2012年2月29日水曜日

フルートの練習と無気力

過去に失ったものへの自責の念から何事にも気力が湧かないことがあります。


なんとかソノリテは辛抱してやったものの達成感がまるでありません。
スケールも高音域のところだけなんとかやったところでダウン。


小さな幸せにわくわくする自分はどこへ行ったのでしょう。






こんなフルートはいやだ

総ちくわRH
リッププレートがたらこ
リッププレートがタコの吸盤
ムラマツだと信じていたのにマツムラだった
吹くとモイーズの霊が乗り移り、癇癪起こして楽器を投げつける
スケールが囃子
トランペットより音が大きい
24kゴールドにニッケルメッキ
タンツボ標準装備
ミスブローすると唇に刺が刺さる
指が転ぶとスタンガンのごとく電気ショックが

2012年2月28日火曜日

中音Eがひっくりかえる対策はいかに

中音のEがこんなに難しいとは思っていませんでした。
普通にソノリテで上から半音づつ降りてくる分には問題ありません。


が、しかし、高音域からEにスラーで降りると成功する確率が低いです。
何度も何度もやってみますがなかなかうまくいきません。
降りると同時にお腹を緩めたり、Eをしっかり響かせてから高音域に行って降りたり。


ソノリテ音の連結の3番がまさに中音Eをベースにあらゆる音と連結させます。
ただ、ソノリテの場合はベースになるEから次の音へディクレッシェンドするので問題の解決にはなりません。
トリルキーでごまかすしかないかも知れません。Eの運指と同時にCisトリルキーを開けると絶対にひっくり返りませんが音程がうわずります。

2012年2月27日月曜日

フルート 我が家の防音対策

住宅街の戸建てですが、建てる時に防音対策はしていません。
今度建てる時は、窓の二重化などの対策をしたいですが何時になるやら。
そしてフェラーリとベンツを置ける電動シャッター付きの車庫もほしいです。
RCの屋上には太陽光発電とジャグジーもあったらいいですね。
広い庭の離れに音楽室を作ったらベストです。いや、小さなホールを作っちゃいましょう。
ホールにはバーカウンターがあって、ちょいうまのアマチュアミュージシャンの演奏を聞きながら友人達と一杯やるっていいなあ。
ダンススペースもあって、PAにはでかいウーハーがあるといいですね。
そしたらDJブースも要るなあ。
いやあ、毎日パーティーだ。

写真は2階の寝室の北側です。少し離れて住宅があります。練習する時は窓に枕(イタリアのメディカル枕というやつ)を二つはめこんでいます。
東に隣接するお宅まではドア、廊下、ドア、14畳の部屋があります。
西は道路です。道路をはさんだYさん宅にはピアノがあります。ピアノの音は小さく聴こえますが気になりません。また、Yさんにうるさくないか聞いたところ全く問題ないとのことでした。
南には少し離れてNさん宅があり、枕ではふさげない大きな出窓があります。
留守がちなのであまり心配していませんが、時々羽毛布団を出窓に置いたりします。


何デシベル以上は騒音だとかいう基準があるかもしれませんが、うるさいと思ったら小さな音でもうるさいわけで、苦情が来ない事を祈りつつ夜遅くは遠慮しています。


少々のフルートの音はうるさくないと思わせる工夫も必要です。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとはよく言ったもので、憎たらしい人のやることなすこと気に入らないのが人情ってもんです。
ご近所さんには明るく笑顔で挨拶、周辺の掃き掃除をマメに行うなどゴマをする私だ。

2012年2月26日日曜日

フルートの練習時間

みなさんどれくらい練習しているのでしょう。


フィリップ・ゴーベール直系のガストン・クリュネルによれば、練習できる時間によってメニューを作るべきとのことです。1時間のメニュー、2時間のメニュー、、、、。


そして専門家を目指すのなら最低一日3時間は必要だそうです。
その場合、初めの1時間は音作り、次の1時間はスケールとアルペジオ、次の30分をエチュード、残りの30分で曲を練習するといった時間配分がいいそうです。


いい音色を目指すなら、音作りに時間を費やさないといけないようです。


ソノリテはたいてい第一部(音色と音の同質性)の1の上から2行だけを暖気運転のごとく行っていましたが、この数日は第一部は全て行い、さらに第二部の低音の柔軟性も行うようにしました。これ、けっこうきついですが、それでも一生懸命練習すると終わる頃には低音の響きがよくなります。効果が実感できると嬉しいので続けられそうです。

2012年2月25日土曜日

フルート 舌の位置

舌の位置について漠然と考えていることがあります。


多くの方が、全音域で舌の位置はOを発音するようにすべきと言います。
さらに、口の中を広くし、喉を締めてはいけないと言いますね。


ですが、同じ運指でオクターブを出す場合はOからIを発音するように意識するとスムーズにオーバーブローできます。
下のHをOの口で吹きながら少しだけIの口にもってゆくのです。
同じ運指でさらにIの口にすると息のスピードが上がってFisが奇麗に出ます。
音色が細くなっているとは思えません。


グラーフは息のスピードを上げるのにJの口にする方法があると言っているそうです。


さきほどドイツ人にJの発音とは何か聞いてみました。
概ねI(イ)と発音するそうです。


ほらね。私が自分で発見したこの方法はグラーフも同じことを言っているのではないでしょうか?


なんだかワクワクしてきました。

2012年2月24日金曜日

浅尾真実フルートリサイタル

とてもコンパクトなサイズの方です。
奇麗なドレスから出る腕は転んだら折れてしまいそうです。


が、しかし、


下から上まで実に豊かに響きます。


ディミュニエンドしても音程は全く下がりません。(プロだし当たり前か、、、)
それとなんといっても私と違うのは、いっぱいいっぱいじゃありません。(これもプロなら当たり前か、、、)


真ん中のE,Fなんかひっくり返る素振りもありません。(そりゃそうだよねプロなんだし、、、)


難しい曲を暗譜してます。(私にゃムリ)


小さな体に細い腕でこんなに表現できるんですね。
ケーラーの易しいエチュードにびびってる場合じゃないです。
練習するぞーー。


フルートの可能性、恐るべし!


トーシローと比較するなって?
そりゃそうだ。どうもスミマセン。

2012年2月23日木曜日

フルートの三点支持

フルートの持ち方として、どの教科書にも三点支持が書かれています。
左手人差し指の付け根を軸にして、右手親指でフルートを前に押し出す感じです。
Es Durなど高音域でも指がまわる調だといいのですが、A Dur, E Durなど速く指をまわすのが厳しい調だとフルートにあたる左手人差し指の付け根の位置がずれてきます。
特に洋銀製は滑るので顕著にずれがちです。


そこで考案したのがこれ↓
ボールペンの滑り止めグリップのゴムをハサミで切っただけです。
全く滑りませんので、フルートの安定感が格段に向上します。
名付けて フルートスタビライザー UBマワール なんか冴えないな、、、エチュードすすむ君 さらに冴えない、、、。

ただし、気になる点が二つあります。
1、簡単に安定させることができるので、本来気をつけなければいけないことを忘れ、我流が身に付いてしまわないだろうか。
2、響きがダイレクトに指に伝わってきません。ゴムが振動を押さえているかのようで、響きが丸くなります。尖った音の成分が減衰されます。
私は時々森の中を裸足で歩きます。大地の感触が足の裏からダイレクトに伝わってきます。
靴を履くと楽なのですが、大地の感触を感じることはできません。
なんかそんな感じです。
車もそうですね。国産の高級車と言われるやつは大概の場合、必要以上に静かなことは立派ですが、路面の状況がハンドルや体に伝わってきません。あんなもの運転してどこが楽しいのか大変疑問なばかりでなく危険だと思います。

Jen Cluffのフルートにも同じようなガジェットがたくさん付いていますね。
ジェニファーにメールしてみようかな。森を裸足で歩くのは好きですかと。


2012年2月22日水曜日

「歌の翼に」幻想曲

自分の演奏を録音して聴くと、何故かわかりませんが、体が捩れそうになります。


プロの演奏と明らかに違うのですが、どこがどう違うのかよくわかりません。


片平先生に聴いてもらい、何が問題なのか教えていただきました。


一言で言うと、演奏でいっぱいいっぱいになっています。
意識して強弱をつけているつもりでも、録音を聴くとあまり強弱の変化が感じられません。
そういうものなのだそうです。ですからかなり意識的に、しかしいやらしくない程度に強弱をつけないといけないようです。
pで音色とピッチを犠牲にしないようにしなければいけません。
しっかりした感性が備わっていれば、あれこれ考えずに表情を付けられるのでしょうが、なにせ音楽はかつて1だったし、いろいろ考えながら演奏しなければいけません。

メンデルスゾーンの「歌の翼に」シュティックメストの幻想曲はフルートの定番です。
つい、シュミテクトと言ってしまうのですが、人前で言う時は緊張します。


2012年2月21日火曜日

Koehler easy duets #12

Easyじゃありません。


どうしよう。下のパートは、とてもできそうにありません。#12はパスってだめでしょうか。
そんな感じでした。


が、ゆっくり何度も繰り返し練習することで少しずつですが、できるかも知れない予感がしてきました。


さらに、いやだなあと思っていた#12ですが、何度もトライしているうちに、旋律の美しさに気がつき、なんとか美しく演奏できるようになりたいと思うようになりました。


今日は気力がダウンしていて、練習は早々に切り上げです。



2012年2月20日月曜日

フルートの音色が、、、

二日ほど全く吹かなかったので音が荒れるかなと心配しながらソノリテをやや長めに練習しました。
目をつむって全身を耳にして自分の音を聴きます。


ちょと脱線しますが、円滑な社会生活をおくるにはコミュニケーションが大切です。
円滑なコミュニケーションの秘訣は相手の話を聴くことから始まります。
聞く」でもなく、ましては「訊く」は絶対にいけません。「聴く」とは耳と目を使って心で聴くと書きます。聴き上手は時として、聴くだけで相手の考えを180度変容させる事もあります。
部下をウツにしない優秀なビジネスマンに必要なスキルですね。
営業もそうです。自分のノルマのために自社製品の特徴をベラベラじゃべるだけのジュニアな営業から物を買いたいと思う人はいません。たまに偏差値が高いはずの年配の営業にそういうタイプを見かけます。若い時に営業のトレーニングを積まなかったのでしょうね。
そういう人はトレーニングしてもなかなかプロフェッショナルにはなりません。
ジュニアな年配を持ち味にしていくしかないでしょうね。


あああ、若いうちにフルートをもっと勉強しとけばよかったのになあ。


他人と過去は変えられない」エリック・バーン


過去とお金と他人のエゴにこだわらないことが生きる秘訣だ。


で、今日の音ですが、
やはり初めのうちはいくらか荒れています。低音域のHからGまでは顔の前で響くように鳴っているのですが、Fisに降りると途端にほんの僅かですが響きが悪くなります。
楽器のせいかとも思いましたが、何度も音色の同質性を意識して練習していたら、同じように響くようになり嬉しかったです。


が、自分の演奏を録音して聴くと、これがまた持ち味たっぷりな私だ。。。


自己嫌悪。。。

2012年2月19日日曜日

軽井沢にて

渡部卓さんの講演「折れない心を作る方法」というセミナーに参加してきました。
久しぶりに彼の講演を聴き、かつてむさぼり読んだストレスマネジメントの記憶が蘇ってきました。
過去に起こったストレスフルな事象をどのように捉えるのかで結果が大きく変わってくるとはアルバートエリスのABC理論として語り尽くされていますが、やはりどう前向きに捉えようと努力してもどうにもならなず、気力喪失が続くような場合はほんとうに困ります。


二日間全くフルートを吹いていません。
プロだと明日は音が荒れるかもしれませんが、私はどうでしょう?
明日、練習する気力があればいいのですが、、、。

2012年2月17日金曜日

Emmanuel Pahud

Emmanuel Pahudをご存知でしょうか?
私は知りませんでした。以前フルートを吹いていた当時は、名人と言えばランパル、ゴールウェィ、ニコレ、アドリアン、グラーフでした。
昨年再開の際に、パユ?誰?ってな感じでした。
Webで演奏を観ると、かなり指の動作が大きいですね。
彼に会う機会があったら、「上手だけど指の動きはもっと小さい方が滑らかになると思うよ。先生から教えてもらわなかったの?」と言ったらなんと言うでしょう。「ああ、わかっているんだけど長年のクセで治らないんだよ。忠告ありがとう」かな?
そんなこと言ってのける奴いないでしょうね。でも、私がもしどこかで彼と会ったらきっと言うと思うな。
パユのクチビルを観察すると、下あごが引っ込んでいるのか、上唇がかなりかぶさるように見えます。
造作は人それぞれ。それぞれのいい音の出し方がきっとあるのでしょう。

今日も響きは今ひとつです。と言うか、気力がイマイチです。

明日は知人の別荘に招かれているのですが、その際にカラオケをやるから準備するようにと言われました。前日かよ!

フルートを持って行く事にしました(笑)。


2012年2月16日木曜日

フルート吹きの憂鬱

やはり調子の善し悪しがありますね。
今日はソノリテ、スケールとまではよかったのですが、休憩を挟んだら疲れが出て不調になりました。
鳴りません。
響きません。
いろいろもがいてもあまりいい結果は出ません。


いや、こういう時こそ、不調からの脱出方法を探るいいチャンスではないか。
なんて前向きなんだろう、あたいは。


呼吸に注意を払い、背中で吸って胸、後頭部へぶつける感じ。
中音のHからクロマチックで下降。
ものすごく調子いいとは言えませんが、改善されました。
ただ、疲れていて気力と集中力が続きません。


疲れていると言っても体力ではありません。気力がいまひとつです。


気力が無いという精神状態はほんとうに困ったものです。
こんなことはこれまでの人生になかったんだけど。。。


ブログ書けるだけましか。


映画「Guardian」観る。
ダンスウィズウルブス、ボディーガード、パーフェクトワールドで好印象のケビンコスナー主演。
過去に失ったものを引きずりながら、人命救助という生きる意味をも失う中年男性の悲哀は悲しいが彼の背中は逞しい。
ケビンコスナーやクリントイーストウッドを観ていると「親父の背中」を思い出す。
日本の俳優だと近衛十四郎が演ずる「月影兵庫」。
そういう親父に育てられたおいらはなぜか焼津の半次。
だめだこりゃ。

2012年2月15日水曜日

フルート情報 The Flute はいかに?

元々痩せているにもかかわらず、運動不足も手伝いお腹が出っ張り気味のため、暫く前から食事を減らしています。(それより運動しろって?)
朝はパナソニックのホームベーカリーで作ったひとひらのパンとミルクとバナナ一本。
ランチもハーフサイズのお弁当。
夜はなるべく軽いおつまみとサラダと缶ビール一本。
常にヒモジイ感があります。
ああ、腹減った。くそー負けるな、がんばれ自分!


暫く前にムラマツフルートジャーナルのバックナンバーをネットで読んでいたのですが、現在はなぜか公開していません。
何かフルートに関する読み物はないかと探していると、The Fluteなるものがアルソ出版より出ています。近所の書店にありそうもないので定期購読してみることにしました。
その内容とはいかに?
とりあえず2年申し込みました。
つまらなければ更新しなければいいのですが、何か他にもいい読み物はないものでしょうか?


ムラマツメンバーズクラブ
機関誌が年4回届くようです。他にもいくつか特典(楽譜、リペア割引など)があるのですがどうなんでしょう?IMSLPがあるからほとんど楽譜買わないし、、、。


日本フルート協会
会報が年4回送られてきます。1976年当時、所属していましたが専門家の話題が多いように記憶しています。


ドルチェ楽器
以前ムラマツにフルートの調整を依頼した際に、出来上がるまでの間の時間つぶしに立ち寄りました。1200円くらいの譜面台を購入した際にメンバーカードを作ったら、たまにDMが来ます。セール情報の他にもコンクール結果などの記事があり無料で楽しめます。
お店では試奏をすすめましたが、なにせすぐそばで音大生の親子連れとおぼしき青年が上手に試奏していて、とてもこっぱずかしくて遠慮しときました。自分の根性なし!


山野楽器
メールマガジンの申し込みをしてだいぶ経つのですが未だにノーレスです。スパムフィルターの誤検知?


Larry Krantz E-mail discussion
日本時間の昼に毎日10-20通のメールが来ます。
これ結構おもしろいです。ただしフルートの奏法って日本語でもわかりにくいのに英語ですけど、、、。


IMSLP 無料楽譜サイト
無料楽譜サイトはたくさんありますが、たいがい無料じゃないってどうよ?
IMSLPはほんとうに無料です。古典ばかりですけど。


The Fluteは2月24日に発行するそうです。楽しみです。
楽しみと思えることがあって幸せです。
いつも何かにワクワクしている自分であってほしいです。

花粉症

そろそろ花粉が飛び始めたようです。
フルートを始めた1975年頃はそれは症状は重く、生きた心地はしませんでした。
くしゃみ百連発、鼻水だだ漏れ、目はかゆく、かけばかくほどかゆくなりました。
ティッシュの消費量は激しく、鼻のエッジは擦れて痛くなります。
病院に行っても、花粉症は認知されていなく、鼻風邪ですねと注射に風邪薬、これがまったく効きません。
近年は症状がそれほど重くなりませんが、薬なしではとても過ごせません。
人によって薬の相性があるようですが、私はクラリチンが合うようです。副作用も無く症状もほぼ出ません。


自分の演奏を録音している最中にくしゃみの予感が。
しばらく堪えていたのですが、堪えきれずに少しずつくしゃみが小出しに出てしまいました。
腹筋は発作でもおこしたかのように縮み上がります。
おや?滑らかで煌めく音色です。ただ、発作的に息が強くなるので音程は演歌になりましたが。


やはりお腹に力を入れるよう意識しているつもりでも、まだまだ足りないってことかも知れません。


このところ高音域のフィンガリングでも左手前腕が痛くならないなと思い、A Durのスケールを何回も復習したらやはり突っ張りますね。
Es Durは問題ないのですが、やはり苦手な調だとだめですね。。。


がっかり。。。。


おっと、いけない。楽天的にならねば。そのうちできるようになるさ。



2012年2月13日月曜日

40 Progressive Duets Koehler Op.55

Vol. 1-25 Easy Duets
ケーラーの易しいデュエットです。
易しいです。10までは、、、。
11から急に「おやおや?」ってな感じです。
が、11は繰り返し練習でなんとかなりそうです。
12の下のパートなんて速くてとても演奏できそうにありません。

どうしよう、、、

そうだ、Galwayが言っていましたね。楽天的であれと。

どうにかなるさ。

A Dur, Es Durのスケールとアルペジオを一時間程、その後ケーラーを7-12まで練習しました。

今日は音色が今ひとつぱっとしません。いつもですけど。。。

プロは一日でも吹かない日があると、音色が荒れると言います。
それに較べたら33年ぶりに押し入れから出して来たフルートは昔と同じように鳴っています。
いやしかし、、、、そうですよね。つまり音色がまだ完成していないのですね。
一日吹かないと荒れるというレベルに行っていないのでしょう。

高音域の練習で左前腕が痛くなる現象はだいぶ改善されてきました。
一年続けて慣れて来たのだと思います。
ケーラーもそうですが、上達が実感できることはほんとうに嬉しいです。

今年からレッスン時間が60分から90分になりました。
60分はあっと言う間に過ぎてしまうからです。
月2回ですが、これを4回にするのはどうかなと思います。
やはり2週間くらいはじっくり自分で練習してからがいいように思いますが、早く次のレッスンが待ち遠しいです。




musicians with drug

ホイットニーヒューストンが亡くなりました。
死因は不明ですが、酒とドラッグに溺れていたと報道されています。
多くのミュージシャンが酒とドラッグに溺れます。


酒やドラッグに溺れたフルーティストっているのでしょうか?
尾高尚忠は多忙のあまり薬物に走ったと言われています。


才能があり、聴衆の喝采を浴びることのできる成功した人が、それでも酒やドラッグに。
凡人にはない強いストレスのためか、はたまた、、、


知覚の扉」オルダス ハクスリー著
ゴッホがひまわりを鮮烈な色で描くのは、彼にはそのように見える才能があるからだと言われているが、実はひまわりは、そもそも鮮烈な色彩を放っているもので、凡人にはフィルターがかかるのでゴッホのように見えないのだという仮説に立ちます。
で、凡人でもLSDなどの薬物でそのフィルターをはずすことができると考え、自らメスカリンを投与し、その精神の変容を記録しています。




優れた芸術家は神様に近い存在ではないかと思います。
作品に触れることで宇宙の摂理を直感的に感じるからです。
人は言葉で考え、言葉で理解しますが、宇宙の摂理は直感でしか認識しえないのではないでしょうか。
人は言葉を発することで、一回一回事象の囲い込みを行いますが、その輪郭は人によってまちまちであり、正確に同じ認識を共有することには限界があります。


神様に近い人が、至高の神の摂理とひとつになり、宇宙に溶けこむために薬物に行くのかもしれません。


さようならホイットニー

2012年2月12日日曜日

フルートの常識

かつてブラスバンドでフルートをバリバリ吹いていたお姉さんから教えていただきました。


青魚を食べたら、しばらくフルートを吹いてはいけないことは常識だそうです。
知りませんでした。。。
醤油タップリのサバを食べてからもう2週間経過するのですがサバの香りは取れません。


それからうまく鳴らない時は練習をやめるか他のことをして気持ちを切り替えると言っていました。上手な人からスパっとそう言われると、なんだそうだったのか、じゃあまり悩んだりする必要ないんだということで気持ちが楽になりました。


音が響かない → 気分が乗らない → 益々音が響かない


音が響かない → 気持ちを切り替えて楽しい気分になる → 体で響く音が出る


という具合になるといいです。



2012年2月11日土曜日

ソクラテスかプラトンか

みんな同じことを悩んでいるんですね。
全ての音域を同じ吹き方では吹けないのに、同じ吹き方をしなさいと言う。
それは、ほんのわずかの違いで響かせるべきなのに、安易に音が出しやすい方法にたよってしまいがちなことを戒めているのですね。

ではほんのわずかな違いを身につけて、いつでもどの音域でも豊かに響かせるためにはどうしたらいいのか。
全身を耳にして、自分の音を聴く。
姿勢。
呼吸。
脱力。
これらに注意してソノリテ、スケールとアルペジオを地道に訓練する。
そしてやがて自由に音をコントロールできる日がやってくる。
来ますよね?生きている間に。
そしたらオルフェウスになって、エウリディーチェと一緒に翼を羽ばたかせ、ダンスでなしえなかったストリートパフオーマーとなって駅前広場で自由に演奏することでしょう。

他に、こうしたらいいという近道があったら誰か教えてください。




83歳で宅建の試験に挑んでいる人がいるそうです。不動産を仕事にするでもなく、自己のチャレンジなのだそうです。
そういう強い意志とはどこから来るのでしょう。


私自身は何故そうしてきたのかわかりませんが、歴史に関わろうとする意志があったように思います。「世界を変える」ことに携わったように思えることの居心地の良さがありました。
熱病にかかったように我が身を燃焼させる人生もあるでしょう。
ですが、そのような意志とは一体どこから来るのでしょう?
そのような意志がなくなると、どこまでも落ちてゆくしかありません。


時空を超え、世界はクラインの壷のごとく無限大は無限小と表裏一体なのではないかという子供の頃からの世界の想像はいよいよ確信へと近づいてきます。


活発に生きるか、生きながら死に体となるか、脳内アドレナリンの状態でしか人は有り得ないのではないでしょうか。

2012年2月10日金曜日

JENNIFER CLUFF

カナダのフルーティストJENNIFER CLUFFのブログを発見。
フルートを吹くための姿勢や音の出し方についてYouTubeにも解説動画が掲載されています。
やはり音域によってアンブシャは微妙に変化させる必要があるのですね。
ただし、人には気づかれないくらいのほんの僅かの変化を迅速に柔軟に行えるよう訓練する必要があるようです。


高音域は唇を締めないように言いますが、それでは低音と同じでいいのかと言うとそうではなく、アパチャを小さくし息のスピードを上げる必要があるようです。ただし、過渡な緊張は取り除くようにとのこと。


指はHのまま、低音のH、中音のH、高音のFisを吹いてFisが奇麗に響いたら唇から力をすっと抜く練習をたまにしていましたが正しいようです。


それにしても海外にはこのようなDaily Exercise TIPS Q&Aを惜しみなくネットで公開するフルーティストが多いです。


なんでだろう?


フルートが心の底から好きなんでしょうね。

2012年2月8日水曜日

ソノリテについて 今更ですが、、

ソノリテの疑問
モイーズのソノリテについて(吉田雅夫訳)ではGからCに下降するに従って、
両顎をしだいにゆるめる。下顎がだんだん後ろにひかれる。両唇の圧力がだんだん弱くなる。



と記述してあるように見えますが、実はこれはGから上昇する時のことでした。


ただ、あまりこういう本の記述にこだわらなくていいようです。
音域によって僅かに吹きかたが変わるのですが、どこがどう変わるのかは人によって顔や歯並び、顎の形が異なるのと、吹き方のクセがそれぞれなので、一概にこうするべきであるということは言えないのだそうです。


なるほど、姿勢にしても猫背ぎみの人にはもっと胸を張るよう言うべきでしょう。しかし、普通に真っすぐ立っている人にフルートを吹くときは胸を張るべきだと言うとかえって間違った姿勢を作ることになります。


ほんの僅かなアンブシャの変更が適切にできるようになるには、やはり集中したトレーニングが欠かせないということです。


吹き込むクセ(音の後押し)
音を発する時、一発でよい音が頭から出ればいいのですが、アンブシャが微妙に不適切だと響かない音が出てしまいます。するとクチビルがいい音を探して、微調整を始めます。響くポイントを素早く見つけては吹き込む。これは一人で適当に吹いている分には気持ちいいのですが、人に聴かせるものではありません。
お風呂で一人、前川清の「コォーベェー♪」ってな感じでしょうか。
参考にしているブログ、フルートレッスン戦争記に、偶然同じような悩みが書かれていました。kan-nazukiさんはこれを「音の後押し」と命名しています。うまいネーミングですね。
発音に失敗しても後押しせずにそのまま吹き通す事。後押しは絶対にいけません。
そして発音に成功する確率を上げて行く事。
そしてヒトツガオォーゥワリィーソシテヒトツガウゥマァレェー♪




ちと面白いブログを見つけました。
言葉で音色を表現するのは難しいようです。





2012年2月7日火曜日

歌の翼のイメージ

音楽の一回性
音楽は他の芸術と違って、二度と同じ演奏をすることができません。
絵画や建築はやり直しがききますが、音楽の演奏会で「あ、すいません。とちったので始めからやります」ってのはなしです。


三島由紀夫「金閣寺」に確か、
「ふと背を返すと、金閣はあのエウリディーチェのように、たちまちそこから姿を掻き消されるかのように思えるのであった」
だったかな、、、。記憶が朧。
しかし振り返ると金閣はそこに厳然と有るわけで、これはおかしいではないか、美を極めたものはその美しさが輝きを放ったら消失すべきだという美意識はまさに建築に音楽の一回性を求めているようなもの。だから金閣を燃やしてしまうのですが。


ゼウスとの約束を忘れエウリディーチェを振り返ったがためにエウリディーチェを失ってしまったオルフェウスの悲しみはいかほどでしょう。考えただけで涙が止まりません。


歌の翼のイメージ
歌の翼のイメージは、こんな暗い神話じゃなくて、翼の生えたオルフェウスとエウリディーチェが一緒に仲良く空を舞いながら囁き合っている感じに決定。


ところが自分の演奏を録音してみると、、、、
たまに空中を飛んでいる夢を見ます。そう、高さは電線よりいくらか高いくらい。自由にすーーーっと移動できるんです。ところが、少しずつ下降していくので焦るのですが、焦れば焦る程少しずつ地面が近くなります。
まさにそういう夢のような演奏です。
翼を持ったオルフェウスとエウリディーチェは羽ばたくのですが飛べません。









熱いスープにご用心

数日前に鶏ガラでスープを作りました。
135円の鶏ガラをグツグツ煮るだけの簡単なものですが、これがうまい!


熱いスープで上顎内側を軽く火傷。


しかし私は、しっかりタンギングすると音が出なくなるので、上顎歯茎のあたりでタンギングするクセがあります。


これが痛い、、、。


口内炎ができることもたまにあります。場所によってはフルートはシゴキかと思うくらい辛い。口内炎対策はイソジンでひっきりなしにうがいすると治りが早いです。




パゾリーニ「豚小屋」観る。親殺し、食人、獣姦、、、食足りて、礼節忘れ、欲望は限りなくってことか。
パゾリーニと言えば高校生の頃に観た「カンタベリー物語」。
世界史の授業で椚先生が黒板に中世の作品としてカンタベリー物語と書くではありませんか。
私「先生、カンタベリー物語読んだのですか?」
先生「いや、読んでないけど、、、。」
正直にないと言ってもらってよかった。。。


ソドムの市」はレンタルあるのでしょうか?



2012年2月5日日曜日

湯上がりのクチビル

乾燥した冬はクチビルがカサカサになりがちです。
するとやはりフルートも音が出にくくなります。


たっぷりお風呂に浸かった後のクチビルは柔らかく、すぐにいい音が出せました。
毎回、演奏直前にお風呂に入るわけにはいきません。
多くのプロがクチビルをめくるように言うのは常に湯上がりのクチビルで吹くためなのですね。

2012年2月4日土曜日

フルートの先生は厳しい?

厳しい先生とそうでない先生。
どちらがいいのでしょう。


そもそも、「厳しい」の定義とは何でしょう。


■お前、何度言ったらわかるんじゃ!音程!姿勢!!リズムちゃうやろ、このどあほ!!!(何故か怒っている時の表現は関西弁)


■はい、いいですね。大変いいです。うまくなりましたね。でも、ここのところはね、、、、。(吉田雅夫のフルートとともに方式)


実はこれらは両方とも音楽的には厳しい指導なのだと思います。


「厳しくない」とはどういうことなのでしょう。
生徒の演奏は音楽的には問題が多いけど、面倒だし指摘せずにそのままよしとしよう。
ということなのではないでしょうか。


それであるならば指導者は厳しくないとだめです。


厳しい指導者=体育会的ノリで大声でどなったり、やたらダメだしする先生


という印象が定着しているように思います。


怒鳴ったり、俺様を誇示するような先生は論外ですが、音楽的に妥協することなく、あるべき演奏ができるまで指導してくれる先生でなければ教えてもらう意味がありません。



2012年2月3日金曜日

フルートの演奏を自分で録音して聴く

今日はあまり時間がとれず、いつものソノリテを10分ほどやりました。
ただしいつもと違うのは目を閉じてメトロノームを聴きながら、自分の音をできるだけ集中して聴くよう努めました。
そのせいか、例の低音が体から響くような音色まであと一歩というところまで出ました。しかしあと一歩が掴めません。ゆっくりでも前に進んでいるのでよしとしましょう。


だいぶ前から自分の演奏の録音を聴くと勉強になると片平先生から言われていました。
情けなくなるのであまりやっていませんでした。


一年前の自分の演奏の録音を聴いてみました。
案外うまく聴こえます。表情はともかく音がまっすぐ伸びています。
それにひきかえ同じ曲を最近演奏したものは、、、、
うまく演奏しようという意気込みがかえって災いし、音程が波打っています。
あああ、だめだこりゃ。自分の演奏や声を録音して聴くのって皆さんやはりいやですよね。
でも現実から目をそらしてはいけないのでしょう。
自分で聴いて何が問題か認識できれば、次はその問題解決の方法を考えればいいわけですから。

2012年2月2日木曜日

フルートの香り

体全体から響かせる低音はその後も再現できません。


モイーズが言う両唇のきまぐれってやつだったのですね。ゴルフのスウィングと一緒です。
まぐれで調子がいいのでは、そのいい時の確率を上げるための工夫ができません。
いい時は何故いいのか?悪い時は何故悪いのか、そこをはっきりさせずに改善するとしたらものすごく非効率になるでしょう。
音大生とかどうしてるのかなあ。
あ、先生に聞いてみるってのがありますね!
でもシンプルに、こうすればいいんですよ。あ、なんだそうだったんだ。なんてことはないでしょうね。


フルートの香り
フルートの音のイメージは、高原のそよ風に乗った軽やかな響きです。
香りがあるとしたら仄かな天然のハーブでしょうか。
そう、ラベンダーかな。花粉症の季節にはユーカリ、ミントと一緒に軽やかな音色が聴こえてきたらいいですね。




それにしてもトイレの芳香剤やお部屋の芳香剤ほど劣悪な臭いもないと思いますが、ああいいった商品が売れるってことが不思議でなりません。




フルートの臭いと言うべきなのでしょうが、それだと印象が汚いので香りとします。


普段から歌口の中の臭いはいくらかあります。奇麗な水が流れている湧き水の水道管のような臭いです。


ところが、


数日前にサバの塩焼きに醤油をたっぷりつけて食べました。原発事故後、近海の魚はなるべく避けているのでたまに口にするサバは、味わい深いものがありました。


食事後は必ず歯磨きしてからフルートを吹きます。その時もそうしたのですが、何故かその後はサバの香りがフルートから取れません。


ヘッドジョイント内部を台所用アルコールでスプレーして、水でじゃぶじゃぶ洗ってみましたが、あまり効果がありません。どうしよう。。。まさか胴部管はじゃぶじゃぶしたらやばいでしょう。


サバ臭いフルートなんていけてませんわな。それにしてもクッサーー。


餃子でも食って、ニンニクの香りでサバの香りを目立たなくするってのはどうでしょう?
で、次はクサヤ? それだとエステー化学と一緒か。。。


私はかなり嗅覚が敏感です。その事にもっと早く気がついていればソムリエになれたかもしれません。


料理は香りと歯ごたえが90%だと思います。舌による味覚なんて案外いいかげんなのではないでしょうか。


私が最も美味しいと思うピザ。エンボカです。
フルーティーな香りのホワイトビールとピノノワールとガメイのワインが、ほどよいボディで季節の野菜のピザにぴったしです。





2012年2月1日水曜日

ソノリテについて 大変な誤解か?

私は練習の始めには、多くのアマチュアがやっているのと同じように、低音Hのロングトーンをきれいな音が出るまで行い、次の5-10分をモイーズのソノリテを参考にして♩=60/min.で低音Hから下降、中音Hから下降、中音Hから上のHまで上昇をしています。


その時に心がけているのは、姿勢、呼吸、力まない、そして全音域での音色の同質性です。そして最近付け加えたのはGalwayの音のイメージです。


これらをきちんとやるのはけっこう大変です。


モイーズは一回目の演奏で気づいた事を二回目で治す事、ただし三回目をやって練習の最後に疲れてしまわない事と言っています。


この言葉に甘えてしまいがちです。三回やることは疲れきって次の練習に集中できないことを防ぐのが狙いなのでしょう。
ですが、ついソノリテは音だしと考えがちで、エンジンの暖気運転のごとく簡単に考えて集中が甘いまま終えてしまいます。


短時間で集中するよう、改めなくてはいけないでしょう。




ソノリテの大変な誤解?
今日ははじめに低音Gから下を集中トレーニングしました。
モイーズのソノリテについて(吉田雅夫訳)ではGからCに下降するに従って、


両顎をしだいにゆるめる。下顎がだんだん後ろにひかれる。両唇の圧力がだんだん弱くなる。


と言っています。
まず、「両顎をしだいにゆるめ」とはどういうことでしょう?その次に下あごがだんだん後ろにひかれるとあるので、Gの発音時は両顎を緊張させ少し前に出していることを意味しているのか。
私はどうしてもCに近づくほどに唇が緊張します。


まてよ、これってGからCisに上がる時のことを言ってない?
フランス語、英語、ドイツ語で書かれた原文(下記参照)を見るとやはりこの説明はGから上昇する譜面について言っているように見えます。


吉田先生の1968年の翻訳は、どう見ても下降譜面を説明しているように見えます。


うーん、どっちが正しいのだ?


そうだこんど先生に聞いてみよう!





それにしてもこの本、28ページしかないのに6,000円もするんですね。
私が購入したときは800円だったのに。