アンサンブルの練習日でした。
自主練習の騒音の中、「愛の挨拶」を相方と合わせてみました。
前回は全く合わなくて、相方に申し訳ない思いだったのですが、その後テンポを決めて、rit. a tempoを少なくするという事前取り決めを先生がしてくれていました。
恐る恐るやってみると、合わせどころでお互いを観ることで、うまくいくようになっていました。
相方が、今日はとてもいい感じで、演奏していて涙が出そうになったと言います。
ああ、よかったあ。そう言ってもらえて本当に嬉しい。
嬉しくて嬉しくて、何もかもうまく行きそうな予感がしたものの、その後の合奏はダメダメで凹みました。
これでもし「愛の挨拶」までN.G. だったら立ち直れなかったかもしれない。。。
まあ、気を取り直して、ダメなところはできるようになればいいのさと。
映画「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」観る。
若松監督の別作品、「実録・連合赤軍」のごとく、実録・三島事件といったところだろうか。
若松監督がこの映画で何を言おうとしているのかよくわかりませんでしたが、概ね盾の会以降の史実に基づいて作られた実録映画のように思えました。
カンヌの「ある視点」部門に招待された映画です。
高校生の頃、そうフルートを始めるより前に「豊饒の海」を読んで、日本語がこんなに美しいものなのかと感激して、三島の書いたものはほとんど読みました。
この映画を観ると、なるほど三島は右翼だと烙印を押したくなります。
ですが、三島はそも右翼なのではなく、彼の美学、死の衝動がそのように行動したのだと思えてなりません。
「緑の芝生に赤い屋根、マイホームのために人は死なない。大義ために死ぬ事こそが最も美しいのだ。」たしか、そんなようなことを言っていました。
「生命尊重以上の価値」を「天皇を中心とする美しい日本」のために死ぬ事と三島が言うことには何か取ってつけた感じがしてなりません。
「ある視点」ではなく、「また別な視点」から撮り直してほしいと思うものの、若松監督は既に他界されてしまった。
次は東京電力を映画にするつもりだったそうで、実に残念でなりません。
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