バッハの無伴奏パルティータ。
かっこいいです。
フルートとの出会いは1975年、テレビで吉田雅夫の「フルートとともに」を観ながら一人でしばらく吹いていましたが、専門家に習いたいと思い、ご近所に相談したところ、N響を退職されたいい先生がいるからと紹介してもらって訪ねたのが長沼の田島先生という方でした。
先生はてっきりフルーティストだと思っておりました。
だって、フルートを習いたいんだけど、誰か教えてくれる先生をご存知ないでしょうか?と聞いて紹介されたわけですし。。。
初めて先生のご自宅を訪ねると、「ああ、よっちゃんと一緒に吹いていたよ。」と言うではありませんか。
す、すげーーなあ。
ところがどこを見渡してもフルートがありません。
「ああ、僕はトロンボーンだから。フルートの事はよくわからないけど、教える事はできるから。」
ちょとがっかりしましたが、それでも中学で音楽1を取得した身にはもったいない先生でしょう。
「フルート教則本」吉田雅夫著をテキストにして元N響のトロンボーン奏者からフルートを習っていました。
そのテキストの中に吉田雅夫氏編曲のバッハの無伴奏パルティータが掲載されています。
習い始めで、とてもこのような難曲を吹けるはずがありません。
レッスンは結構いいかげんで、とりあえず楽譜どおりに吹ければ○をもらって次に行っていました。
そのおかげで英語は読めないけど、楽譜は読めるようになりました。
そしてやがて、○をもらいながら進むにつれて、パルティータに。
高音のEが出にくいことを除けば調子がいい時は、それでもまあなんとか演奏できますが、アルマンドの終わりのところの臨時記号の嵐はとてもムリ。
そこだけ大幅にテンポを遅くして、大甘で○がついています。
今もってここのところは難関です。
おそらく、スケール、アルペジオをしっかり練習して調性を掴めば、さほど難しくないのでは。
いつかはレパートリーとして演奏できるようにしたい曲です。
今でも、調子がよければなんとかなりそうな気はするんですよ。
でも調子が良くないと、どんどん響かなくなるんですこの曲は。
今日はやけにフルートがよく鳴るなあ、という日には吹いています。
件の先生のお話で今でも印象に残っていることがあります。
「僕は人前で話す事が苦手で、とても上がってしまうのだけれど、トロンボーンを持って人前に立つと全く緊張しないんだ。」
同意!
私は人前でプレゼンテーションすることは全く緊張しないどころか、手応えを感じて熱が入るとますます面白く感じます。
ですが、フルートを持ってステージに立って、同じ感覚になることは生涯無いだろうなあ。。。
ニジマスの塩焼きとアサリとマッシュルームとソラマメとエビのアヒージョに少量のパスタを入れてみました。
アルデンテ、ボーノ!!
ロッコ、ダンテレスタゴンタ!
セイモルトジェンティーレ、イアンキ、カリーノ!!!
デタラメーノイタリアーノ!!!
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