レッスンに行ったら、先生が聴き覚えのある曲を吹いていた。
ゴールウェイが何本ものフルートを吹き比べている際に吹いているゴダールではないか。
いつも初見のテストはケーラーのロマンチックエチュードなのだが、突然ゴダールをやってみましょうと言われて焦る。
が、別に焦ることはないのだ。初見なのだから何が来ようが初顔合わせなのだ。
ゴールウェイが吹くゴダールのフレーズは何度も聴いていて耳にしているので初見にならない。
それだけでなく、いくらなんでも難しすぎる。
これまでに聴いてかっこいいなあと思う曲は片っ端からトライしてきたが、たいてい挫折するのだ。モーツァルトのコンチェルト、トゥルーのグランドソロ、シランクス、、、
ゴダールも間違いなく挫折だろうという思いからトライすらしたことない。
で、初見のテストなので、聴いたことのないIdylle。
十六分音符の演奏可能な速さを想定し、そのテンポに他の音価を合わせること。
するとゆったりした部分が間延びして拍が迷子になりがち。
つっかえたり、臨時記号を落としたりしたものの、案外できた。
曲がりなりにも4年間吹き続けた成果を自分なりに感じる瞬間。
うれしー。
もちろん、ダイナミックや、表現についての課題など全く無視しての話だけどね。
そして、とても魅力的な音の流れなのだ。
好きになれた曲の練習は楽しい♪。
肌に合わないエチュードをがまんしながら練習するのってシロートには辛い。
この調子でAllegrettoもできないかな。
たぶんゴールウェイの真似をした吹き方になって、つい吹きすぎてしまいそうだけど、ゴールウェイみたいに軽やかに吹けたらどんなに楽しいだろうか。
初見のテストに使われたゴダールだが、気に入ったのでしばらくこれが吹けるようになるまでレッスンしてもらうことになった。
ひょんなことからオペラの舞台に載ることになり、本番まで一月を切った。
フルートは4年になるが、歌はまだ2年。
歌と動作を合わせる簡単なことがなかなかうまくいかない。
歌いながら、フリをつけて表現するって思っていた以上にかなり困難を伴う。
そんなわけでフルートはこの一月ほどはあまり練習できていない。
スケールとアルペジオの日課練習だけは欠かさないようにしたいが、それも簡単にすませることが多い。
あまりフルートに時間を取れないにもかかわらず、気に入った曲に出会えたので、無理にでも時間を作って練習することになりそうだ。
だって、フルートを吹くことがとても楽しいのだ。
この気持ちが維持できることがとても大切なのだ。
下手でもいいのだ。