2014年2月17日月曜日

違いのわからない男

私はテレビをほとんど観ません。

特に地上波は人を馬鹿にしているとしか思えません。
BSだと同じ経営であるにもかかわらず地上波と全く異なる論調の番組がてんこ盛り。

熱い気持ちを持ったものの主流になれなかったジャーナリストは、地上波の番組から降ろされ、それでも社のジャーナリズム魂の根拠として視聴率の低いチャネルでいいように使われていると思うのは考え過ぎだろうか。

特に地上波はこの数日はオリンピックばかり。

オリンピック、まるで興味なし。

遭う人、会う人から誰それが金メダル取ったねえ、などと言われるのだが、全くわからない。だって、観てないんだもん。

あんなもの、どこが面白いのか私には全く理解できない。

スポーツは自分でやってみるから面白いと思うのだ。

音楽と同じだよね。

あれ?東京オリンピックってもう始まったの?と見まごうほど各社オリンピックばかりってどうよ?

近所の友人は子供が生まれたことを機会に家中のテレビを廃棄。

テレビは人をバカにするという信念がそうさせました。

一億総白痴化とはよく言ったものです。

映画観たいし、捨てる勇気はないけれど、あればあったで楽しいしそれもまたいいよね。



◯HKの天気予報に度々登場する男性。

てっきり漫才師だと思っていました。

漫才で活躍しながら、実はN◯Kで天気予報士をしているってなかなかやるじゃないか。

いつか、天気予報の後に「閉店ガラガラ」とかやってくれたらいいのに、全くその気配はない。

どうも、天気予報士は件の漫才師とは別の人物のようです。

違いがわからないんだよねえ。



もう一人。

夕方だったかな、報道番組に出てくるニュースキャスター。

三笑亭夢之助だと思っていました。

落語ではぼけているのに、ニュース番組ではギャグの一つもなく、きちんとまじめな番組として取り組んでいるのかと感心しておりました。

どうも似ているけれど違う人みたいです。

違いがわからないんだよねえ。

もうひとつ、


違いがわからないんだよね。

これはわかるか、、、、。

こんなんだから、フルートの演奏を聴いても、ニュアンスのディテールがわからないんだよね。

わからない人にもわからないなりに楽しみがあると考えればいいではないか。

うん、きっとそうだ。

香りづけに惑わされて偽ベートーベンを崇めた人を誰が笑えよう。



確信とはどういう時に持つべきだろうか。
過去の出来事について、確信を持って断言できることがどれほどあるのだろうか?
敵の敵は味方だというようなイデオロギーの対立で主張することは極めて政治的によく使われるが、自分が信じたい事を肯定する言説を集めてあたかも正義は我らにありという主張もいかにもバカっぽい。

あらゆることを疑うココロ。それが理科のココロ。

理科のココロについてはまた明日のココロなのだ。

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