2013年6月13日木曜日

レッスンとは

レッスンとは

いきなり大層な題目ですが、レッスンとは音楽の素人が独りであれこれ試行錯誤しても無駄な作業の連続で遠回りしたり、かえって悪いクセをつけることを回避できるまたとない機会なのですね。

今日のレッスン後はそんなレッスンのあるべき姿についての雑談となりました。

できないところには原因があるわけで、それを分析せずに何度も繰り返すことで克服することを試みることは大変非効率なわけです。

いくらフルートを上手に演奏できても、教えるコツを知っている教師に教わる方がいいでしょう。

私の先生は生徒が陥りがちなクセを真似することがとてもうまい。

あなたの演奏はね、こうなっていますよ。と言って少々大げさに真似をしたり、指が転ぶ真似をします。
滑らかに演奏できるのに、あえて転ぶってこともずいぶん難しいのではないかと思います。

Gariboldiのエチュードで長い事、苦労している指回りがあります。

毎回あらゆるところで転ぶのでできないところを特定することができないでいました。

ところが、先生の前でやってみると、意外にも即座に力の入っている部分を指摘されてびっくり。
そして、苦手なところだという意識が益々指を硬直させるようです。

克服する方法はひとつ。

だめな部分だけ切り出して練習する、そして前後の♪を付け足して練習していく。
同じフレーズのカタマリを二度づつ繰り返して練習する。
そうすれば必ずできるようになるということです。

どうやったら上達するのか、そのための方法を教えてもらうためにレッスンを受けているわけですから、そのつもりで臨まないともったいないです。

あまり厳しいレッスンだと辛いですが、やはり厳しいくらいのほうがいいのかもしれません。

アンサンブルでチームをリードする方法、動きのあるパートが自分の思うように吹かなかった場合の合わせ方など、ソロと違ってものすごく難しい。
少しづつ、そんなことも修得できたら、その時の喜びはきっと素晴らしいのだろうと想像し厳しさにめげず、がんばろうではないか。
ジュースにできそうな野菜を適当に放り込んでみました。
小松菜、ズッキーニ、トウモロコシ、バナナ、夏みかん、カリフォルニアオレンジ、ダイコン、イタリアンパセリ、フレッシュバジル、、、

ダメです。やっと飲みました。
やはり、仕上がりを想像して数種類の材料で作るべきです。
仕上がりの想像力がないとひどい飲み物になってしまいます。

2 件のコメント:

  1.  こんにちは(いなほ)

     癌予防にジュース、良いですね。本気で買おうかと。ただジュースに出来そうだからと言って適当に入れるとダメなんですねえ。食材を常に揃えておくのが大変そうで、続くか心配になってきました。

     良い音が出る時、確かに元気じゃないとってあります。私は疲れると声が涸れてくるのですが、そういう時は大体フルートの音も豊かな音になりません。

     Funkyさんも吹き始めはスケールを良い音が出るまでゆっくり吹かれるそうですが、私も同じなのですが、どこからか重心とかアンブッシュァを変えないとと意識する所ありますか?私は2Eと3Fis、3Gisの3か所あります。先日4Cisの出し方を教わりましたけど、出たりでなかったり。出ない事の方が多いです。まだまだフルート腹筋が足りないことを痛感しています。

     楽譜の読み方10時間すごいですね。一度きちっと学んでおくときっと役に立つ時がありますね。楽器はいろいろやりましたが、私などわかっていないで今まで来ているかもしれません。思い立ったらすぐやるタイプですね。

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  2. いなほさん、
    こんにちは、
    そうなんですよ、なんでも入れればいいかと言うと、とんでもない味になります。
    「うーん、マズイ!もういらない!!」って感じです。
    ダイコンとオレンジとリンゴ、だとかトマトとバジルくらいだと仕上がりを想像できます。仕上がりが想像できる範囲がよさそうです。

    アンブシャは全音域でなるべく変えないように意識していますが、それでは全く同じで吹けるかと言えばそれは不可能ですね。
    半音づつ上昇または下降する時は、どの音域であっても極めて僅かな変化で対応可能です。
    特にこの音から変えるという意識はしないようにしているのですが、まさにいなほさんが変える位置の3Fis, 3Gisはやや締めているかもしれません。(3EはEメカのおかげで苦労しません。Eメカの無い楽器も持っていますが、これも慣れたせいかさほど苦労はないです。しかしEメカはあるほうが自然だと考えています)
    ただし、その位置から変えるということはしていないと思います。
    2Eはそれほど意識はしませんが、共鳴する管が長くなるので強い3Dあたりからそのまま降りると音がひっくり返りやすいので注意が必要です。ただ、この問題は以前触れましたが、最低音Cの運指のままオクターブ上のC,Gを吹く、ハーモニクスの練習で著しく改善できました。
    音域によって変えなくてはいけないのは顎の位置だと思うようになりました。
    近いうちに図解で示してみたいのですが、フルートのヘッドクラウンの中心を軸に回すイメージではなく、顎が前後に動くことでアパチャからリッププレートのエッジに当てる息の方向を変えるということだと思うのです。

    楽譜の読み方は、本当に全く読めないレベルから始める講習でした。内容の8割ほどは既に知っていることでしたので、それほどみっちり勉強した気分ではありませんでした。

    元気が体に漲っている時は、あれこれ考えなくても、とりあえずフルートがよく響きます。
    あれこれ考えるのは、私の場合、元気じゃない証拠かも知れません。

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