2013年3月3日日曜日

ニーチェの馬

「止まない雨はない」、「明けない夜は無い」と言うが、「朝はやがて夜になり、夜にはやがて終わりが来る」という言葉の方が説得力があるではないか。

創世記によれば、神は六日間でこの世を創ったと言うが、六日間あれば、この世がいかに無価値であるかを嫌という程思い知らせるに十分である。

馬は老いぼれ、水は涸れ、やがて火種も失い、もはや生きる意味など問えないラストシーンは重く我々にのしかかる。

生きる意味を問うのではない、貴方が人生から問われているのだと言う「夜と霧」と対称的な印象だが、「ニーチェの馬」の方が何故かしっくり来るのは老いぼれたからではない。

今日はアンサンブル仲間から、どこかのフルートアンサンブルの無料コンサートに誘われていたのですが、疲労感が強くてキャンセルしてしまった。

蛇口を捻れば水が出て、スイッチひとつで暖かくなる日常にもかかわらず、止む事無く吹きさぶ風を感じながら、今日もジャガイモを食らうとするか、、、。

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