2014年5月15日木曜日

録音技術も大事

うろ覚えなのですが、確かその昔、吉田雅夫さん(だったと思うが確信が持てない)がフェージングでウワンウワン畝る短波放送のBBCで聴いたベートーヴェンのシンフォニーに大変感動して音楽家になろうと決意したとか言っていたように記憶しています。

一方で、某髯のオーディオ評論家は、オーディオ装置の鳴り方よって、演奏者の芸術を変えてしまうことがあると。
芸術を変えてしまう歪みがスピーカーに起因することが多く、そのため彼はタンノイを離せなくなったそうだ。

多くのスノッブなオーディオマニアが周囲に多かったせいか、件の評論家の言うことには、何か商業主義的な香りも感じて眉唾ものだなあと、、、。


で、

新しく届いたマイクでサクッと録音してみたら、全く違う音色になったことにびっくり。

これまでのイヤホンで録音していた自分の音には確かに違和感があって、自分の音は思っていた以上にくぐもっていて、そういうものだと思っていました。

iPhone付属のマイクは完璧にハイ落ちです。

ところが、きちんとしたマイクで録音すると、「よく聴くフルートの音」ではないか。

長く伸ばす音の音色が雑に変化していく様子がよくわかります。

むしろ、マイクの性能でアラが目立つかも。

嬉しいような悲しいような。。。
何故なら、自宅での録音に緊張してしまうから。
アラがまともに出るんだもの。

そして既に録音した「明日」のリズムが楽譜どおりでないことを明確に認識。
頭で考えると、そんなに難しいことではないはずなのだが、、、、。

うーん、なかなかやるじゃないか自分、と思っていた自分はなんだったんだろう。

4 件のコメント:

  1. 私が聞かせていただいた限り(新マイクの初録り音源をありがとうございました!)、私が感じた「なかなかやるじゃないか」の感想は全く変わりませんでしたけれど?^^
    むしろ、橋本さんのフルート演奏が持っているいいところが、より聞えるようになったと感じます。
    やはり、情報は正確であるべきですね。
    橋本さんの、コメントを拝読して、アマチュアの多くの方が、自分の演奏の実態を「粉飾」して聞いていることが、つまらない位置で足踏みさせているんだということを実感しました。
    アラが目立つと気にされるのは理解できますが、そもそもそのアラとやらを自分が自分の先生となって自宅で修正するために録音しているんです。

    簡単なことですが・・・・

    鏡を見ないでお化粧をする女優は一人もいません!!(笑)

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    1. Sonoreさん、
      コメントありがとうございます。

      リズムがおかしいことにあまり意識がありませんでした。
      ま、いんじゃないの、これでと思っていましたが、先生からもリズムが違うことの指摘を受け、音楽的に意図的にやっているなら、それもアリだが、まずは楽譜どおりに吹けないといけないと言われています。

      ところが、なかなか楽譜どおりに行きません。
      始めに吹いた自己流リズムがクセになったかも。
      アマチュアであっても、より高い位置を目指すにはやはり、こういう気づきを持って、修正努力を積み重ねることなのでしょうね。
      音のコントロールや、スケールの練習を中心にやってきましたが、音楽の基礎を勉強することが先だろうと思うようになりました。

      今日はレッスンなので、リズム音痴の克服方法を重点に聞いてこようと思います。

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    2. 音楽にプロの音楽、アマチュアの音楽という区別はありませんからね。
      もちろん、そこにかけられる時間やエネルギーの違いはありますから、プロが仕事上演奏しなければならないのと同じ曲をどうしても演奏する必要はないと思います。メカニカルに難しい曲を避けてしまえば、プロと同じ土俵に載ることも可能ですし、特定の曲に関してプロを凌ぐこともありうると・・・・。
      そこまでしないとしても(笑)、やはり音楽の基本的な要素であるリズム、音程、そして表現法についてしっかりと足場を固めることは、今後も音楽を楽しむために、継続して取り組むといいと思いますよ。

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    3. はい、今日のレッスンはなかなか厳しかったです。
      件のリズムをどうしたら克服できるか、いろんな方法でやってみました。
      が、なかなかうまくいきません。
      最低の基本はおさえておきたいです。

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