先月の本番は大失敗をしでかして思い出すのもゲッソリするのですが、ひとついいことがありました。
それは、時間の関係で演奏するかどうかわからないと言われていたソロを突然演奏することになった時の緊張の対処がうまくいったことです。
プレゼンテーションでもそうですが、オーディエンスを見渡して、誰かその表情が自分と対話してくれそうな人を探すことです。
そして、その人に向かって話す(演奏する)ことです。
緊張しましたが、オーディエンスに恵まれました。
MCの話す内容にうなずく赤いシャツの素敵なオバチャマが私の顔を観て頷くように微笑んでいるのです。
おばあちゃん、おいら、へっぽこだけど一生懸命演奏するから聴いてね。
はいはい、がんばりなさいよ。
という音声での会話はモチロン無かったのですが、表情によるコミュニケーションがありました。
よし、このおばあちゃんのために演奏しよう。
なんだか家族の前で演奏するような、ほどよい緊張感になり、案外いい音で演奏を始めることができました。
ま、演奏が進むにつれ、そのことはすっかり忘れてしまったのですが、過渡な緊張から解き放たれた感じはとてもよい収穫でした。
常によいオーディエンスに恵まれる保証はありませんが、演奏前にわかり合えそうな人を探すことから始めたらよいと思います。
それにしてもタファゴベEJ11を三拍子を感じる速度で演奏するって難しい。
徐々に速度を上げてM=118一カウントに二音がやっと。
ふぅ。
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