2013年12月20日金曜日

リズムが、、、

Gariboldi Op.132 #16はなかなか難しい。
un poco mosso ma sempre cantabile
いくらか躍動感を持って、しかし常に歌うように

ということだろうか。

なのでいくらか速めに吹きたいところだが、29小節目の八拍目のGisについている装飾を正しいリズムで入れられない。

こういう時は、装飾をはずして吹く。
テンポを十分落として装飾を入れる。
徐々に速くする。

という方法以外にないだろう。

それにしてもこういうの苦手だなあ。まだ指がさほど難しくないからいいけど、、、。

何カ所か上昇音形なのにdim.しなければいけない。
しかも低いEから高いAまで上がるのにですよ。

これをcantabileの柔らかい歌うような音色でやらなければいけない。

できねーー!


「西洋音楽論 クラシックに狂気を聴け」読了。
音楽の変遷をフランス革命の前と後でわけるだとか、1795年からヨーロッパに現れたコンセルバトワールは英語のconserve、すなわちフランス革命で失いそうになるクラシックの特権階級の間の暗黙の了解事項という伝統を守るためにできただとか、クラシック音楽の本質はアフタービートだとか、大変面白く読めた。
こういう書物があったらどんどん読んでみたい。
頭でっかちになってもいい演奏ができるわけではないが、知る楽しみってのがあるもんね。
終盤に書かれている、左脳に血塊ができたJill Taylor博士が、壁にもたれた際に、壁と自分の手の区別がつかなくなりEuphoria体験した件も大変興味深い。
「知覚の扉」オルダス・ハクスリー著で著者が自らメスカリンを投与した体験談や、一部の宗教がLSD25を用いて自己と世界がひとつになる感覚を得ると聴くが、Taylor博士のような臨死体験はまさに、宇宙の原理に自己が溶け込んで行く三途の川岸ということではないか。
問題は、人はどのような死に方をしてもEuphoria体験できるかということだが。
できるのであれば、案外臨死も楽しみではないだろうか。やり残していることがなければ、、、。

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