2013年10月3日木曜日

ここが変だよ E.C.ムーア「フルートを吹く人のために」佐々木真訳

多くの笛吹きがバイブルにしているマルセル・モイーズ De la Sonoriteの解説本として有名なE.C.ムーア「フルートを吹く人のために」吉田雅夫監修 / 佐々木真訳ですが、これが却ってソノリテをわかりにくくしているように思えてなりません。

P.37 の脚注に
「・・・第三間のC#音から下第一線のCまでの下降音階で、低音に下がって行くに従い下顎は少しずつ後ろに引かれるというのがモイーズの奏法である・・・
とあります。

ですが、

モイーズのDe la Sonoriteの原書には、
For the difficult notes, taken in the following order
the jaws should be increasingly tight with the lower jaw increasingly advanced, and lip pressure should be increased.

とあるではないか!

多くのシロートが混乱する大きな問題だと思うのだが、音大のフルート科は、こんなこと当たり前のように、解決しているのだろうか?

しているんだろうな、、、きっと。。。

E.C.ムーアの原書を読んでみたい。

現実は、おそらく、どっちも在りなんだろうな。。。

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