2014年6月9日月曜日

オレオレ

自分はオレオレ詐欺なんぞに絶対引っかからない、と確信を持っている人が案外簡単に引っかかると聞きます。

イタリアはスリがおおいから気をつけるように言いますが、そんなの分かってらい、と思っていました。

が、昨日地下鉄で二回もスリにやられてしまった。
幸い被害はゼロ。

地下鉄の切符販売機の使い方に悩んでいたら、とても親切な若者三人が教えてくれる。

親切心に油断していると、色々と人の注意を引く。

あれ?

三人の中の一人が、私の肩にかけたバッグのチャックを開けて手を入れているではないか。

What are you doing katsuo !
Hey politia!!

犯人の手を掴んで突き飛ばした。

蜘蛛の子を散らすように、ものすごい勢いで逃げて行った。

そして、バチカン、サン・ピエトロの礼拝の帰りの混んでいる地下鉄車内。

赤ん坊を前に抱えた若い女性が、私の友人が前に抱えるバッグの上を赤ん坊を包む黒い布ですっぽり覆っている。
なんか不自然なその様子を注意深く見守っていると、電車が揺れて一瞬女性が離れた。
なんと友人のバッグのチャックが開いている。
仕事に失敗した女性は次の駅で巧みに人混みに消えて言った。

Trastevereのトラットリアで出会った韓国の女性に、その話をしたら、スリ対策の安全ピンをくれた。

ヤッホー、Ryuさん、ありがとう。
イタリアの若者の40%は正規雇用で採用されない。
ジプシーもたくさんいる。
プロのスリは一日900EUR稼ぐそうです。月に20日仕事すると年収2000万円超。
食えないんたからしょうがない、と言う事である程度社会で認知されているようだ。

日本が進む方向はいかに、。




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