした」と言うがごとく、夢とは理性による思考を超えたところにあるのでしょう。
なので、人前での演奏機会は控えています。

仕事は平気で大胆なことできるんだけどなあ。。。どうせ会社のお金だしね。


で、夢ではなく映画「戦場のピアニスト」観る。
カンヌ パルムドール。
シュピルマンの人生にロマン・ポランスキーは自らの生い立ちを見たのではないだろうか。
ドイツ人と日本人の気質は似ていると言われます。どういうことなのかわからなかったのですが、戦争での狂気で正にそれを感じたのだ。

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