スケール練習はアルテス二巻の巻頭を、奇数日は第一シリーズ、偶数日は第二シリーズを行い、さらに3ヶ月ほど前からT.G. EJ4を取り入れています。
さすがにDes Dur Ges Dur以降は速く吹く事はできませんが、毎日やっているとだんだん慣れて来て♯や♭をあまり意識せずに感覚だけで吹けるようになってきました。
私の所有するT.G. 17 Grands Exercices Journaliers de Mecanismeは学生の頃、古本屋で入手したセカンドハンド。
恐らくどこかの音大生が使っていたのだと思いますが、♯や♭を適用する♪を◯で囲っていたり、H♯にCと書いてあったりします。
確かにその方がわかりやすいのではありますが、そんなことしたら、本番の楽譜も全てそうしないとできなくなってしまわないだろうか?
また、他人のT.G.で吹く事ができず、常に自分専用のT.G.がないと吹けないという事態に陥らないだろうか?
それでもいいという考え方もあるかもしれませんが、なんちゅーか汎用性のない演奏家になってしまっていいものなのか謎である。
で、前回のレッスンで先生に私のT.G.を見せてその事を質問したところ、正に私の考えと一緒だったので嬉しいのだ。
先生はオリジナルの楽譜には一切書き込みはしないそうです。
オケで演奏するために借りた楽譜のコピーに注意点を書き込むが、本番ではすっかり注意点が頭に入っているので書き込みのない楽譜でしっかり注意すべきところを注意して吹けるのだそうです。
たしかに、アンサンブルで同じパートを二名で吹く時に譜面台を一つだけにすることがありますが、他人の楽譜だと、振り出しに戻った感じでうまく吹く事ができないという経験があります。
目的によって使い分けると言いましょうか、最終的には書き込みのない楽譜でしっかり吹けることが必要なようですね。
高価なT.G.を買い直さないといけないのかとがっかりしていましたが、なんと1978年の「フルートとともに」の野口龍さんのテキストの巻末にEJ.4がそっくり掲載されていることを発見。
ふぅ、散財を免れてよかった。。。
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