2013年12月27日金曜日

寶山左衛門「笛による日本の抒情歌」

ご近所の囃子の笛名人から拝借したCD寶山左衛門「笛による日本の抒情歌」を聴いてみた。

寶山左衛門という方は祭りが好きな笛吹きじいさんなのかなと思っていたら、とんでもなく上手。

そして芸大の客員教授でした、、、(汗)。

私も篠笛は二本ばかり持っていますが、フルートっぽく鳴らすともう音程はめちゃくちゃになります。

CDで聴く篠笛はとても情緒溢れる音色で、風音が目立ちますが、それが決してノイズなのではなく、歌う笛の音の重要な要素になっています。

運指表を見ると、孔を半分塞いで出す音も少なくありません。

するとどうしても音が痩せて奇麗に響きません。

CDを聴いていると、そんな悩みは何処吹く風。

音を曲げている(メリとかカリと言って、歌口に吹き込む息の角度を変えて無理に音を出す技)のかな?

篠笛もなかなかいいなあと思うものの、単純な構造の楽器ほど上手に演奏することが難しいのだ。

篠笛で上手に演奏することを考えたらフルートなんて簡単さ(なんちゃって)。

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