2012年10月19日金曜日

ADCCEをオーバーホールに

昨日ムラマツADCCEをオーバーホールに出しました。

パッドはまだ交換しなければならないほど痛んでいるわけではありません。

ADは菜々子(ムラマツM70リップのみ銀、他は洋銀)よりよく鳴ります。
菜々子もよく鳴るのですが、ADに比べるとややスイートスポットが狭く、発音がデリケートなので吹き手の調子が悪いととたんに響かなくなります。

ADは最低音までしっかり出しやすいお気に入りの楽器です。

ADは菜々子と比較すると音が柔らかく、重いせいかやや体力を必要とします。
疲れているときは洋銀の菜々子の方が鳴らしやすいです。

菜々子と比べると、しっかりした息を吹き込んでやらないと音程が下がりやすいです。

洋銀の菜々子の体重は360g。ADは440g。

菜々子は軽いので、軽く吹けば楽器がビリビリするような感じでよく鳴ります。
鳴らしやすいけど、サチュレーションしやすい感じです。
ADは総銀なのですが、パワーをかけると楽器がそれに応えるように柔らかく豊かに響く感じです。
どちらが好きかと言うと微妙。。。どちらの個性も好きかな。

気になる事があるとすれば、小さな凹み。それからGisレバーを強く押すと、GisキーがD、Disトリルキーのシャフトに当たるので速いパッセージでカチカチと音がすること。それからGisキーの突端がフルートケースに収納する際にヘッドジョイントのクラウンのギザギザに当たるので傷になっていること。

それだけのことですから、何もコストをかけてオーバーホールしなくてもよかったのかもしれません。

まあ、しかし早めにコンディションを万全にしたほうがいいだろう。
一度オーバーホールすれば当分の間は調整だけでベストな状態を保てるだろう。

こういうことを先送りにしているうちに死んでしまったら何にもならないではないか。

ただ、もうこれで新しいフルートを購入することはないでしょうし、それでいいと思っている。

オーバーホールをお願いしたのは年季の入ったフルートのマイスター。
訪問してフルートの話を伺う事も楽しみのひとつなのだ。

M70には菜々子と言う名前を付けているが、ADCCEにはまだ名前がない。
ADが帰宅するまでに考えておかなくては。

0 件のコメント:

コメントを投稿