今更ながらではありますが、できないところはゆっくり練習することと言われています。
そしてしだいにテンポを上げて行く。
これ、鉄則だと思います。
どうもこのところ、さほど困難でもないはずのフレーズがよく転び、その度に「あああ、何やってんだオレ!」と心の中で叫びながら何度もやり直すのですが、また何度も転ぶのです。
この程度のフレーズがこの程度の速度で吹けないって耄碌したか?
と内心イライラが募り、繰り返すほどにうまくいきません。
レッスンでそのことを相談したところ、「できないところはゆっくり練習すれば必ずできるようになりますよ。」と至極当たりまえの事を言われたのですが、その瞬間にハッとしました。
「ゆっくり練習する」ことを十分していただろうか?
あせって速く何度もミスをすると下手が固まるわけです。
クロマチックの苦手なところをゆっくり何度もやってみました。
高音AからGis-G-Fis-Fへ降りて来るところが苦手で、速く吹こうとすると指や前腕に力が入ってしまい、何度も同じミスをします。
で、一音を一秒くらい伸ばしてゆっくりと脱力を心がけて何度もやってみました。
で、少し休んでから吹いてみたら脱力できて、そこそこのスピードで吹く事ができました。
こういう基本的な事は、わかっているつもりですが実はできていない事があるのですね。
「やり方」を知っていてもやっていない。
恐ろしいけど事実です。
吉田雅夫さんの「人生は蛙のごとく」とはこういうことなんだなあと改めて思うおいらなのだ。
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