2014年10月28日火曜日

化粧と写真でメンタルトレーニング

クリスマスコンサートのチラシ掲載用のプロファイル写真をスタジオでプロの写真家に撮ってもらいました。

自分でデジカメで撮ればタダなのに、、、。

費用はかかるけど、撮影のプロセスがなかなか面白い。

どんな仕上がりにしたいのかと、ヒアリングを受けてから、褒め上手のメイクさんが化粧してくれます。

「女性の場合は歳を重ねるごとに出るシワやシミは邪魔になるんですが、男性の場合は人生経験の年輪として素敵に顔に刻まれるんですよ。XXXXさんはいろいろなよいご苦労が顔に出ていますよ。」

と言いながら顔にシミやシワを隠すためのファンデ塗ってるってのも変な話しなのですが、そこはもうすっかり気持ちよくなってるから、思っても言わないよい子でした。

でもって、カメラマンも、いきなりシャッターを押すではなく、様々な話をしてからポーズの注文をして撮影します。

「少し、目に力を入れて、微笑んでください。はい、そうです、あ、上手ですねえ、いい写真が撮れましたよー。」

所用時間二時間。楽しかったあ。

そして仕上がりは、流石プロの仕事だわ。

へっぽこシロートがまるでプロの演奏家みたい。

こういうの名前負けならぬ、写真負け?


フルートの先生曰く、紙焼きを大きく伸ばして部屋に貼って、自信を持って写真に相応しい演奏をするようにメンタルトレーニングしたらいいとのこと。

なるほど。

そして、本番ではファンデを塗った顔を鏡で見て、しっかりテンションを上げて舞台に立つと過渡な緊張から開放されて自分のパフォーマンスが出し切れるとのこと。

やってみよっと♪ 

♪ルンルン♪
銀座にゴジラ現れる
ランチは鹿児島黒豚スープ麺

2014年10月26日日曜日

宮前丈明さん来日予定

 終演後、レストランの入るビルにてレッスンも受け付けるそうです。

2014年10月24日金曜日

性差を超えて

男性と女性。

人と言う同じ種類の生物に身体的区別が顕著なのは男性と女性という性差だけかもしれません。

長年の風俗習慣から男性とはこのようなもの、女性とはこのようなものという既成概念が規定されていてはいるものの、人としての本質に変わりはないものと思います。

そうは言っても、多くの女性はその場に合わせた服や化粧などの外見にこだわります。

男性はそうでもない傾向にありますよね。

なんとかの会があるから新しく服を買わなくちゃ。

これは前に着たし、流行に外れるからおかしいかなあ。

男から言えば、どうでもいいじゃん、そんなこと。前に買った服でいいんじゃないの?
みんな精一杯着飾ったつもりでも、たいして変わりないじゃん。なんで改めて畏まらないとだめなの?

そう思っていました。



年末の歌のクリスマスコンサートに向けてチラシとプログラムの制作担当を引き受けています。

出演者の写真を掲載するのですが、みなさんプロのスタジオで撮影したプロファイル写真なんです。

これって、みんなプロなんじゃね?

私も同じスタジオで撮影するように促されましたが、今からの予約だとかなり先になってしまいチラシの印刷に間にあいません。

私は今回はスナップ写真でいくことにしていたのですが、私以外の出演者はみんなプロの写真でプロファイルを飾っているではありませんか。

なんだよ、みんな、お見合い写真撮るんだあ、俺だけかあ、スナップでごまかすのは、しょうがねーな、、、。

でもまあ、そのおかげで余計なコストがかからなくてよかったと考えていたのですが、なんだか自分だけ取り残されているみたいだよね。

普段から人と同じことを嫌うのですが、何故かこのことに関しては人と違うことが気になる変な私。

なんか、急にプロファイル用に写真撮影したくなってきた。

ダメ元で銀座にある音楽家のプロファイル写真を得意とするスタジオに電話してみました。

ネットでは予約可能日はかなり先なのですが、電話してみたら明後日に一コマ空いているとのこと。

プロファイル用の撮影を予約しちゃいました。

お値段、高いんだよねえ。。。

こんだけコスト負担するんだったら、かなりうまいもの食えるよね。

が、

しかし、

今、ものすごくワクワクしています。

たった一枚の写真ですが、それっぽく撮れるんですよ。

その写真はコンサートのチラシだけじゃなくて、お見合いにも使えるかもしれないじゃないですか!

え?

葬式にも使えるですって?

葬式なんてくだらないものはやりませんから、使途はコンサートとお見合いだけです。

断じてそれ以外には使いませんから。

いやー、それにしても撮影を予約しただけでこんなにワクワクするなんて。

女性の気持ちの1%くらいわかったかもしれません。

お見合い。あるかなあ、、、。ナイナイ。

二年前に断ったんだから、今さらありえないっつーの。



2014年10月23日木曜日

Success and Failure

うまくいかなかったことと、うまくいったこと。

うまくいかなかったことから、
初見はケーラー、ロマンチックエチュードの#2。人形のワルツ。
四分の三拍子で八分音符の羅列。

前回のレッスンでチラ見していたし、3拍子を感じながら吹けばいいだけのこと。

しばらく楽譜と睨めっこして、これならできると思った。

が、できなかった。

楽譜を眺めて、頭の中で歌うことはできるのだけれど、実際に楽器を吹くとなぜか、付点四分音符の長さで躓く。

悔しいけど面白い。毎回思うことだけど、次回こそは成功させるぞという意気込みなのだ。

当然結果は大きな×。

で、次回はこの×のついた人形のワルツをきっちり表現して演奏することが課題になった。

くーーー、一度はへくったけれど武者震いするのう!

で、うまくいったこと、
暫く前に「明日」という平原あやかの曲のリズムが掴めなくて、散々レッスンしたのにできず、放置プレイしていたのだが、平原あやかの原曲を何度も聴いてからレッスンで見てもらった。

以前、この曲を初めて聴いて感動した時の音源はやや楽譜どおりのリズムではないように思えるのだ。
ソシソファーソミー、、、の最後のミーが十六分音符一つ分長くなってしまっていた。
そして何度やっても治らない。

できない原因がなんなのか、自分でもよくわからないし、今日できた気になっていて、実はできていないのかも知れない。なにせ、自分の演奏が正しいリズムなのかどうかわからないという情けない状態。
そういう時に専門家に見てもらえるっていいよね。

恐る恐る吹いてみたら、

先生「あ、できていますよ。」

やったーーー!!!

先生「でも、ソシソファーソの最後のファーソが三連符になっていますよ。

またやってもうたか、、、。

なかなか完璧に行かないのね、人生と同じで、、、。

2014年10月22日水曜日

Competitiveness  

ギャレス・マローンの職場で歌おう!】観る。

ギャレス・マローンが様々な職場に合唱団を作る。

音痴な人も仲間に入れて、見事な合唱団に仕上げるという番組構成かと思い期待したのですが、職場内でオーディションをして上手な人を抽出し、更に競争させることによって上達を促すという方法です。

成長に競争原理を活用することは広く行われますが、競争によらない成長はできないものなのだろうか。

成長願望だけをモチベーションとする自然なスピードでの成長でもいいよね。

激しい競争で猛スピードで成長するのって疲れるしね。

SPIテストでCompetitivenessがいつも最低な私。

そしてスポーツ観戦に全く興味なし。

先週末はフルート仲間の発表会と、ご近所のフルート吹きによるアンサンブルの練習。

かなりゆっくりだけど、みんな確実に成長しているのだ。

これでいいではないか。

2014年10月17日金曜日

マスタークラス?

歌の先生の友人がU.S.で活動するフルーティストと友人関係にあります。

昨年そのフルーティストと歌の先生の競演コンサートに出かけ、身近に聴く癒しの音楽にワクワクしたものです。

件のフルーティストが来月来日し、歌の先生と競演します。

もちろん、聴きに行きますが、なんと今回歌の先生の取り計らいでそのフルーティストのレッスンを受けることに。

マスタークラス形式でやるそうです。

マスタークラスってムラマツでは音大卒業生対象の公開レッスンだよね。

なんか場違いな感じ、、、。

え?あなた、そんな技量でマスタークラスに来たの?って思われないかな、、、。

ま、いいよね。

人生にそんな間違いがあったってたいした問題ではないのだ。


久しぶりに予約の取りにくいフレンチビストロをメドックで。


こんなうまいものにありつけるのも、何かの間違いかもしれないし。

2014年10月13日月曜日

声楽の発表会に行って来た

友人の声楽の発表会に行って来た。

昼から夜までの長丁場。

かれこれ六年目の発表会につき合わされた。

これまでは聴くだけだったけど、自ら声楽のレッスンを受けるようになって一年、歌い方だけでなく、聴き方も変わって来た。

これまで、友人の歌はなんとなく、徐々にうまくなってきているなあ、くらいにしか感じなかったけれど、今回は「ああ、だいぶ声が出るようになったのに、うーん、そこでなんで引くかなあ。あー、クライマックスはffでもう少し長く響かせたらブラーヴァってなるのに、なんでそんなに早く切り上げるかな、、、」などと残念なところが具体的に見えるようになっていた。

終演後、友人にその話をすると、本人もわかっているのだが、なかなかできないのだそうだ。

一概には言えないが、歌のほうがフルートより人の心に残る演奏をしやすいように思う。

そして歌は幾つになっても、誰でも簡単に始めることができて、楽しめるよね。

フルートで歌のように豊かな表現をするのは大変なことだな。

でもフルートってその音色が何故かとてもいいんだよね。

人の声って生々しいけど、フルートという媒体が声を模倣して響くのもいいものなのだ。


2014年10月12日日曜日

What a coincident!

昨日の午前中はご近所のフルート仲間とアンサンブルの練習。

半日の練習が終わり、さあランチに行こうとしたら、練習室のあるビルのロビーで奇麗な方達によるフルートアンサンブルの演奏が行われていた。
天井の高いロビーは音がよく響き、本当に美しい。

なにより、我々の演奏とはまるで違う本格的な演奏。

しっかり口直しした感じでしょうか。


そしてアンサンブル仲間の結婚式で食事も口直し。


美味しかったあ!
けど、食い過ぎだよね。
かねてからベジタリアン願望と一日一食に関心があるのだが、なかなかできないのだ。

2014年10月10日金曜日

リズム感が苦手なのボク、、、

レッスン開始はいつも初見のテストで始まる。

昨日から新しくケーラーのロマンティックエチュードで初見テストをすることになった。
これで四冊目。
なにせ初見テストだから、できなくても次回に繰り越すことはないから進むのが早いのだ。
ルンルン♪ って、ここでそれを喜ぶのは違うだろ!

一曲目は四拍子で最も細かい音は十六分音符。シンコペーションもないし、ゆっくり吹けば問題ない。

と、思ったら、問題あったのだ。
フレーズのパターンが途中から、一拍目の裏拍から始まるパターンに変化しているのに、私の演奏はまるでコンピュータのように表面的に楽譜どおりに吹いていて、フレーズ感を無視していた。
何回か吹いてじっくり考えれば、フレーズの切れ目を意識したブレスで(そこそこ)音楽的に吹ける自信はあるのだが、初見でそこまで要求しますか、、、。

次回は四分の三拍子に八分音符が羅列だそうで、これをどう吹くかが見物だそうです。

へっぽこが初見用にロマンティックエチュードはちと難しかったかも。

まあ、ちっとは背伸びするくらいのほうがいいよね。

ウッダールのセレナーデをピアノ伴奏してもらって吹いてみた。

前回はあまり練習していないにもかかわらず、気持ち良く吹けたのですっかりウッダールが好きになって、今回はしっかり練習して行ったのだが、これがねえ、、、うまくいかないんだわ。

毎回、少しでいいから進歩してくれたら嬉しいんだけど、どうも行きつ戻りつするんだよね。

どうやら音楽の稽古ってそういうものみたいです。
なにも、あわてることはないのだ。

なんのために吹いているのか、わからないのだし。。。





CNNでは頻発する警官の有色人種への暴力映像が多数報じられている。
U.S.に較べれば日本は本当にいい国だという気がしないでもないがどうだろうか。

日本の警察、検察、司法、その他多数、、、だって中世のごとくで問題だらけだし、こうした米国のひどい映像を観て、自国を自画自賛してもねえ、、、。

2014年10月6日月曜日

フルートを当てる強さ

暫く前に、flute-flute.netというサイトが開設されていますね。

オーサーのプロファイルが開示されていないので、どういう方が書いているのか不明ですが、そこが何か謎めいているので、あれこれオーサーを想像することが面白い。

どうやらアダルトビギナーのアマチュアではなく、専門に勉強してきた方のようです。

このような上達への秘訣を、少しずつ体系的に解説してくれるサイトって貴重ですね。

よい演奏のために「このようにすべきだ。」という主張には様々なアプローチがあり、まったく逆のことを言う人もいるのでビギナーは戸惑うのですが、このサイトでは様々な先人の主張も紹介しているので、読者にありがちな「なんだよー、どっちなんだよー!」 と言う混乱が起きにくい。

すでに言い尽くされた感もありますが、人の造りは千差万別なので、先人の経験は参考にすれど、自分にあった方法を自分で考えて自分で創って行くしかないのでしょう。


そして、フルートを当てる強さ、ですが、
私は当初、いい音を探しながらあれこれ独学で試行錯誤していたら、段々とフルートを下顎に当てる力が強くなり、暫くフルートを吹いた後は、下前歯に痛みを感じるほどでした。

こんな楽器ずっと吹いていたら、いまに下前歯がおかしくなるぞ。

と本気で身体に悪い楽器だと考えるようになりました。

かなり顔の造作が変わっているのでしょうね、性格と一緒で。

ですが、現在ではそのようなことはありません。

何かを特に意識したわけではなく、ある時はだたスッと自然に脱力したまま、フルートを当ててみたり、そうは言っても出にくいHは強く押しながら少し上向きにしたり、響きが悪い日はよい響きを探りながら強く当てることもあります。
そうしていくうちに、徐々に響きが出て来て、軽く当てる方法に戻るのですが、どうかすると、なかなかよい響きが得られず、力んで響きを得る時と、響きを得られないままの時があります。

アンブシャまわりでよいイメージを得るために観るのはMauro Scappiniさんの演奏です。
このような柔軟な動きをアップで公開しているのですから、大サービスですね。