2014年10月13日月曜日

声楽の発表会に行って来た

友人の声楽の発表会に行って来た。

昼から夜までの長丁場。

かれこれ六年目の発表会につき合わされた。

これまでは聴くだけだったけど、自ら声楽のレッスンを受けるようになって一年、歌い方だけでなく、聴き方も変わって来た。

これまで、友人の歌はなんとなく、徐々にうまくなってきているなあ、くらいにしか感じなかったけれど、今回は「ああ、だいぶ声が出るようになったのに、うーん、そこでなんで引くかなあ。あー、クライマックスはffでもう少し長く響かせたらブラーヴァってなるのに、なんでそんなに早く切り上げるかな、、、」などと残念なところが具体的に見えるようになっていた。

終演後、友人にその話をすると、本人もわかっているのだが、なかなかできないのだそうだ。

一概には言えないが、歌のほうがフルートより人の心に残る演奏をしやすいように思う。

そして歌は幾つになっても、誰でも簡単に始めることができて、楽しめるよね。

フルートで歌のように豊かな表現をするのは大変なことだな。

でもフルートってその音色が何故かとてもいいんだよね。

人の声って生々しいけど、フルートという媒体が声を模倣して響くのもいいものなのだ。


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