2013年6月30日日曜日

味わいを超えたいびつでした。

人前での演奏は緊張するものですが、今日はどういうわけかものすごく緊張してしまった。

事前に先生から演奏の注意点を聴き、何度も合わせ練習し、そして本番前のランチでもモイーズの模範演奏を聴いて、「ここはpだね。終わりのところはゆっくりディミュニエンドしたら奇麗だね。」などとファインチューニングしていたのですが、演奏が始まるや、そんな決め毎はどこへやら、、、。

演奏の直前、直後は「もう、二度と嫌だ。」と思ったのですが、帰りの電車の中では、次回はもっとうまくやるぞ!という気持ちになるから不思議なものである。

たまにコメントをくださるきさらぎさんとお目にかかれて、そして彼女のおちついた演奏を聴けたことが大きな収穫でした。

昨日、急に聴きに行きたいとのコメントを匿名さんからいただいていたのですが、その方はお見えにならなかった様子。

ヘッポコがばれなくて良かった。。。

こんな様子でござんした。

2013年6月28日金曜日

いびつでも手作りの味

いよいよ明後日にせまったデュエットの本番演奏。
都内のカフェでヘンデルの2本のフルートのためのソナタとダニーボーイを演奏するための最後の合わせと言うか追い込みでした。

二人とも音楽のプロではないので、ここどうやるのが正しいんだろう?と悩むところもあるのですが、もうそんなこと言ってられないもんね。

本来なら音楽のプロに診てもらって指導を受けるのが早道なのでしょう。

今更そんなこと言っても過去には戻れません。

Yesterday is history, Tomorrow is mystery, and Today is gift from god, so it's called present.

ってチェーンメールが流行ったのが確か2000年だっただろうか。

ミステリアスな本番も明後日には神からの贈り物となると捉えていいのだろうか。

気合いと根性で少しですが前進を実感!


友人に頼まれてステレオ選びに新宿へ、
Cafe Troisgros 




このお店のシャンパンのフルートグラスはスガハラというメーカーのもので、手作りのため、一つ一つの形が違います。
けっこういびつだったりするのですが、規格品ばかりに囲まれて暮らしていると、これがまた新鮮で妙にしっくりきます。


明後日の演奏も、そんな風にできたらいいな。

2013年6月27日木曜日

オーバーブローの仕方 再考

いやー、ちょっと困ったことになりました。

これでいいと思っていた基本的な奏法が実はそうではないかもしれない。

いい意味でパラダイムシフトしてくれるならいいのですが、、、。

で、何かと言うと、

合宿の際、同じ運指で低音域から中音域へ8度オーバーブローし、さらに3倍音の12度上まで出す、すなわちハーモニクスの練習をしました。

その際、先生がある若い生徒に「どうやって上の音を出しましたか?」と質問したところ、件の女性は、「少し息の方向を中にしました。」と応えたのです。

私は彼女が何か勘違いしているのだと思いました。

何故なら、
私の場合、8度上にオーバーブローする時は、顎を前に出しています。
モイーズのソノリテは読みにくいですが、よく読むとそのように書かれているので当然そうするものだと思っていました。
また、Galwayのマスタークラスのビデオを観ても、彼は顎を前に出してオーバーブローしているように見えます。
その女性の応えが気になって、昨日試しにやや内側に息を入れてオーバーブローしてみたら、なんと出来るのです。しかも音程もいい。
顎を前に出してオーバーブローする場合、勢いよく吹き上げてしまうと音程が上ずり易いので、頭のてっぺんから息を吐き出すようなつもりで吹くと音程を保つ事ができます。

私はずーーっと、そうやって吹いていたのですが、これって本当に正しかったのだろうか。

改めて吉田雅夫さんのテキストや、アルテスの始めの方を読んでもそこいらへんのことを明示的に書いておりません、みなさん。

モイーズも明示的と言いにくいですが、よく読むと顎は前に出してオーバーブローするとしています。

今更ながらこんなことに悩むとは、、、。

しかも、誰もどうするべきかをはっきり言っていないではないか。。。

ということで、今日のレッスンではそのことを質問してみました。

先生は、内側に息を入れてオーバーブローするそうです。
ただし、人によっては逆も有るのだそうです。

指揮者や作曲家の要求する音を出すために、逆の吹き方をすることもあるそうです。

そういうことなので、私のオーバーブローの方法が先生と逆であっても、あえてそこを治す事は要求しなかったようです。

つまり、どっちでもいいのです。いい音でちゃんと吹ければ。

そっか、エッジのベーシックな位置に息を当てれば基音が鳴ると。
で、そこからほんの少し内側あるいは、外側へ息の方向を変える事で倍音が出るのですね。
高音域は音程が上ずりがちなので、内側に向けてオーバーブローするほうが理にかなっているように思えますが、今から急に吹き方を180度変更するのは厳しいかも。

先生は無理に変える必要はない、必要に応じてどちらもできることが望ましいとおっしゃっていました。

笛吹きには常識だったのかな?
なんだか、頭の中が混乱した二日間でした。

2013年6月26日水曜日

スケール・アルペジオは脱力優先

数ヶ月前からスケール・アルペジオの練習はテンポをかなり落として練習しています。

この数日はさらに脱力を優先するように心がけるようになりました。

つまり、指に力が入ったままキーを押さえるくらいなら、速度をグッと落として指に力が入らないスピードで練習することを最優先とします。

そうやってスケール・アルペジオを練習した後、クロマチックをやると案外速くできるのです。

ところが、スケール・アルペジオを無理に速く復習った後にクロマチックへ行くと見事に音の粒が揃いません。

脱力ができればGariboldiもクリアできそうです。

2オクターブ以上の跳躍は今日はうまくいきました。

こんなことは珍しいです。

ここのところ、跳躍ばかり練習していたことの成果だろうか。

明日もうまくいけば素直に喜べるのですが、なにせ気まぐれが多いことがこの楽器の特徴でして、、、。

今日のフレッシュジュース
人参少々と、レモン半分、キィウィ、リンゴ、ダイコンで作りました。
キィウィがいい味出しています。
当分の間、キィウィがキーになりそうです。


オクターブの吹き分けについて、今更ながらわからなくなりました。
明日、レッスンなのでオクターブの吹き分けについてよく確認したいです。

2013年6月25日火曜日

たかがフルート、されどフルート

合宿初日は惨憺たる状況に目眩がしそうで凹みました。

歌の先生が言う凹むのは膨らむ前の現象とは、実にいい言葉で助かる気持ちでした。

合宿二日目も緊張しましたが、初日の問題点がずいぶんと改善されたのでよかったです。

ですがもし、二日目も同じ状態だったら、、、、。

想像するに、立ち直れない自分がいたでしょう。

たかがフルート(生き死にに全く関係ないし、)でこんなに苦悩する必然性があるのだろうか。

あるわけないよね。

じゃ、辞めようか。

いや。

ギリギリのところで、新しい発見があったり、できなかったことができるようになる喜びは辞めたら決して味わえないのだよね。

合宿の朝食時にBGMでたまたまモーツァルトのG Durのコンチェルトが流れました。
ああ、フルートの合宿に相応しくていいなあ、と思ったのですが、先生はフルートの曲を聴くと戦闘モードに入るのか、細かいところが気になってしまうのだそうです。
なので、普段安らぎを求めてフルートの曲を聴くことはないのだそうです。
その気持ちは容易に想像できます。

聴いて安らぎを感じたり、演奏して楽しかったり、合わせてさらに面白かったり、アマチュアは楽しい♪。

向上を求めずに、ただ独りピーピー吹いていれば楽しいだろうか?

いや。

それで満足できるわけがない。

ですが、練習は時に厳しい。

この崖っぷちを歩くスリルにこれからも耐えられるだろうか。

いけね、なんか弱気だな。

すがきや 台湾ラーメン

真ん中はてんこ盛りのおろし生ニンニク
卵はモチロン中村農場


2013年6月23日日曜日

フルートの合宿で凹んだけれど。

想定内ではありましたが、合わせることはほんとうに難しい。

特においらが一番できない。

足を引っ張るとは正にこのことだ。

凹んだまま就寝しようと思い、メールをチェックしたら、なんと歌の先生からメールが来ていました。

歌の本番に載らず、フルートの合宿にきているのですが、その私にがんばれとエールが書かれていました。

合唱の本番の成功を祈ることと、フルートは凹む事ばかりで苦労していると返信したら、もう午前様であるにも関わらず、すぐに返信が来ました。

「凹むのは膨らむ前の現象ですから、この後が楽しみですよ。ポジティブに眠りについてね。」

なんと素晴らしいコメントだろうか。

もう、嬉しくて嬉しくて、そのまま寝ようかと思いましたが、これは記録に残さねばとブログに残して眠るのだ。

2013年6月21日金曜日

フルートアンサンブルの合宿前日

明日からのフルートアンサンブルの合宿に先立ち、先に清里入り。

雨の中、露天風呂にゆっくり浸かり、ああいい湯だ。

そして憧れの中村農場の親子丼。
地鶏ならではの歯ごたえとフワトロの卵で幸せな気分。

上手く合わせられるだろうか。自分の中の心配虫が動き出して来た。

2013年6月20日木曜日

音の連結

ソノリテ「音色と音の同質性」は毎日やるのですが、苦手な「音の連結」、いわゆる跳躍はついつい避けてきました。

だって、できないんだもん。

エチュードもだんだん難しくなり、離れた音域でも自在に吹けるようにならないといつかまた大きな壁が立ちはだかることでしょう。

この数日2Hをベースに半音づつスラーで降りる練習をしていますが、なかなかうまくいきません。低い音だけGあたりから降りるぶんには豊かに鳴るのですが、2Hから降りると、、、う、、、う、、、う、、、どうしたんだ。
それぞれの音は出せるのです。
ただし、連結させると出ない。
つまりこれは、精度の高い機械のごとくアンブシャをそれぞれの音に合わせられないってことですね。
早稲田大学が作ったフルートを吹くロボットのごとく正確にできるようになるにはどれほどかかることやら、、、。



こうしてiPhoneで撮影した自分のアンブシャを見ると、やはり高い音でクチビルをやや締めているように見えます。

Mauro Scappiniさんのそれと較べるべくもないが、傾向としては同じようなのでなんだかうれしいのだ。




低気圧のせいか昨晩は調子が芳しくなく何もする気になれないので、久しぶりに美大生が集まるハンバーガーショップまで這うようにして行きました。

カウンターで赤ワインとベルギービールでバーニャカウダを食べていると、美大生がお店に入ってきました。

ショップママ「あら、久しぶりぃ。」
美大生「久しぶりですぅ、って英語でなんて言うのかな?毎日勉強してるんだけど、英語ができるようにならなくて困ったぁ。」
私「文法的にはおかしいけど、Long time no seeでいいよ思うよ。英語の必要に迫られているの?」
美大生「だって、世の中が英語を必要だと迫っているじゃないですか。」

そうなんだ、、、。

そこまで迫っていたなんて、、、。

知らなかった、、、。

海外留学して現代美術を学びたいのだそうです。

ショップママ「英語圏の人はね、何を勉強しているの?とかそれはどう役に立つの?とか、いろいろ質問してくるから、すぐ応えられるように準備しとくといいよ。それから、相手に関連質問をして会話のピンポンができないとダメだよ。日本人は会話をブツっと切る人が多いから気をつけてね。」

英語圏の人がみんなそういう性格だとは思いませんが、私たちが知っている都内の外国人達は一様に教育水準が高いので、確かに会話が上手で、いきなり振られても器用に応えてきます。

美大生に現代美術とは何かと尋ねると、シンディー・シャーマンをひきあいに出し、世の中の一見当たり前の事象から問題を切り出してアートにする、、、、というようなことをひとつひとつ言葉を丁寧に選んで説明してくれました。

それだけ丁寧に言葉を選んで話せるのだから、きっと英語もすぐ上達するでしょう。

がんばれ苦学の美大生!

ショップママから教えてもらった八王子の大安ラーメン。
タンタン、デンデンなどの八王子ラーメン(一般的に醤油味にきざみタマネギがトッピングされたもの)激戦区にあって八王子系でないにもかかわらず、とてもうまい。
おそらくスープは無化調だと思う。

爽やかな美大生と美味しいラーメンに出会えたので這いつくばってでかけてよかったのだ。

2013年6月18日火曜日

Landfill Harmonic Orchestra in Paraguay 

このところLarry KrantzのフルートチャットでB♭の運指について、あーでもない、こーでもないと議論が続いていました。

すると今しがたTrevor Wyeからメールが来ました。

「パラグアイのLandfill Harmonic Orchestraのビデオを見ると、B♭の運指の重要な全ての論争を大局的に観ることができる。

で、そのパラグアイのオーケストラのビデオですが、
世界は私たちにゴミを送って来る。私たちは音楽を送り返す。

B♭の運指については、あーだこーだとよく議論になるようです。
Jennifer Cluffがよくまとめているのであとでじっくり読んでみよう。

B♭の運指のみならず、楽器の微妙な特性を気にする前に、音楽を演奏することを忘れてはいけない。
もちろん、楽器の微妙な特性に拘る事も楽しいし、それはそれで意味が無いとは言えないが、いよいよ自分が所有する楽器がいかに贅沢なモノなのかということを思い知らされるのだ。。。

Trevorにそんなことを返信しようと返事を書いてみたが、楽器にこだわりたい人への配慮を考えてひとまず送信せずに保存した小心者の私。。。

2013年6月16日日曜日

楽譜の読み方講座 後編修了

前編は8割がた知っている内容で少々物足りなさがありましたが、後編はソルフェージュとコールユーブンゲンをみっちり5時間。

一緒に受講した合唱メンバーが、コールユーブンゲンを交流文言という四文字熟語だとずーーーっと思っていたという暴露話で盛り上がる。

音の「高さ」は慣れればなんとかなりますが、リズムを掴むことが難しいのだそうです。

驚いたのは、初見の楽譜だったらとても歌えないような複雑なリズムでも普通の日本人はたいていできるのが、「ずいずいずっころばし」、「おさるのがごや」、「犬のおまわりさん」なのです。

3拍子が苦手な農耕民族もなかなかやるじゃないか。


とても簡単な曲から始まって、終盤は音大受験レベルの真っ黒な楽譜。

前半でリズムの基本さえ押さえておけば、真っ黒だからと言って怖れるに足りず。
なのだそうですが、やはり、真っ黒な楽譜は見た瞬間に引いてしまいますね。

こんなのから始まって、
 こんなのまで、
さっと譜読みして、よーしやってやろうじゃないのと意気込むものの、階名でスラスラ歌えません。
それでも能力の限り、集中して努力すると、まあ音大受験を目指すのだったら大きな壁にショックを受けるでしょうけど、シロートの割にはそこそこ付いて行ってるじゃないかと自画自賛。

ゲーム感覚で夢中になっていたら、楽しくてあっという間に5時間が過ぎました。

そんなわけで、今日もフルートはソノリテ20分、スケールとアルペジオ60分で終了。
エチュードと曲にはたどり着けなかったけど、まいっか。

音楽は楽し!

2013年6月15日土曜日

アッ チッチ アッ チ

いきなり暑くなりました。
体が慣れていないので消耗します。

昨晩は丹沢某所で夥しいヒルの攻撃にめげず、ビバークしてました。
丹沢はまるで奥入瀬渓流のように奇麗なのですが、いかんせん大量のヒルがいます。
ヒルに食われたくらい、痛くも痒くもないのですが、なにせグニョグニョ体をくねらせ、たらふく血液を吸ってグニョグニョがパンパンになってもなを血を吸い続ける姿がたまらなく気色悪い。

ビバークから帰宅してすぐ合唱の本番前稽古。

今日は音楽監督による指導でした。

普段はソリストが指導するのですが、監督が指導すると、表現の細部までファインチューニングされて面白い。

一所懸命歌っている身からすると、うまく歌えているつもりでも、表現方法をいろいろな方法で変更されます。
録音したので、後で指導前、指導後を聴き較べてみるつもりです。

5時間のレッスンから帰宅したら、あまり時間がなくて、フルートはソノリテと、スケール・アルペジオだけやりました。

今日はちょっと疲れていて、義務的な練習になっていたかもしれない。

さあ、明日は「楽譜の読み方講座」後編です。

講座、受講に先立ち先生が「音律と音階の科学」という本を貸してくださいました。
「xxxxさんの疑問にこの本が応えてくれると思いますよ。」
とのことです。
いやー、まさに求めていたものの予感がします。
が、内容がちと難しそう。。。。
一晩では読破できそうにありませんが、じっくり読んでみたいです。

今日のジュース
リンゴ、オレンジ、キィウィ
色はイマイチですがキィウィがうまい!これはヒットです♪



2013年6月13日木曜日

レッスンとは

レッスンとは

いきなり大層な題目ですが、レッスンとは音楽の素人が独りであれこれ試行錯誤しても無駄な作業の連続で遠回りしたり、かえって悪いクセをつけることを回避できるまたとない機会なのですね。

今日のレッスン後はそんなレッスンのあるべき姿についての雑談となりました。

できないところには原因があるわけで、それを分析せずに何度も繰り返すことで克服することを試みることは大変非効率なわけです。

いくらフルートを上手に演奏できても、教えるコツを知っている教師に教わる方がいいでしょう。

私の先生は生徒が陥りがちなクセを真似することがとてもうまい。

あなたの演奏はね、こうなっていますよ。と言って少々大げさに真似をしたり、指が転ぶ真似をします。
滑らかに演奏できるのに、あえて転ぶってこともずいぶん難しいのではないかと思います。

Gariboldiのエチュードで長い事、苦労している指回りがあります。

毎回あらゆるところで転ぶのでできないところを特定することができないでいました。

ところが、先生の前でやってみると、意外にも即座に力の入っている部分を指摘されてびっくり。
そして、苦手なところだという意識が益々指を硬直させるようです。

克服する方法はひとつ。

だめな部分だけ切り出して練習する、そして前後の♪を付け足して練習していく。
同じフレーズのカタマリを二度づつ繰り返して練習する。
そうすれば必ずできるようになるということです。

どうやったら上達するのか、そのための方法を教えてもらうためにレッスンを受けているわけですから、そのつもりで臨まないともったいないです。

あまり厳しいレッスンだと辛いですが、やはり厳しいくらいのほうがいいのかもしれません。

アンサンブルでチームをリードする方法、動きのあるパートが自分の思うように吹かなかった場合の合わせ方など、ソロと違ってものすごく難しい。
少しづつ、そんなことも修得できたら、その時の喜びはきっと素晴らしいのだろうと想像し厳しさにめげず、がんばろうではないか。
ジュースにできそうな野菜を適当に放り込んでみました。
小松菜、ズッキーニ、トウモロコシ、バナナ、夏みかん、カリフォルニアオレンジ、ダイコン、イタリアンパセリ、フレッシュバジル、、、

ダメです。やっと飲みました。
やはり、仕上がりを想像して数種類の材料で作るべきです。
仕上がりの想像力がないとひどい飲み物になってしまいます。

2013年6月12日水曜日

呼吸と音色

昨日は6月末のステージ演奏の合わせ。

本番まであと一回の練習を残すのみ。

なんだか緊張します。この緊張感を楽しまないとね。
でも、ドキドキしていやだなあと思う事もあり、複雑な心境かも。

暫く前から思うのですが、フルートがいい音色で鳴る時はどういう時かと言うと、たいてい、

●元気である。

●いいことがあった。

そして、息を吸う時にぐわっと一気にお腹で吸う時。

なのです。

テオバルトのフルート講習で相澤先生が、人差し指をクチビルの前に立てて、ひと思いにビューーーっと音がするように吸うよう指導していたものです。
吸った後は、決してただ強く吹くのではなく、お腹を十分意識してしっかり息を出す感じです。

すると音に芯があって、力強い響きになります。

この感じはもう忘れないもんね。

指が回らなくても、音程が少々ズレていても、音色はいくらか秀でてきたと言っていいんでないかい?


映画「誰も知らない」観る。
親は無くとも子は育つ。
学校など行かなくてもよい子は育つ。
むしろ、閉塞的な空間では育ちにくい自立心はよほど伸びる。
映画のシーンとしてはそれほど怖いものではないはずなのだが、万引きのシーンや、妹が椅子から落ちて生死を彷徨うほどのシーンにドキドキしてしまい、最後まで観るのがやっとの思いだった。。。

2013年6月10日月曜日

楽譜の読み方講座 前編修了

楽譜の読み方講座前編を5時間受けてきました。

事前に予習していたこともあり、楽典を再確認したというところでしょうか。

ひねくれた生徒として、いくつか楽典に関する疑問を聴いてみました。

☆ドミナントが何故支配的なのか。
ドミナントを主音とする長三和音の第三音が主音へ向かう導音なので、自然とドミナントからトニックに解決される感じがあるからではないか、とのことでした。

☆絶対的な調性感はあるものなのか。
先生は「あると思う」とのことでした。
ある。何故なら、、、だからである。
ということではありませんでした。
音楽をどう感じるかの問題なので、そういうことなのですね。
バロック時代のピッチは現代よりおよそ半音ほど低かったわけで、当時の作曲家がC Durで書いたものを現代楽器で演奏すると当時のCis Durに相当するわけです。
ですが、これは近代化とともに生活のピッチが上がった事と関係があるのではないだろうか。私の勝手な想像ですけど、、、。

より音楽を感じると、メタ認知能力が向上するのだそうです。

メタ認知。

言語による思考によって理解する能力を超えた認知能力ということだろうか。


食事療法で癌からの生還。
先生は2010年のクリスマスに医者から癌を宣告され、年が明けたら手術でガンを摘出する予定だったそうです。
医師からガンを告げられたショックは大変大きく、病気について調べようとパソコンを立ち上げたところ、オランダの友人からハッピークリスマスのメールが来ていて、その友人にショッキングな状況であることを返信したそうです。
すると、友人からオランダではガンを食事療法で治すことが多いので、やってみたらどうかとレシピが送られていたそうです。
さらに書店でその類いの書籍を買いあさり、徹底した食事療法を心がけていたら、手術前検査でガンが無くなっていたので切らずに治ったそうです。
あまり詳しくは聴いていませんが、ダイコンなどの野菜をジュースにして毎日2Lほど飲んだそうです。

影響されやすい私はガンではありませんが(たぶん、ですけど)、早速ジューサーを買ってきました。
石臼式という低回転で絞るタイプで、シャープのEJ-CP10B-Rという物です。
高回転で絞ると、ジュースが分離しやすく、栄養素も破壊されるというフレコミを信じて、少し高かったのですが思い切ってみました。
近所の家電量販店ですが、店頭表示は例によって自社のネット価格より32%ほど高い。
貴方の会社のネットの価格になりませんか?と聞くと、「あ、はい。ネット価格で結構です。」と即答。(以前は渋々でしたけど、)

ダイコン、カリフォルニアオレンジ、レモン、リンゴをジュースにしてみました。

ダイコンの辛みと新鮮な果物の旨味がギュッとコップに注がれウマウマです。
後片付けがちとめんどいですが、旧型の機種よりだいぶ洗う部品点数が少ないので多少のことは仕方ないと諦めせっせと洗うのだ。

2013年6月8日土曜日

よかったこと と、、、いつものトホホ

アンサンブルの練習日でした。

自主練習の騒音の中、「愛の挨拶」を相方と合わせてみました。

前回は全く合わなくて、相方に申し訳ない思いだったのですが、その後テンポを決めて、rit. a tempoを少なくするという事前取り決めを先生がしてくれていました。

恐る恐るやってみると、合わせどころでお互いを観ることで、うまくいくようになっていました。

相方が、今日はとてもいい感じで、演奏していて涙が出そうになったと言います。

ああ、よかったあ。そう言ってもらえて本当に嬉しい。

嬉しくて嬉しくて、何もかもうまく行きそうな予感がしたものの、その後の合奏はダメダメで凹みました。

これでもし「愛の挨拶」までN.G. だったら立ち直れなかったかもしれない。。。

まあ、気を取り直して、ダメなところはできるようになればいいのさと。



映画「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」観る。
若松監督の別作品、「実録・連合赤軍」のごとく、実録・三島事件といったところだろうか。
若松監督がこの映画で何を言おうとしているのかよくわかりませんでしたが、概ね盾の会以降の史実に基づいて作られた実録映画のように思えました。
カンヌの「ある視点」部門に招待された映画です。
高校生の頃、そうフルートを始めるより前に「豊饒の海」を読んで、日本語がこんなに美しいものなのかと感激して、三島の書いたものはほとんど読みました。
この映画を観ると、なるほど三島は右翼だと烙印を押したくなります。
ですが、三島はそも右翼なのではなく、彼の美学、死の衝動がそのように行動したのだと思えてなりません。
「緑の芝生に赤い屋根、マイホームのために人は死なない。大義ために死ぬ事こそが最も美しいのだ。」たしか、そんなようなことを言っていました。
「生命尊重以上の価値」を「天皇を中心とする美しい日本」のために死ぬ事と三島が言うことには何か取ってつけた感じがしてなりません。
「ある視点」ではなく、「また別な視点」から撮り直してほしいと思うものの、若松監督は既に他界されてしまった。
次は東京電力を映画にするつもりだったそうで、実に残念でなりません。

2013年6月5日水曜日

アルテス1巻の学習期間

アルテス(比田井さんの翻訳はアルテとなっていますが、実際の発音はアルテスに軍配ですね)1巻の学習期間」で検索してここにたどり着いた方がいます。

アルテス1巻をどのくらいかけてやるのか。

そりゃテキトーにやれば早いし、しっかりやれば時間がかかるのは当然です。

先生の考え方によっても変わってくるでしょう。

生徒が目指す目標ってのもあるわけだから、事前によく先生と意識の擦り合わせをしておくといいと思います。

一切妥協しなかったら、私なんか死ぬまでやっても終わらないわな。

専門家を目指すのでなくても、安易に妥協せず、スパルタ方式でやったほうが上手くなるという考え方もあるでしょう。

そこまでして、時間と費用を使って苦しい思いをしたくない、ということならそれなりに楽しめばいいわけです。上手くなるスピードを犠牲にしますが、何より続けられるわけで、、、。

アルテス1巻を修了」した人の実際のスキルを推し量る事は極めて困難と言わざるをえないでしょう。
少なくとも3オクターブに亘って発音できるレベル、すなわち、やっと音が出せるようになったレベルは卒業していることだけは確かですけど。

ちなみに私は学生の頃、国立音大の学生の部屋に週1で通い、1年未満ほどでなんちゃって修了し、2011年に再開した際には、15課だけを半年かけてやりました。
やりましたが、まあなんとか3オクターブ音がきちんと出ていればOKという妥協付きで、その後もスケールとアルペジオは毎日やっていますが、スラスラ軽快に吹けるレベルではありません。
ですが、毎日全調のスケールとアルペジオを練習した成果で、全ての調の指は覚えました。
それくらいですかね。
苦労した割には成果が少ない、、、、。

学生だった頃は、1巻修了後すぐに2巻に入ったのですが、1巻をなんちゃってで終えたせいか、めっちゃ難しくて頓挫しフルートから離れていきました。

ちなみに現在のレッスンは月2回です。

アルテスの1巻が完璧にできればおそらく音大に合格するのではないでしょうか。
15課の3オクターブのスケール・アルペジオを正しい音程でスラスラ奇麗な音で吹けたら、そりゃもうたいしたものです。
その勢いで旋律的短音階や、あらゆる分散和音もすぐできるでしょう。

10代なら、早く修了することはできるでしょう。ですが、専門家を目指すなら早く修了することより、しっかり仕上げることの方が優先ですね。

アマチュアとして楽しみたいのに、高いレベルで完成するまで次に進まないというのも、嫌になって辞めてしまうコツですね。

ある程度できたら良しとして、一旦修了した上で、スケール・アルペジオは方法を変えて継続的に練習するってことでいいと思います。

今日もフルートがよく響きます。
ですが、疲れてしまって基礎練習(ソノリテ、スケール・アルペジオ、T.G. EJ4)以外はあまり吹けなかった。


映画「うなぎ」観る。
この映画のエロシーンは短いが、なかなかエロい。
そしてパルムドール。
ヒマツブシ、じゃなかった、ヒツマブシでも食らうかな。


2013年6月4日火曜日

音階は割り切れないことを検証

楽譜の読み方」講座を受けるに先だって、楽典を今一度復習ってみました。

ドレミファソラシドは本当は割り切れないのだが、平均律という技法で無理に折り合いをつけて割る事で転調が可能になり、音楽に広がりが出るということはなんとなく知っていましたが、この際だからどう割り切れないのか自分で計算してみました。

以前、A=442Hzとし、エクセルで周波数を細かく計算してみたのですが、めんどいので下のCを1としてみました。

音の周波数は、下のCを1とすると、上のCは2。
真ん中のGは1.5。
Gの1.5を基音とした5度上のDは1.5×1.5=2.25。オクターブ下げるために2で割ると1.125。
Dの5度上Aは1.125×1.5=1.6875。

12回同様の計算を繰り返すと、Cの周波数を1とした場合のC,Cis,D,Dis,E,F,Fis,G,Gis,A,Ais,H,Cを数値で現すことができます。

そして、最後のF=1.35152435を基音とした5度上のCを計算するために1.5を掛けると、

なんと、

2.0ではなく、2.02728653

となります。

完全協和音程の完全5度は周波数の波形が完全に一致するわけですが、5度上の5度上、さらにその5度上を繰り返してオクターブの間に12音を形成するとオクターブが合わないわけです。

平均律にもいろいろな技法があるそうです。

そういえば「ニーチェの馬」のタル・ベーラの映画に「ヴェルクマイスター・ハーモニー」がありました。
機会があれば観てみたい映画です。

今日は何故かパワーが漲り、音もよく出るので調子に乗って、ソノリテ音色の同質性を短三度までと、アタックをじっくりやってから、ゆっくりとアルテス2巻のスケール・アルペジオとT.G. EJ4をやってみました。

よく響く。気持ちがいい。ルンルン♪

映画「少年と自転車」観る。
カンヌでグランプリだから最高賞かと思えば、パルムドールが最高とわかりにくい。
多くの場合、サマンサのような人はいないわけで、問題をかかえたまま大人になり、問題を起こすという負の連鎖なのだわな。

2013年6月2日日曜日

楽譜の読み方、、、

昨日は合唱団、本番前の強化練習。

私は今回の本番は前から決まっていたフルートの合宿を優先させるため舞台には載らないので気が楽です。
ですが、7月には近所のホールで、年末には法政大学ホール、来年は銀座のディナーコンサート、そしてイタリア公演が控えています。
歌なんて、たまーにカラオケで歌うくらいだったのに、いきなり本格的になってしまい、ドキドキします。

合唱のメンバーには楽譜は読めないが歌が上手な人がいます。

私は楽譜は読めるのですが、上っ面を読んでいると言った方がいいかもしれません。

楽譜を追うあまり、フレーズ感を見失っていることがあるように思います。

合唱団の指導をしている先生が最近開設したサロンで「楽譜の読み方講座」が予定されています。

聞けば、楽譜を全く読めない人のために、ト音記号、ヘ音記号から始まって、和音の転回まで、講座修了で音大受験レベルまで行くそうです。

たった10時間と18,000円の費用で。

ひょえーーー。

150本以上のテレビCMを歌い、フランス音楽コンクールで1位を受賞した彼女は、これまで見た事のない明るさとパワーを持っています。

今更、感覚的に和音の転回を修得できるとは思いませんが、理屈をしっかり掴めれば何か新しい発見があるかもしれません。
そして音楽に感じる宇宙がもっと身近になるかもしれないという期待。

申し込みました、「楽譜の読み方講座」。

楽譜の勉強ができて、先生のパワーをわけてもらうのだ。

今から楽しみです。

はやく講座を受けたいな。