2014年3月2日日曜日

Say What You Need To Say

フルートを再開して3年になったことを機に、バッハの6番ソナタの二楽章を録音してYouTubeに挙げる事を企んでいたのだが、歌の本番と近所の梅見会でのフルート演奏がせまっており、記念すべき再開3年目の録音はしばらく中止。

なので、フルートは今日も斜腹筋と基礎練習を二時間程度しただけで歌の暗譜に終始した。


映画「007スカイフォール」観る
アカデミー賞を楽しみにしている友人がいる。
おいらはテレビドラマの延長のようなハリウッド映画にはあまり興味がない。
地味だが手応えのあるヨーロッパの映画が好きだと言ったところ、それなら007はどうかと言われ、観た事がなかったので早速観てみた。
だが、これとハリウッド映画との違いがわからない。

映画「最高の人生の見つけ方」観る
派手で刺激的な作品が多いハリウッド映画の例外。
モーガン・フリーマンは誰にも恥じる事ない生き様の末に生涯を終えた。

それに比べおいらは恥じ入ることばかりだ。
精神性をかけらでも信じるなら、最後まで信じ通す覚悟を何故もたなかったのだろうか。
かつてはその手を握らずにいられなかったのに、その時握るエウリディーチェの手は冷たくなりかかっていた。
失った者はあらゆる可能性を考えるものだ。
瞬時の気の弛みが他者の運命を左右することなどあろうはずがない。
だが、彼岸と此岸の分かれ道では、朧げな精神性であったとしても、アウシュビッツ駅に着いたユダヤ人の最初の選別のように人の運命を決定づけることもあるのではないかと思えてならない。
堪え難い自責の念をも、変える事のできない過去として、自己の認知の変容に置き換えることで解決できるほど現実は簡単ではない。

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