2015年8月2日日曜日

「オペラ 杉原千畝物語・人道の桜」成功!! 

プロに混ざって参加したオペラを、無事に成功裏に終えることができた。

千畝がカウナスを離れる際、動き出す列車の中からビザを描き続ける千畝を見送るシーンではユダヤの医学生として、千畝にエールを送るのだが、目線の先の眩しいライトには正にヨーロッパの古い鉄道の車両がカウナス駅をゆっくりと車輪の軋みとともに離れていく様子が見える。

ありがとう、杉原。私はビザをもらうことができなかった。この先どうなるかわからないが、あなたの人としての決断を決してわすれない。

演じながら流れる涙を拭うこともしなかった。

出し切った。

聞けば、一緒に演じたユダヤの群衆役は一様に泣いていたそうだ。

そして、観衆も泣いていた。

カーテンコールまであっという間だった。

アマチュアが混ざったことで技術的には問題点も多いと思う。
そりゃそうだよね。なんたってシロートなんだから。

でもね、プロにはない何かが却って功を奏したと言えないだろうか。

舞台という仮想空間の世界でプロに存在感で負けてはいけない。

きっとプロとは違った異常なまでに強い感情移入があるのではないか。

その強い感情移入が単なる自己満足にならないように、段取りを表現に変えるべく日々稽古したきたのだ。

回収率20%のアンケートの多くが「涙が止まらなかった。」と書いている。
そして、観客満足度は4.89!

お世辞を言わない古い友人からも、「たいしたもんだわ。一万円は高いと思っていたけど、つきあいでしょうがないから行ったけど、十分価値あるね。次の公演には母親も連れていく。」ってメッセージが来た。

カーテンコールで観客と一体になった気がしたのは決して錯覚ではなかったようだ。

次回は2015年12月5日 品川きゅりあん大ホールでオケ伴奏で2公演です。


一仕事終えた後の私は抜け殻みたい。
常に全編のアリアが頭の中で聴こえる。病気かな?

フルートはいよいよゴダールの組曲Op.116のAllegrettoに挑戦。
そう、ゴールウェイが17本のフルートをとっかえひっかえしながら吹いていることで有名な曲です。
CooperとムラEXが他と比べるとやや楽器がサチっているように聴こえるが、どれを聴いてもゴールウェイの音なんだよね。
ゴールウェイのように吹くことをイメージしてみたいが、とてもテンポが、、、、。

こんな難しい曲できるのかな。。。
でも、こんな曲をレッスンできるところまで来れたのだからすごいことなのだ。
なんせ二十歳をかなり過ぎて始めたのだからね。
問題は稚拙な技術をカバーするだけの表現ってありえないことだな。。。
このばやい。

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