2012年1月31日火曜日

鳴るから響かせるへ? 今までに無い感触

姿勢を正して、背中に息を入れる、そして胸にぶつけ、頭のうしろにぶつけるつもり。
Galwayの音をイメージします。
そしていつものように低音Hから半音づつ下降、次に中音Hから下降。


おや? 低音の響きにこれまでに感じた事の無い新しい感触が。
これまで低音がよく鳴る時はどのような感じだったかと言うと、リッププレートに唇を軽くあてて息を吹き込むと、ブリジアルディキーが特にそうなんですがフルートのメカがビリビリ震えるように鳴る感じでした。そして音色は太く豊かで倍音成分がたっぷり含まれている感じです。めったにないのですがそういう時は気分がとてもいいものです。


それが今日はまったく経験したことのない感じになったのです。
フルートのメカがビリビリ振動する感じはなく、倍音成分は少なく、それでいてフルートが鳴るというよりは響く感じです。それと次の点が特筆すべきなのですが、音が体に共鳴している感じがします。つまり低い音が口からお腹の空洞にかけて戻っているような感覚です。
そして音色はとてもやさしい、決してどなるではなく、そして大きい。
音が体全体から発生し、周囲の空気を振動させている、体全体が音を奏でている感じです。


これは低音を出す上で習得すべき奏法なのかもしれません。


倍音たっぷりで演奏するのとは全く違った響きです。
これはすごい発見です。
しばらく低音ばかり練習していましたが、録画してみることを思い立ちました。
この音を先生に聴いてもらったら何と言うだろうか。
リズム、音程、表現には問題山積だけど、その音の出し方を是非私にも教えてほしい」くらい言うんじゃないだろうか?言わないか、、、。そりゃ言うわけないわな。。。


ところが、、、そう案の定、一旦フルートから唇を離すと、先ほどの素晴らしい響きが再現できません。
これがフルートのやっかいなところ。何度も試み、いくらか再現しかかってはまた戻る。


再現しきれていませんが、ややそれっぽいのを備忘録として記録します。

そして下記は従来の吹き方。

          
余談ですが、首に巻いているのはコットンのタオルです。オフの時、自宅周辺ではいつもこれです。風邪予防の秘訣は喉を冷やさない事。ウールのマフラーよりタオルの感触が好きです。友人は一緒に歩くのをいやがりますが私はこれが快適なのでやめられません。

今日は新しい発見があって嬉しいです。
さて、問題はいつでも出したい音を出せるようにするにはどうしたらいいかです。

思えばフルートの上達はゴルフによく似ています。
まぐれで調子がいい時は素晴らしいショットが続くのですが、どういうわけか翌日はさっぱりです。それが何故なのか理由がわかりません。
力なぞ全く入れずに軽くスイングするだけで、スイートスポットでムチのようにボールを飛ばせる時に心がけていることはなんなのか自分でもよくわからず再現できないのです。



2 件のコメント:

  1. 私は、中学生で吹奏楽部です
    フルートパートを担当しています!!

    私は、響かせることができません
    何かいい方法などはありませんか。

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  2. コメントありがとうございます。
    どうしたらいいのか私にもよくわからないまま、毎日努力しています。
    元NHK交響楽団の主席フルーティスト、小出先生からいただいたアドバイスは、「部屋の空気を響かせるイメージで吹く事」でした。
    最近のフルートは良くも悪くもデキがいいので、息をたくさん入れてもそれなりに鳴ってしまうのだそうです。
    大きな音で鳴らすのではなくて部屋の空気を響かせようと心がけています。
    明示的に回答できずにすみません。
    フルートの教師にしばらく習うといいと思いますよ。
    中学生ですから、始めが肝心。そして上達が早いと思います。
    いい音を獲得できるといいですね。

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