石井孝治さんのファルベコンサートに出かけてきました。
石井さんは1975年NHK「フルートとともに」で吉田雅夫さんの生徒としてテレビでフルートを吹いていました。
数名の生徒の中で突出した腕前で、トゥールーのグランドソロを見事に吹いて、もしかしたら吉田先生よりうまいのではないだろうかなどと想像したりしたものです。
そのせいかわかりませんが、吉田先生の彼への指導は他の生徒より厳しかったように記憶しています。
フルートの演奏だけではなく、派手な曲の合間に、ドイツ、フランスのフルートの名工や、フレンチスクールの系譜についてのお話があり、とても興味深かったです。
ドイツにはハンミッヒというフルートがいくつもあってなんだかよくわからなかったのですが、ハンミッヒの親子、兄弟の関係をわかりやすく解説されたので、もう覚えました。えっへん。
問題は、知識はついても演奏はうまくならないことですが、、、。
やたらデカイ音がする最近のフルートには否定的で、奇麗な音色こそフルートだという信念があるようです。
奇麗な音であることがまず重要ですね。
このところ、クチビルの異常もあって、ひときわ音が汚い。
指など少々まわりが悪くても、常に自慢できるような音色が出せたらどんなにいいでしょう。
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