さくっとソノリテ、スケールとアルペジオだけ練習して某フルート教室の発表会に出かけた。
エチュードと新曲を二日間練習していないことが気がかりだけど、まあいいよね。
午後1時から7時過ぎまで30名が、短い人で数分、長い人はコンチェルトをまるごとやるので20分くらい吹いている。
音色、響き、アタックがひとそれぞれ違う。
前半響かない演奏が、中盤から調子が出て来て、響きだす人がいた。
練習していてもそうなのだが、始めは鳴らなくても、スケールを練習していると次第に鳴るようになってくることがよくある。
そして上級者になると、超絶技巧な曲にいどむ人が多い。
作曲家の演奏者への嫌がらせかと思えるような、激しく難しいパッセージのオンパレード。
見事なパフォーマンスを披露する音大出身の人も何名かいたが、趣味で吹いているハイアマチュアが吹きこなす様子もまた見事なものです。
それにしても約6時間、いくら好きなフルートの音だと言っても、ずーーーっと聴き続けると疲れる。
途中退出が何度も頭を過ったが、最後に講師演奏があるし、すぐ後ろに講師の先生が着席しているのに、途中で帰るのも気が引けてしまいとうとう最後までおりました。
最後までいてよかったです。
トリの演奏が素晴らしかった。
トリを演奏したスカイブルーのドレスを着た若い女性の堂々とした演奏は、長時間フルートばかり聴いたことで、やや疲れてしまった頭脳を覚醒させるほど素晴らしい演奏でした。
二日酔いに向かい酒ってことでしょうか。(ちがうか、、、)
シュターミッツ G dur Concert 。
難易度はそこそこだと思いますが、プロコフィエフやドップラーやタファネルのミニヨン幻想曲ほどではない。
おそらくモーツァルトのコンチェルトが吹ければシュターミッツも吹けるのではないだろうか。
明るく明快な音色には芯があり、ダイナミックに吹きながらも、ピッチ、音色が安定していて、聴いていても初心者にありがちな、音がひっくりかえりそうな不安は微塵もない。
そういう安定した吹き方の人は他にもたくさん登場していたのですが、スカイブルーのドレスの彼女だけは、それだけではない何かがあった。
音価の微妙なセンスだとか、リズム感だとか、アーティキュレーションだとか、音楽を表現する様々な要素の全てがおそらく一般人とかけ離れているのではないだろうか。
明示的に、彼女のここがこれだけ優れていると言う事ができないのだが、結果として、実に癒す音楽を、長時間フルート漬けになったシロートの頭脳に染み込ませていた。
彼女の演奏は他の人達の演奏とどこがどう違うんだろうか。
そしてあんな演奏を真似してみたい。少しでいいから。
終演後、そのスカイブルーの彼女に聴いてみた。
「音大出身ですか?」
「いいえ、違いますよ。」
「・・・貴女の演奏が一番よかったですよ。また聴きたいと思いました。」
「え?あ、ありがとうございます。」
たまげちゃったなあ、おじちゃんは。
エチュードと新曲を二日間練習していないことが気がかりだけど、まあいいよね。
午後1時から7時過ぎまで30名が、短い人で数分、長い人はコンチェルトをまるごとやるので20分くらい吹いている。
音色、響き、アタックがひとそれぞれ違う。
前半響かない演奏が、中盤から調子が出て来て、響きだす人がいた。
練習していてもそうなのだが、始めは鳴らなくても、スケールを練習していると次第に鳴るようになってくることがよくある。
そして上級者になると、超絶技巧な曲にいどむ人が多い。
作曲家の演奏者への嫌がらせかと思えるような、激しく難しいパッセージのオンパレード。
見事なパフォーマンスを披露する音大出身の人も何名かいたが、趣味で吹いているハイアマチュアが吹きこなす様子もまた見事なものです。
それにしても約6時間、いくら好きなフルートの音だと言っても、ずーーーっと聴き続けると疲れる。
途中退出が何度も頭を過ったが、最後に講師演奏があるし、すぐ後ろに講師の先生が着席しているのに、途中で帰るのも気が引けてしまいとうとう最後までおりました。
最後までいてよかったです。
トリの演奏が素晴らしかった。
トリを演奏したスカイブルーのドレスを着た若い女性の堂々とした演奏は、長時間フルートばかり聴いたことで、やや疲れてしまった頭脳を覚醒させるほど素晴らしい演奏でした。
二日酔いに向かい酒ってことでしょうか。(ちがうか、、、)
シュターミッツ G dur Concert 。
難易度はそこそこだと思いますが、プロコフィエフやドップラーやタファネルのミニヨン幻想曲ほどではない。
おそらくモーツァルトのコンチェルトが吹ければシュターミッツも吹けるのではないだろうか。
明るく明快な音色には芯があり、ダイナミックに吹きながらも、ピッチ、音色が安定していて、聴いていても初心者にありがちな、音がひっくりかえりそうな不安は微塵もない。
そういう安定した吹き方の人は他にもたくさん登場していたのですが、スカイブルーのドレスの彼女だけは、それだけではない何かがあった。
音価の微妙なセンスだとか、リズム感だとか、アーティキュレーションだとか、音楽を表現する様々な要素の全てがおそらく一般人とかけ離れているのではないだろうか。
明示的に、彼女のここがこれだけ優れていると言う事ができないのだが、結果として、実に癒す音楽を、長時間フルート漬けになったシロートの頭脳に染み込ませていた。
彼女の演奏は他の人達の演奏とどこがどう違うんだろうか。
そしてあんな演奏を真似してみたい。少しでいいから。
終演後、そのスカイブルーの彼女に聴いてみた。
「音大出身ですか?」
「いいえ、違いますよ。」
「・・・貴女の演奏が一番よかったですよ。また聴きたいと思いました。」
「え?あ、ありがとうございます。」
たまげちゃったなあ、おじちゃんは。
ほんとに。何かが違うんですよね。
返信削除きさらぎさん
返信削除コメントありがとうございます。
その「何か」をわかりたい。
なんなんでしょうね、、、、。