2013年9月12日木曜日

ヴェルディ リゴレット

アンサンブル仲間がNHKホールでスカラ座のベルディ・リゴレットを観てきて大変感動したそうです。

マントヴァ公爵を演ずる予定のジョセフ・カレヤが急に出演できなくなり、(他のスケジュールとダブルブックしていたと言うから、さすがイタリア、、、)代役としてフランチェスコ・デムーロが出演したそうです。

そのためもあってか、通常ありえないそうですが、カーテンコールでバリトンのレオ・ヌッチがアリアを歌い、会場はものすごく盛り上がったとのこと。

で、ヌッチが演ずる2006年のライブDVDを拝借して観てみました。

騙されたと知っても、恋する人への愛を貫き、身代わりとなって身を捧げるという究極の愛の物語。

画面の中の役者が歌う姿を観ていて、気がついたのですが、完全に役になりきっていますね。
恋する乙女ジルダは、本当に貧乏学生役の役者に恋しているかのように想いをこめて歌っています。
リゴレット役のヌッチも本当に自分の娘を想うかのように真剣に汗だくで歌っています。

歌のレッスンで先生は、棒読みのように歌うのではなく、心の底から涌き上がる感情を歌に出すようにと言います。
そのためには「その気」にならなければいけません。

まして、楽器は具体的な言葉を発しないだけに、もっと工夫して感情を表現しないと、聴き手に何も伝わらないのかもしれません。

明日はレッスン(フルート)です。
ダメだしが出るくらいエスプレッシーヴォで吹いてみようかな。
でも、それって自己流でやると変なクセの演奏になるんだよね、、。
ま、人生一度、思い切ってチェレンジしてみるのだ。

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