2012年3月20日火曜日

ソノリテについて いよいよわからん

フルートを吹く人のために E・C ムーア著


この書籍がモイーズのソノリテについてを最も詳しく解説しているとの評判から、くいいるように読みましたが、P.37の脚注はDe la Sonoriteに書いている事と全く逆です。


すなわちDe la SonoriteのP.4には低音域Gから下降するに従って下あごがだんだん前に出るとあります。これは解説が示す楽譜を先生にも確認しましたし、実際に吹いてみてなるほどそのとおりだと身を以て体験することができます。


が、しかし、

フルートを吹く人のために E・C ムーア著
P.36には、
歌口を唇にあてる圧力は、フルートを保持するにたる程度にとどめます。

とあり、その脚注としてP.37に、
第三間のC#音から下第一線のC音までの下降音階で、低音に下がってゆくにしたがい下顎は少しずつ後ろにひかれるというのがモイーズの奏法である。

とあります。

P.37脚注は誰が書いたのでしょうか?
訳者でしょうか?
監修した吉田雅夫先生でしょうか?
これ、間違ってますよね?


うーん、真実が知りたい!
もし、この本が正しいとしたら、ソノリテの記述がおかしいのと、私の吹き方も決定的にN.G.となります。


私が潔癖性すぎるのかしらん?
それにしても権威と呼ばれ才能を持った人には、もっと平易でわかりやすい表現をしてもらいたいものです。
わかる人にはわかる本」と言うのなら、わからない人に解説してくれたっていいじゃないか。解説本が混乱させるってどうなんでしょう?


今日は昨日の不調からは自然と脱却していました。
低音にいくほど、下顎を前に出して、歌口から距離を置く感じになります。
これが誤りだと言われたら、全てやり直しでたいへんショックです。
やり直しでも、ゴールまでの近道なら受け入れます。
問題は何が正しいのかわからないことです。

明日、先生に相談してみます。

1 件のコメント:

  1. 「NG」ってことは、ないでしょう。
    間違いのないことを期待するな、などと最初に書いていた、のでは?
    低音域の「ソ」から下がってゆく時のことであり、理由も書いてあったと思います。中音域の「ソ」から上がってゆく時も、似たような動きになるとも書いてあったと思います。
    低音域の「ソ」から「ド」へ上がってゆく時のことも書いてある。すべては音の均質性のため、すべての動きはデリケートであり、本人が意識しているほど、周囲がはっきりとわかるものではない、そんなところか、と思います。
    50年も前のパウエルを吹いていると共感するところがあります。あのエネルギーに満ちた音を作り出すための吹き方でしょうか。まあ、人それぞれです。
    低音がよく鳴り、吹きやすくなった昨今の楽器だと、わかりにくいのかも?

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