2014年11月30日日曜日

日課練習変更

これまで苦手なことに正面から立ち向かうことなく、なんとなくエチュードや曲を次々と吹いてきた。

決して全く立ち向かわなかったわけでもないんだけど、立ち向かってもできないんだもん。。。

タンギング
音の立ち上がり
音の響き

3名のマスタークラスを聴講し、自らも受講して日課練習を当分の間変更することにした。

全調のスケールとアルペジオをこれまでのスラーからノータンギングスタッカート、タンギングスタッカートに変更。

音の響きを重視
お腹をトランポリンのように感じ、ノータンギングで響きのある短い音を出す。
そのためには耳を澄まして自分の発する音をよーく聴くこと。次に舌でドアをノックするがごとくタンギングするが、お腹はノータンギングと同じように使うこと。

息を吹く時、お腹をへこますのではなく、トランポリンのように感じるためにはむしろお腹がでっぱることが正しいようだ。

ピンと張ったお腹のトランポリンを感じるためには吹くことと引くことを同時に感じるようにすることでお腹の支えを本物にする。

それだけを決めて、早速やってみた。
1日目は中音D,E,Fがやたらにひっくり返る。
二日目の今日はだいぶ慣れてきた。

お腹が筋肉痛になってしまったが、筋肉痛は嫌いではないのでいいのだ。

この調子で音色の改善を目指すのだ。

それにしてもマスタークラスは強烈な印象だった。
2名の生徒はフルートの先生をしている。
しかも1名は音大を主席で卒業しているツワモノ。
生徒の演奏は素晴らしく、何も直すところがないのではないかと思うのだが、表現について指導が入ると、もっとよくなるんですね。

聴講していると、その指摘や改善がよくわかる。
聴いていると、それだけでもう同じようにできるようになった気分になるから不思議。

でも、全く同じようにできないのは言うまでもない。

こういう刺激もたまにはいいもんだ。

4 件のコメント:

  1. 短い音にきちんとした響きと輝きを与える練習はとても重要ですね。むしろレガートはその延長上にあると考えるべき。
    大きな音ではなく、p, ppでも行うと効果的だと思います。

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    1. Sonoreさん、
      はい、ロングトーンで響きを得る人もいるそうですが、短い音で訓練した方が、たいていは近道だそうです。
      響かそうと思うと、つい大きく吹いてしまうのですが、吹き込むと却って響かなくなるそうです。
      pは次の課題です。
      ppはさらにその次の課題です。

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  2. 私はエクササイズではなく(そもそもエクササイズなどやった事がほとんどないっ! 爆)最初の音出し、アンブシュアの調整やポジショニングのときに、タンギングなしのpp, pのスタッカートを使う事が多いです。弱く短い息で楽器が反応するポジションを探すのに最適です。
    息が強ければ強いほど、そういう楽器と奏者の関係の「悪いところ」はカムフラージュされてしまいやすいですので.........

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    1. Dr.もおっしゃっていましたが、古典的な日課練習はやっても面白くないから、実際の曲を応用することがよいそうです。

      この数日は発音に重点を置いています。
      弱い息で楽器が反応するところが最適なポジションなのでしょうね。
      それからお腹でトランポリンを感じるためには、やはり息をはくと同時にお腹が前に出るほうがいいです。(人によっては逆だそうですが)。タンギングをつけても同じようにできるように気をつけながら吹くと、これまでのスピードでは吹けませんので、ゆっくりゆるゆるやっています。

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