「ぶらり途中下車の旅」というテレビ番組でアキヤマフルートの工房を訪れていました。
なんと1870年代のフランスの食器を溶かして板にして、その板を手で巻いてフルートを製作しています。
当時のフランスと同じ材質で作らないと当時の音が再現できないそうです。
ルイロットモデルが2,625,000円。
表面はツルツルに磨き上げるが、管の内側は歪みを残したままだそうです。
すると音が複雑で優しく響くので、音が上に飛び、ホールの隅々まで響き渡るのだそうです。
そしてセクシーな音が出るのだそうです。
へーー、こんな世界があるんだ。。。
ちょっと私の世界観では理解することができないレベルの話です。
こんな楽器をもし私が手に入れたら、、、。
アキヤマさんの意図を汲まない演奏ばかりで、楽器が悲しいでしょう。
そして人前にそういう楽器を持参して組み立てる段階で恥ずかしい思いをするような気がします。
だって、そんな楽器を見たら、「うわーこの人、さぞかしうまいんだろうなあ」と思われるわけで、なのにへっぽこな演奏だったら「プッ、なにこれ?」と失笑をかうことになりますもの。
入門用の楽器で見事に演奏するほうがかっこいいではないか。
「入門用の楽器で見事に演奏するほうがかっこいい」^^
返信削除洋銀の楽器でちゃんと演奏出来たらカッコいい」に通じます。(笑)
そうですね。
削除楽器の素材の微妙な違いによる音色の違いが必要以上に騒がれがちですが、楽器メーカーのマーケティングに騙されていると言えるのではないでしょうかね。
そういうことに拘る前に、もっと拘るべき音楽の演奏について考えないのはどうかと思います。
音楽の演奏に拘ることにはお金がかかりませんし、ずっと幸せになれると思うんですよ。。