2013年3月18日月曜日

Fateless

映画「フェイトレス」を観ました。
邦題は「運命ではなく」となっています。
題名だけ聴いてもピンときません。
邦題ってやつは、正確に訳そうとするとかえって意味がわかりにくくなります。
そのままフェイトレスでいいと思います。どうせわかんないんだから。

USで「私の人生に最も影響を与えた本」としてベスト10入りしたフランクル「夜と霧」とテーマは同じで、導きだされる解も同じだと思いました。

大変な苦難や深い悲しみも「人生」として受け入れる人の心の変容は理解できるのですが、「生きようとする意志」が涌き上がらない領域に行ってしまったら戻ることはなかなか難しい。

「ニーチェの馬」の後だけに、救われた思いがしました。


6月にステージで演奏する機会に誘われて、引き受けることにしました。
強いプレッシャーを乗り越える力が湧いてきませんが、それでも合わせる練習はとても楽しい。
ヘンデルの2本のフルートのためのソナタG Durを選択。
相方は、初見なのにちゃんとついて来るのでびっくり。

一カ所だけ、どうしても合わせにくいところがあるのですが、それを乗り越えようとする意志はどうにかありそうだ。

ヘンデル、いいですね。
バッハに比べれば易しいし、優雅で古典的な雰囲気が私にピッタリかも?

ただ、ヘンデルのフルートソナタについて調べていくと、いくつかの曲は偽物という説があるようです。
なんだか、そんなことを知ってしまうと吹いていても、「これって、もしかして偽物を吹いているのかも、、、」と思うとモチベーションが下がります。

偽物だろうが、ホンモノだろうがいいものはいい。
ブランドに拘るべきではないということのトレーニングだと思って励むことにしよう。

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